目標は高額売却!不動産を相場より高く売るためのポイント
2020.04.03不動産は、
- どのような物件か
- どういった戦略で売り出すのか
- いつ売るのか
- どの不動産業者経由で売るのか
といったポイントによって、最終的な売却価格が変わってきます。
当然、売り主の工夫や努力による部分も大きいので、不動産をできるだけ高く売りたいなら、不動産を高く売るコツやポイントを知っておきましょう。
ここでは、不動産を相場より高く売るためのポイントを解説します。
売却実績の豊富な不動産業者に相談する
●不動産業者によって物件の売却価格が変わってくる
物件の売却価格は、不動産業者の実力次第です。
例えば、新築の一戸建て建設を中心にしている業者だと、中古の一戸建てやマンションの取引相場を知らなくても無理はありません。
同じ中古物件の売却業者でも、投資家向けの賃貸物件を中心に扱っているに相談したら、満足できる売却価格にはならないでしょう。
だからこそ、中古物件の売却を仲介してもらうときは、実力のある不動産業者に相談することが大切なのです。
見積もりを頼んだり、契約するかどうかを相談したりする際に、近隣地域の売却実績を見せてもらいましょう。
●社歴の長い会社・地域密着型の業者に相談しよう
実績豊富な不動産業者を見分ける際のポイントは、社歴が長く、地域密着型で営業している業者を選ぶことです。
不動産業界では、会社の知名度や規模と実力はまったくの無関係。
むしろ、大手に比べて規模の小さな地元の不動産業者の方が、地域で信頼できない仕事をすると悪評が立って営業できなくなってしまうため、信頼できる可能性は高いです。
「地元で長年営業している」というだけで一定の信頼を置けるため、社歴が長く、地域密着型の業者に相談しましょう。
●営業マンの対応で決めるのもおすすめ
信頼できる不動産業者の中でも、担当者によって実力の差はあります。
そのため、最終的には「目の前の営業マンが信頼できるか」を考えることも重要です。
説明の丁寧さや何となくの直感でも構わないので、話し合いの最中に少しでも不安を感じたら、営業マンを変えてもらったり、別の業者に相談したりしましょう。
不動産業者のやる気を引き出す事前準備や心構えも大切
不動産売却では、手続きの大半を業者に任せます。
しかし、最終的に誰に売るのか、いくらで売るのかを承諾するのはあくまでも所有者である売り主だけです。
定価がない取引だけに、売り主の態度や対応によっては高額売却が遠ざかってしまう場合もあります。
特に注意したいのが、「とにかく高く売ってくれ」「複雑な説明等は聞きたくないし、アドバイスを受け入れる気もない」という投げやりな態度を取ってしまうこと。
不動産を高く売るためには、業者と売り主の連携が必要不可欠です。
物件の情報を良い面も悪い面も含めて詳しく営業マンに伝えたり、営業マンから受けたアドバイスを柔軟に受け入れたりして、より良い売却プランを考えましょう。
売り主の態度が協力的なら、その分、営業マンが真摯に対応してくれる可能性も高くなります。
不動産を高く売るためのポイント
●地域の売却相場を把握したうえで価格を決める
高額売却を狙う場合、まず地域の売却相場を見極めましょう。
基本的に、相場より高い物件はなかなか売れません。
周辺のライバル物件と差別化し、他の物件や土地にはない魅力を付加価値としてアピールすることが、相場より高く売るための秘訣です。
また、不動産売却では、多くの場合売り出し価格を後から値上げできません。
最初から2,000万円で売り出すより、1,500万円で売り出した物件を2,000万円に値上げした方が「割高だ」というイメージを持たれて売れ残りやすくなるので、売り出し価格は慎重に決めましょう。
●不動産を売り出す前に売却プランを立てておく
高額売却を希望するなら、実際に物件を市場へ出す前に売却プランを立てておくことをおすすめします。
あらかじめ売却のルールを作っておけば、売るかどうか悩んだときも迷わずに判断できるからです。
- 最低何ヵ月は問い合わせがなくても強気の価格で売り続けるのか
- どういった方法で物件を広告するのか
- 値引きに対応するかどうか
- 内覧の準備にいくらかけられるのか(クリーニングやホームステージングなど)
といった方針を、営業マンと相談して決めておきましょう。
●ハイクオリティーな物件写真を多数用意する
物件を相場より高く売るためには、「この物件なら高くても当然」「この価格を出してでも買いたい」という納得感の演出が必要不可欠です。
最初の問い合わせを増やすためにも、広告用の物件写真はプロのカメラマンに依頼し、クオリティーの高いものを用意しましょう。
まとめ
不動産の高額売却を目標に掲げる場合、通常の不動産売却よりも入念に売却プランを立てて動く必要があります。
ただし、そもそもの話、相談する不動産業者に実力が足りなければ、効果のある売却プランやアイデアを提案してもらえません。
売却実績の豊富な地元の不動産業者に相談して、売り出す物件に合った売却計画を練りましょう。