自分で手続きするより楽!不動産売却を仲介業者にお願いするメリット
2022.10.18不動産を売るときは、自分の力で買い主を探すのではなく、仲介業者に任せましょう。
ただ、不動産業者と契約することで生じるデメリットもありますし、業者に担ってもらう役割が大きい分、仲介選びに失敗したときのリスクも高いです。
この記事では、不動産売却における仲介業者の重要性や、仲介業者に売却をお願いするメリットやデメリット、簡単な業者選びのポイントを共有します。
不動産を売るときは仲介業者に任せよう
不動産を売るときは、仲介業者に任せるのがおすすめです。
不動産の査定をして広告を作り、広告を見た人を内覧に案内して、不動産を気に入ってくれた相手と価格交渉をし、契約書を作って決済をするためには、さまざまな専門知識が必要になってきます。
動かす金額が大きいだけあって、個人間売却は売買トラブルになりやすいというリスクへの対処も必要不可欠。
個人で、それも仕事や家事をこなしながら不動産売却の勉強と実務をするのは、誰にでもできることではないのです。
仲介業者と契約をするメリット
●仲介業者と契約をするメリット
仲介業者は、独自の販路と顧客を抱えています。
一般人では利用できない不動産業者専用の物件情報サイトなども利用できるため、仲介業者に不動産を任せた方が、短期間で条件の良い買い主を見つけやすいです。
また、仲介業者がいると、物件の査定・広告作成・売買契約書作り・売買条件の調整といった事務作業のすべてを任せられます。
不動産を売るためにプライベートの時間を割いたり、勉強をしたりする必要はありません。
忙しい方でも、業者を頼れば安心して不動産売却を進められます。
●不動産売却についてわからないことを相談できる
仲介業者と契約すると、不動産売却について分からないことを気軽にプロへ相談可能です。
個人で不動産売却をする場合、「売り出し価格は適切か」「中々売れないが値引きした方が良いのか」「購入希望者から値下げ要求をされた。どうすれば」「買い主から契約書の不備で訴えるといわれた」といった状況になったとき、誰にも相談できません。
不動産売却期間中の不安を軽減する、トラブルを回避するという意味でも、仲介業者と契約するメリットは大きいです。
仲介業者と契約を結ぶデメリット
●成約時に仲介手数料を支払う必要がある
仲介業者に不動産売却を手伝ってもらう場合、成功報酬として仲介手数料を支払う必要があります。
仲介手数料の相場は、法律で請求額の上限とされている、「不動産売却価格×3%+6万円」に消費税です。
3%なら少額だと思うかもしれませんが、仮に不動産を2,000万円で売却できたら、仲介手数料は66万円プラス消費税。
決して小さいお金ではないので、不動産業者と契約するときは、売却代金を全額自由に使えるわけではないことを覚えておきましょう。
なお、業者によっては、仲介手数料の値引きを行っている場合もあります。
●業者との契約によっては売却方法が制限される
不動産業者と交わす媒介契約の内容によって、不動産の売却方法が制限されてしまう点も、仲介業者と契約を交わすデメリットです。
仲介業者に不動産売却を任せる契約には、「他の業者とかけもちできない」ものや、「必ず仲介業者を通して買い主を見つけること(他業者との契約も個人売買もNG)」というものがあります。
媒介契約の契約期間は、3ヵ月。
縛りのきつい媒介契約は、その分、業者側も売却活動に力を入れてくれるので、必ずしもデメリットだけではありませんが、質の悪い業者に拘束されてしまう可能性もあります。
●悪徳業者に騙されるリスクがある
不動産業者を頼る最大のデメリットが、悪徳業者の存在です。
悪徳業者と契約してしまうと、大切な不動産を安値で買い叩かれたり、だまされたりするため、間違いなく売り主が損をします。
しかし、不動産業者について詳しくないと、相談している相手が怪しいかどうかを判断できません。
だからこそ、仲介業者を探すときは悪徳業者を回避するための知識が不可欠です。
不動産業者はどうやって選べば良いの?
仲介業者を選ぶときは、必ずいくつかの業者をピックアップし、査定額の見積もりを取りましょう。
質の良くない業者や悪徳業者は、ほかの業者より明らかに高い・安い査定を出す傾向があります。
見積もり結果が複数あると、平均値と比較して怪しい査定結果を弾けるので安心です。
また、相見積もりなら営業マンの対応も見比べられます。
査定時の対応を見て、信頼に値する担当者かどうかもチェックしましょう。
まとめ
不動産を売るときは、仲介業者と契約するのがおすすめです。
不動産のプロに売却の協力を頼めば、面倒な事務手続きや契約書作成等も任せられますし、自分で買い主を探すよりも早く条件の良い買い主を見つけてもらえます。
ただ、業者と契約することで、仲介手数料の支払いが必要になったり、悪徳業者にだまされるリスクができたりするのも事実です。
不動産売却の結果は、良い業者と契約できるかどうかで決まるといって過言ではありません。
仲介業者選びをするときは、相見積もりを駆使して気になる業者を比較しましょう。