買い主の心を掴もう！不動産売却に役立つ内覧準備と掃除のポイント｜永大ハウス工業

不動産を売るためには、内覧準備を万全に整える必要があります。
立地や価格といったスペックがどれだけ優れていても、内覧に失敗すれば成約に結びつかないからです。

ただ、内覧の準備を整えるといっても、何をすれば良いのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、不動産売却に役立つ内覧の準備や、買い主の厳しいチェックを突破する掃除のポイントをお伝えします。

そもそも、どうして不動産売却において内覧が重要なのかというと、不動産は内覧次第で売れるかどうか決まるからです。
不動産市場には大量のライバル物件が存在し、買い主は各物件を比較するので、不動産を売るためには、「ほかの物件ではなく、この物件が良い」と思ってもらう必要があります。

ただ、不動産の良さを買い主にアピールできるチャンスは、「物件広告」と「内覧」くらいのもの。
不動産広告に掲載できるのは、価格や間取り図といったスペック面だけなので、物件広告だけで売却が決まることはまずありません。
だからこそ、実際に物件を見せて魅力を伝えられる、内覧の重要性が高いのです。
内覧の印象が良ければ、価格等が同程度でも、「あの物件が良かったから買おう」と思ってもらえる可能性が高くなります。

●売却する不動産に関する資料や履歴の用意

内覧で買い主の心象を良くするために効果的なのが、「中古だし、見えない問題があったらどうしよう」という中古住宅ならではの不安を軽減することです。
そのため、売却する不動産を買ったときの資料や、住んでいる間に行ったメンテナンス・補修工事の履歴はできるだけ揃えておきましょう。
また、物件周辺の個人的なおすすめスポットまとめなどを作っておくと、喜んでもらえるケースが多いです。

●室内のにおいチェックと換気

自分では無臭だと思っていても、長年暮らしていた家には匂いが染み付いている場合があります。
人間はかぎ慣れていない匂いに敏感なので、靴箱・リビング・水回りを中心に、内覧前は室内の匂いチェックと換気・消臭を行いましょう。

なお、好みもあるので、消臭剤を使うときは無臭タイプがおすすめです。
内覧に同席するときは、においの強いボディクリームや柔軟剤、香水の使用も避けておきましょう。

●照明と空調の動作確認

内覧当日、照明が点かなかったり空調が動かなかったりすると、買い主に「購入前からトラブルが起きる家」というイメージを持たれてしまいます。
普段メンテナンスをしていても、住宅設備はある突然壊れることもあるので、安心できません。
修理を頼むことも考えて、内覧予定日の1週間前には照明と空調の動作確認をしておきましょう。

●身だしなみと不動産の掃除

内覧準備としては、売り主の身だしなみと物件の掃除も重要です。
清潔感のない売り主が内覧に立ち会うと、売り主に対するイメージが悪くなりますし、家が汚いと物件の良いところに目を向けてもらえません。
中古の不動産は、使用感がある分、ただでさえ厳しい目でチェックされるので、買い主から減点されないようきれいにしておきましょう。

●水回りの水垢・ぬめり・カビを徹底的に落とす

住宅の中で一番厳しくチェックされるのが、水回りです。
水回りに水垢・ぬめり・カビがあると、空間全体が不衛生に見えるため、キッチン・トイレ・浴室・洗面台は時間をかけて磨き上げましょう。
しつこい汚れがある場合、水回りだけプロに清掃を頼むのも効果的です。
金属磨きクロスなどを使って蛇口を光らせると、高級感や清潔感を高められます。

●玄関を掃除するときは靴箱の中まできれいにする

内覧時、売り主が最初に目にするのが玄関です。
玄関が掃除されていなかったり、傘や荷物が乱雑に置いてあったり、靴箱に匂いがこもっていたりすると、物件に対する第一印象が悪くなります。
また、玄関は外の光が届きづらいので暗いです。
第一印象が暗いと物件の印象も暗くなるので、あらかじめ玄関の照明を点けておきましょう。

●窓ガラスとベランダの汚れを見逃さない

昼間に家の中から外を見ると、窓ガラスの汚れが目立ちます。
サイズの大きいリビングの窓は、乾拭き・水拭き・洗剤・ガラスクリーナーなどを駆使して、きれいに拭き上げましょう。
また、内覧時に窓を開け、ベランダからの眺望や風通しを確認される方も多いです。
普段使わない場所だからとベランダの汚れや荷物を放置していると、チェックされたとき印象が悪くなるため、窓を掃除するついでにベランダの掃除も行いましょう。

不動産の売買では、同じような価格・立地のライバル物件と比較されるので、内覧で差を付けて「他の物件より良い」と思ってもらう必要があります。

そこで重要になってくるのが、内覧に向けた資料の準備や掃除です。

当日室内に汚れがあったり、照明や空調が壊れていたりすると内覧の印象が悪くなってしまうため、できる限り売却物件をきれいに整え、買い主に物件を気に入ってもらいましょう。