疑問を解消！不動産売却査定の良くある質問とその答え｜永大ハウス工業

初めて家や土地を売る方にとって、不動産売却や業者の査定は何が何だかわからないことだらけです。
そのため、良く知らない手続きを受けるにあたって、事前にある程度、予習しておきたい、疑問点を解消しておきたいと考える方も少なくありません。

今回は、不動産売却査定について良く寄せられる質問と、その回答をご紹介します。

●Q.査定結果と売却価格って同じじゃないの？

A.多くの場合、査定結果と売却価格は違います。
査定とは、「不動産業者による家や建物の市場価値調査」です。
不動産には定価がないので、築年数や立地、地域の相場等を考慮して実際の取引価格が決まります。
ただ、何かしら基準になる価格を決めないとそもそも不動産を売り出せないので、「今の状況だとこの物件はこれくらいで売れるだろう」という売却予想価格を査定で調べてもらうわけです。
そのため、買い主と価格交渉や不動産市場の動向によっては、売却価格が査定結果よりも安くなってしまう場合があります。

●Q.不動産の査定にお金はかかる？

A.不動産の査定は無料です。
不動産業者による査定には、電話やネット経由で申し込みできて結果もわかる「机上査定」と、不動産業者のスタッフに来てもらって不動産を調べてもらう「訪問査定」があります。
ただ、どちらの査定であっても、不動産業者による査定は無料です。

法律上、不動産の売り主が業者に支払うのは、仲介手数料だけと決められています。
仲介手数料は、不動産売買が無事成約してから支払う後払いのお金なので、査定を受けただけでお金を請求されることはありません。

●Q.査定した後に契約を断るときはどうすれば良い？

A.査定結果を受け取った後、「少し考えます」といって断ると良いでしょう。
不動産業者による査定は無料です。
また、ほとんどの業者は複数の業者に査定を頼み、その結果を比較する「相見積もり」前提で査定や営業を行っているので、「もう少し別の業者の話も聞きたいな」「前の業者のほうが良い査定だったな」といった場合は気軽に契約を断っても問題ありません。

むしろ、相見積もりを嫌がったり、その場で契約を迫ってきたりする業者は悪徳業者の可能性が高いので、勇気をもって断りましょう。

●Q.媒介契約って何？

A.売り主と不動産業者が交わす契約のことです。契約内容は3種類あります。
媒介契約は、「売り主が仲介手数料を支払う代わりに業者は不動産売却の仲介をする」という契約の専門用語です。
契約内容と縛りの強さに応じて、媒介契約は3種類あり、売り主が不動産業者と契約するときは「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」のどれかを選ぶことになります。媒介契約は、原則3ヵ月で期限が切れて結び直すかたちとなっており、専任媒介契約・専属専任媒介契約は一度契約すると途中解約をするのが面倒です。
契約する前に各媒介契約の中身を不動産業者に説明してもらい、自身の状況に合ったものを選びましょう。

●Q.他の業者にも見積もりを頼んでいることは伏せるべき？

A.伏せる必要はありません。
多くの不動産業者は、売り主側が相見積もりを取ることを当然だと考えています。
ネットを通じて複数の業者から見積もりを取れる、「一括見積もりサービス」なども提供されているくらいです。
そのため、相見積もりしていることを無理に伏せる必要はありません。
ただ、過剰に相見積もりを取っていることをアピールする意味もないので、「こちらの業者の方が気に入っているけど、査定は別の業者の方が良かった」といった場合に他社の査定結果を出して交渉すると良いでしょう。

●Q.査定は一日で終わる？例えば今日お願いできるの？

A.机上査定なら数時間、訪問査定だと数日かかります。
机上査定は、住所地や間取り図、過去の取引データ等を使っておおよその査定価格を出すので、早ければ1時間ほどで結果が分かる手続きです。
一方、訪問査定は実際に現地を訪問してもらい、家の中を見せて査定を受けるので、予定の調整や査定結果の算出に数日かかってしまいます。
当日中に査定結果を知りたいなら、まずは机上査定を受けておおよその査定価格を調べると良いでしょう。

●Q.一括査定というものがあると聞いたけど？

A.インターネットで利用できる無料の相見積もりサービスです。
一括査定は、ネット上で提供されている無料の机上査定相見積もりサービスとなっています。
24時間いつでも机上査定を頼めるので、各業者に直接連絡を取って査定を受けるのが面倒くさい、本格的に売却するかどうか決めるための参考として査定額を知りたいといったケースで利用すると良いでしょう。
ただ、一括査定を利用すると、営業の電話やメールが届きやすくなります。

不動産の査定は、「これから家を売りたい」「売るかどうか悩んでいる」方向けの無料サービスです。
結果を聞いてから契約を断ってもお金はかかりませんし、不動産売却についてプロに質問したり相談したりするきっかけにもなるので、気軽に利用してみましょう。

不安がある場合は、担当者と対面しなくても良い机上査定から始めるのがおすすめです。