不動産売却のお悩み解決!家が売れないときに使える10の対処法
2020.04.03不動産売却における最大の問題は、「家が売れない」ことです。
もちろん、家をより高く・早く売るために工夫することも重要ですが、そもそも家が売れなければ、工夫のしようもありません。
不動産売却で損を出さないように、売り主は「家が売れないときの対処法」を知っておきましょう。
今回は、なかなか家が売れないときに役立つ対処法を、全部で10種類ご紹介します。
家が売れないときの対処法
●家が売れないときの対処法:値下げする
家が売れないときに使える一番手っ取り早い対処法が、値下げです。
地域の中古不動産相場を調べて、相場と同程度か少しやすい程度に値下げしてみましょう。
もし、ある程度、内覧などの申し込みがあるのに買い主が決まらない場合は、内覧者に対してのみ値下げを持ちかけるといった手段もあります。
●家が売れないときの対処法:ネット広告の掲載写真を撮り直す
そもそも問い合わせがなく、一向に売却手続きが進まない場合、ネットに掲載している物件写真を撮り直しましょう。
多くの住宅購入希望者は、まずネットの物件広告サイトなどで気になる物件をチェックします。
- 人目を引くおしゃれな外観の写真
- 内装・外観が具体的にイメージできる複数アングルの写真
が、問い合わせ数を増やすポイントです。
●家が売れないときの対処法:ハウスクリーニングを利用する
散らかっている家・汚い家は売れません。
特に、水回りの頑固な汚れやカビ、シミなどは個人で掃除をしても、きれいになっていないケースが多いです。
できれば、不動産業者の担当者や友人・知人等に客観的に見て気になる場所を指摘してもらったうえで、ハウスクリーニング業者を呼びましょう。
●家が売れないときの対処法:ホームステージングで内覧時の印象をアップする
近隣に同じような価格帯で似たような間取りの物件がある場合、ホームステージングでライバル物件に差をつけるのもおすすめです。
ホームステージングとは、家具や家電、観葉植物といったインテリアを使って、モデルハウスのようなおしゃれな空間に仕上げる演出のこと。
内装が良いからといって資産価値が高くなるわけではないものの、おしゃれな内装で内覧者の心を掴めば、その分、住まいを売りやすくなります。
●家が売れないときの対処法:お役立ち情報を紙にまとめたり粗品を用意したりする
- 近くにあるスーパーの定期的な特売日
- 幼稚園・保育園などの充実度
- 小児科・総合病院までの距離や評判
- 治安
など、「住んでいたからこそ分かるお役立ち情報」を紙にまとめ、内覧者に持ち帰ってもらう方法も効果的です。
手元に資料があれば、内覧後、ほかの物件と比較される際にも自分の物件が目立ちます。
また、さらに相手の興味を引きたいなら、内覧用に小分けにしたお菓子など粗品を用意しておいても良いでしょう。
●家が売れないときの対処法:不動産業者に住まいを買い取ってもらう
一般消費者相手に売るのが難しい物件、例えば田舎の物件や古民家、価格の高い収益物件等は、業者に買い取ってもらうという手もあります。
価格競争が起きない分、市場で売るよりは価格が下がってしまいますが、他人に知られることなく短期間で家を現金化できるのが強みです。
●建物を解体して更地にして売る
- 建築基準法を満たしていない
- 古すぎて外観や内装に問題がある
住まいはあえて解体し、更地にしてから土地として手放しましょう。
更地にすることで、「家を新築しようと土地を探している人」や「事業に使える土地を探している企業」などにも不動産を売り込めるようになります。
●家が売れないときの対処法:更地にして他人に貸す
どうしても家が売れない場合、または土地の価値が高く賃貸として活用できる場合は、更地にしたうえで他人に貸すのもおすすめです。
たとえば、持っている土地の近辺に開発計画があれば、商業施設や賃貸不動産のオーナーに土地をレンタルして、不労所得で生活できるでしょう。
●家が売れないときの対処法:クリーニングやリフォームをして賃貸に出す
家をクリーニングしたり、リフォームしたりして、賃貸物件にしてしまうという方法もあります。
住まいの立地によるものの、賃貸として知り合いや他人に貸したり、民泊物件として運用したりして投資の経験を積めば、資産を増やすことも夢ではありません。
●家が売れないときの対処法:売却依頼を取り下げて違う業者に相談する
不動産業者の営業力が足りていなかったり、そもそも業者側に物件を売る熱意がなかったりと、業者の対応に不満がある場合は、売却の依頼を取り下げて別の業者に相談しましょう。
不動産業者によって、顧客数や広告のノウハウなどに差があります。
できれば、地域事情に詳しい地元の不動産業者に相談するのがおすすめです。
まとめ
不動産売却で最も重要なのは、とにかく家を売ることです。
不動産業者任せにしていれば、確実に希望の条件で売ってくれるわけではありません。
売るのが難しい物件、特徴がなく差別化しづらい物件ほど、売り主が積極的に動いたり工夫をしたりして、物件を売り込む必要があります。
ただし、実際の宣伝広告や買い主への営業をするのは、あくまでも業者です。
どのような物件が、いくらくらいで売れているのかを把握している地元の不動産業者に相談し、より良い条件で大切な住まいを売りましょう。