好立地なのにマンションが売れないときはどうする？原因と対策を紹介

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好立地なのにマンションが売れないときはどうする？原因と対策を紹介

2023.04.26

不動産売却市場で、最も売りやすいのは立地の良いマンションです。

ただ、どれだけ好立地でも、他に問題があるとマンションが売れ残ってしまう場合もあります。
売れない不動産を売れるようにするためには、問題に合わせた対策が必要です。

この記事では、好立地なのにマンションが売れない場合はどういった問題点があるのか、問題のあるマンションを売るときはどうすれば良いのかを解説します。

立地の良いマンションは基本的に売りやすい

駅に近いエリアにあるマンション、いわゆる立地の良いマンションを売却する際に知っておいて欲しいのが、基本的に好立地のマンションは売りやすいということです。
駅に近い場所に建っているマンションは、通勤・通学・習いごと・遊びに駅を利用できるので、郊外のマンションよりも人気があります。

また、駅周辺は商店や飲食店等も充実しており、生活の利便性も高いです。
駅の近くは土地の相場も高く、資産価値が目減りしづらいことから、「将来売却したくなっても買い主を見つけやすい」という強みも持っています。
暮らしやすく、便利で売却しやすいのが、立地の良いマンションなのです。

好立地なのに売れないときはマンションの問題点を考えよう

●売れない理由を解消することが大切

基本的に、立地の良いマンションは何もしなくても買い主が見つかります。
しかし、現実問題として好立地なのに中々売れない場合、「立地の良さをかき消すほどの問題がある」ケースが多いです。
マンションのような高価な商品は、ひとつ大きな問題があるだけで簡単に売れ残ってしまいます。
売れない理由を放置していると、いつまで待っても売れないままなので、マンションが売れないときは「なぜ売れないのか」を分析し、成約しない理由を解消しましょう。

●価格が高すぎる

立地が良いのに売れないマンションに良くあるケースです。
不動産は、エリアや広さ、間取りに応じたある程度の相場で売買されます。
同じようなエリア、似たような間取りの物件なら同程度の価格帯で売買されるので、相場よりも設定価格が高すぎると、見た目がきれいで立地が良くても売れません。
近隣エリアのライバル物件を検索してみて、自分のマンションの方が高く売り出されている場合は、不動産業者に相談して売却価格を見直してみましょう。

●条件の似たライバル物件が多数売却されている

たまたま同時期に価格や間取り、築年数の似たマンションが多数売却されていると、マンションは売れづらくなります。
なぜなら、候補が増えれば増えるほど、どのマンションを買えば良いのか買い主側も迷ってしまうからです。
同じような物件が並んでいれば、より条件の良いものから売れていきます。
売れるまで待ったり、一旦売却を取り下げたりして、マンションが売れるチャンスを待ちましょう。

●マンションやマンションの周辺環境に問題がある

好立地のマンションが売れない原因として、見落としやすいのがマンションや周辺環境に問題があるパターンです。

たとえば、
・線路が近く騒音が気になる
・周囲の建物で日陰になっている
・十分な清掃がされておらず部屋が汚い
・共用部分が汚れている
・事故物件として知られている
など。

室内のきれいさなどに関しては掃除で解決できますが、周辺環境の問題は個人の力で対処できません。

ただ、周辺環境の問題を気にしない買い主もいます。
「それでも問題ない」という買い主を見つけることが重要なので、物件の問題点と立地の良さを両方伝えたり、物件の宣伝手法を工夫したりして、買い主を探しましょう。

売れないマンションをできるだけ早く売るためのポイント

●値下げする

売れないマンションを早く売りたいとき、一番効果的なのが値下げです。
単純ですが、売却価格を下げるとそれだけで不動産は売れやすくなります。
ただし、過度な値引きをすると売り主が損をするので、値引きの幅は不動産業者と相談し、相場より数％安くする程度で様子を見ましょう。
必要に応じて、買い主との交渉の中で値下げを持ちかけるという方法もあります。

●プロに依頼して室内の清掃とインテリアの設置を行う

不動産を早く売るコツは、物件を魅力的だと思ってもらうことです。
そして、マンションの印象は内覧で大きく変わります。
室内の掃除とインテリアのコーディネートをプロにお願いすると、「おしゃれ・清潔」というイメージを残しやすくなり、その後の商談につながる可能性も上がるので、マンションがなかなか売れない場合は、プロのサービスも利用しましょう。