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現地にいなくても内覧できる!オンライン内見のメリットと注意点

2020.08.21

現地にいなくても内覧できる!オンライン内見のメリットと注意点

コロナウイルスの蔓延によって外出の機会が減った結果、にわかに注目を集めているのが、自宅にいながら気になる物件をチェックできるオンライン内見です。

ただし、残念なことに、オンライン内見を導入している不動産業者の数は限られます。
また、オンライン内見ならではの注意点もあるため、オンライン内見を使いこなすためにも理解を深めておきましょう。

この記事では、不動産売却におけるオンライン内見のメリットと、注意点を解説します。

オンライン内見のメリット

●遠方にいて内見が難しいターゲットにも物件を売り込める

オンライン内見の強みは、「全国規模で不動産を売り込める」という点です。
一般的に、不動産の内見は、現地へ足を運んでもらう必要があります。
距離が離れていればいるほど内見や不動産業者探しの難易度が高くなるため、多くの場合、地方の物件は同じ地方に住んでいる人が主なターゲットです。
しかし、オンライン内見システムを使えば、日本各地、それどころか海外からでも気になる物件の内見申し込みを受けられるようになります。

当然のことながら、100人の中から条件の合う買主を見つけるよりも、1,000人の中から条件の合う買主を見つける方がはるかに簡単です。

不動産売却の可能性を広げるという意味では、従来の内見よりもオンライン内見の方が優れているといえるでしょう。

●感染症などの感染リスクを避けられる

不動産の内見は、

・不動産業者と待ち合わせて業者の車で物件へ移動する
・業者立ち会いのもとで内見をする

という流れで進めるのが一般的です。

進行上、どうしても不動産業者の担当者と接近する機会が増えるため、感染症リスクを考えると安易に内見しづらいという問題がありました。
しかし、オンライン内見なら、物理的に他人と接触する必要がないため、コロナウイルス等の感染リスクを考えることなく安心して内見してもらえます。

●時間さえ合えば好きな時間に内見可能

不動産業者の営業時間にもよりますが、オンライン内見なら24時間いつでも内見可能です。
極端な話、インターネット環境とカメラを搭載したスマートフォンがあればオンライン内見できるため、早朝や深夜、仕事が終わった夜の時間等も内見の選択肢に入ってきます。

時間の縛りがなくなることで、これまで仕事や家事で忙しく、内見する余裕がなかった人にも物件を売り込みやすくなるのは、売主側にとって大きなメリットといって良いでしょう。

また、待ち合わせ等の必要がないことから、気軽に「平日と週末」や「朝と夜」といった時間帯別の内覧に対応できるというメリットもあります。

●不動産オーナーの立ち会いが不要

一般的な内見では、不動産オーナーの立ち会いが必要です。
しかし、中には人見知りの人もいれば、他人に見られずじっくり内見したい人もいます。
オンライン内見なら、必ずしも不動産オーナーが同席する必要はありません。
内見のハードルが下がれば、より多くの人に売り出す物件を見てもらえるでしょう。

なお、ビデオ通話などを使えば、リアルタイムで質問に答えたり、交渉をしたりするといった対応も可能です。
遠方の不動産を売る場合など、オーナーが気軽に内見へ同席できないケースでも、オンライン内見は役立ちます。

オンライン内見の注意点

●室内の明るさやインテリアで内見の印象が大きく変わる

オンライン内見は、スマートフォンやカメラのレンズ越しに内装を見せることになるため、裸眼とは印象が変わりやすいです。
一般的に、レンズの小さなカメラは暗所をきれいに撮影するのが難しいため、内見の印象を高めるために室内を明るくしたり、インテリアにこだわったりする必要があります。

●物件の内装だけでなく外観や周辺環境の紹介も必要

オンライン内見をする場合は、部屋の中だけでなく外観や建物の周囲も見せましょう。
不動産売却では、周辺環境も購入を左右する要素の一つです。
部屋に到着してからオンライン内見を始めると、物件の魅力を伝え切れません。

●不動産業者によってはオンライン内見に対応していない

オンライン内見最大の問題点は、「不動産業者によって対応しているかどうかが異なる」ことです。

ただし、ある程度新しいスマートフォンとインターネット回線さえあれば、簡易的なオンライン内見はすぐに始められます。
現在オンライン内見に対応していない業者でも、メリットや注意点を理解したうえで話を持ちかければ、オンライン内見の新規開拓も可能でしょう。

●寸法や部屋のサイズ感が伝わりづらい

画面越しの見学となるため、オンライン内見では細かいサイズ感や寸法がわかりません。
部屋の寸法は、家具や家電の買い替えが必要かどうかといった点にも影響してくるため、測れる場所はあらかじめ寸法を測っておきましょう。

まとめ

オンライン内見は、コロナウイルスの影響下でも安全・安心に内見してもらえる便利な手段です。
ただし、すべての不動産業者がオンライン内見に対応しているわけではありません。
また、カメラの使い方によっても物件の印象が大きく変わります。
それでもメリットの多い手段なので、オンライン内見のメリットと注意点を知って、使いこなせるようになっておくと良いでしょう。

 

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