意外と大切!不動産の売却時に営業マンとこまめに連絡を取るべき理由
2022.09.27
不動産を売却するときは、業者選びの段階から買い主が決まるまで、担当営業マンと小まめに連絡を取りましょう。
なぜなら、売り主が不動産売却に協力する姿勢を見せることで、営業マンは不動産の売却活動に力を入れてくれるようになるからです。
ここでは、不動産の売却時に営業マンと連絡を取り合うべき理由をお伝えしていきます。
不動産売却の成功は営業マンの実力とやる気で決まる
不動産売却では、物件広告の作成や問い合わせ対応、買い主との各種交渉に契約書の作成といった実務のほとんどを、営業マンに任せるのが一般的です。
そのため、どれだけ条件の良い不動産でも、窓口となる営業マンの対応や態度に問題があったり、営業マン側が不動産を売り込む気がなかったりすると良い売却はできません。
つまり、不動産売却を成功させるためには、実力とやる気のある営業マンを見つけて、そのやる気を成約まで持続させることが重要なのです。
そのためには、良い営業マンを見極めるためのコツを学んだり、営業マンのやる気を持続させるために売り主として何ができるかを知っておいたりする必要があります。
不動産業者を見極めるには複数回の会話が必要
不動産業者の営業マンが信頼できる相手かどうかを判断する場合、複数回の面談を行いましょう。
たった一度、短時間査定や不動産売却の相談で顔を突き合わせたところで、営業マンがどういう方なのかはわかるはずもないからです。
また、営業マンの中には、自分が得をしたり楽したりできるなら、売り主が損をする選択肢でも平然とおすすめしてきたり、契約を取ったら途端に連絡が取りづらくなったり、付き合いのある業者へ物件を仲介するために不動産をわざと売れ残らせたりする者も存在します。
こういった営業マンは、根気良く丁寧に営業をするのが苦手だったり、複数回話す機会を設けたりするとボロを出したりすることもあるので、複数回の会話が効果的です。
さまざまな業者と話をしてから契約するようにすれば、各営業マンの対応を比較できますし、何度も話を聞くことで不動産売却に関する知識も深まります。
営業マンのやる気を維持するために契約後も連絡を取り合おう
不動産の営業マンは、一人で複数の案件を抱えていることが多いです。
同時並行的に複数の不動産売却案件を手掛けている以上、どうしても利益率や売りやすさ、売り主との関係によって営業活動のやる気や優先順位に差がついてしまいます。
良い関係を構築できている売り主とそうでない売り主がいたら、前者を優先してしまうのが人情なので、「この売り主の案件は後回しで良いだろう」と思われないように、契約後も継続的に営業マンと連絡を取り合いましょう。
「プロに任せたのだし、後は何もしなくたって良いだろう」という態度では、いくらプロでも熱意をもって売却できません。
売却に協力する姿勢を見せることも、不動産売却の成功を引き寄せるポイントなのです。
といっても、毎日毎日過度に連絡を取る必要はありません。販売活動の定期報告を受け取ったときに内容について返信したり、疑問点を質問したりするだけでも、不動産売却に協力する意思があることをアピールできます。
やる気のある営業マンを見つけるコツ
●契約や売却に関するデメリットを質問してみる
「専任媒介契約以上にすると他社とは契約できなくなる」「いくらで売れるとは断言できない」など、説明することで自社が損をするかもしれないことも丁寧に説明してくれる営業マンは、顧客利益を重視している可能性が高いです。
逆に、契約や売却に関して一切デメリットをいわない、自社や自分との契約をやたらと勧めてくる営業マンには注意しましょう。
●返答・対応の早さをチェックする
仕事を抱えすぎている営業マン、仕事ができない営業マンは、質問や問い合わせに対する返答や行動が遅いです。
不動産売却では、営業マンが売り主側の窓口になります。
レスポンスの遅い営業マンに不動産を任せると、買い主から問い合わせや内覧の申し込みがあっても対応が遅れ、売却チャンスを逃す可能性が高くなるため、意識して質問をしてみましょう。
●販売実績を見せてもらう
営業マンの良し悪しを確認する方法としては、販売実績を見せてもらうのも効果的。
できれば、営業マンが手掛けた物件広告を見せてもらいましょう。
不動産の販売図面は各社のテンプレートを使うのが一般的ですが、広告の見やすさやアピールポイントは担当者が考えます。
広告のわかりやすい営業マンは、向上心があり仕事ができる可能性も高いです。
まとめ
不動産を良い条件で売りたいなら、やる気と実力を併せ持った営業マンを捕まえることが重要です。
ただ、営業マンの良し悪しは一度会話した程度ではわかりませんし、契約した後に放置すると販売活動を後回しにされることもあります。
業者を探すときは、相見積もりを取って複数回面談し、契約後も小まめにコミュニケーションを取って営業マン側のモチベーションを下げないように気をつけましょう。
面倒かもしれませんが、売却に協力的な姿勢を見せることが、結果的に不動産売却の成功につながります。