相場より高く売るために知っておくべき不動産売却相場の調べ方

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相場より高く売るために知っておくべき不動産売却相場の調べ方

2023.04.28

不動産売却を考えているなら、相場の調べ方を押さえておきましょう。
なぜなら、相場がわからないと、不動産業者の査定額が適切なのか判断できず、相場に合わせた価格設定もできないからです。

相場を無視した値付けをすると、不動産は売れません。
この記事では、不動産を相場より高く売るために知っておきたい、売却相場の調べ方を解説します。

不動産売却相場の調べ方

●複数の不動産業者から相見積もりを取る

不動産の売却相場を調べる最も確実な方法は、複数の不動産業者から相見積もりを取ることです。
査定を複数受けて平均を出せば、ある程度の相場を把握できます。
相場がわかれば、査定結果が明らかに他社より高い・安い業者、つまり査定結果に問題のある業者との契約を回避できるでしょう。
なお、相見積もりをするときは、業者ごとに査定条件が違うと比較にならないため、同じ条件で査定を頼むことが重要です。

●物件情報が掲載されているサイトを見る

物件情報が掲載されている不動産サイトを見ると、似たような物件の売り出し価格を把握できます。
地域や間取りで詳細検索し、平均値を出せばおおよその相場を割り出せるでしょう。

ただし、物件情報が掲載されている不動産サイトで分かるのは、「現在広告が出ている物件」の売り出し価格です。
なかには、店舗への誘導目的で掲載されている「おとり物件（売るつもりのない好条件の物件）」や、長期間売れ残っている物件なども含まれるため、あくまでも参考程度に考えておきましょう。

●過去の取引データがわかるサイトを確認する

不動産の成約価格をまとめているサイトから、相場を考えるのもおすすめです。
成約価格とは、買い主との価格交渉を行った後に決まる、不動産の最終価格。
売り出し価格よりも相場に近いので、売り出し価格と成約価格を両方調べれば、「これくらいの金額なら売れるだろう」「値引きを見越してこれくらいの売り出し価格にしよう」といった判断ができるようになります。

不動産を相場より高く売却するためにできること

●土地や建物のアピールポイントを見つける

不動産を相場よりも高く売るため必要なのは、相場付近で売り出されている物件よりも、買い主に魅力的だと感じてもらうことです。

そのためには、物件のアピールポイントを見つける必要があります。
・新築・築浅
・広い庭あり
・24時間のゴミ出しステーションあり
・駅近
・人気の高い保育園や幼稚園が近所にある
・スーパーまで徒歩または自転車で行ける
など、買い主が魅力を感じるポイントを見つけて、不動産広告や内覧でアピールしましょう。

●営業力が高く地域の不動産取引に強い業者と契約する

契約する不動産業者の営業力は、売却価格に大きな影響を与える要素です。
営業力が低いと条件の良い買い主を見つけられませんし、物件に対する問い合わせや内覧数も少なくなってしまいます。
不動産業者が地域の不動産取引に精通していれば、その地域ではどういった層に向けてどのようなポイントをアピールすれば良いのかアドバイスしてもらえるので、できれば地元で長年営業している業者を選びましょう。

●必要に応じてリフォームや修繕工事を行う

物件に必要なリフォームや修繕工事を行うと、物件の価値を高められます。
たとえば、壁紙の張り替えやキッチンの改修、トイレやお風呂場の交換などは、内覧時の印象が大きく変わるリフォームです。
ただし、リフォームや修繕工事にはお金がかかります。
売り出し価格にリフォーム費用を上乗せすると、多くの場合、相場から外れて売れ残ってしまうので、工事を行うときは、不動産業者に相談し、必要最低限のリフォーム・補修を見極めましょう。

●内覧までに掃除する

内覧前に物件を綺麗に掃除することで、買い主に良い印象を与えられます。
特に、キッチンや浴室などの水回りは、清潔感が重要です。
また、掃除を行えば、室内の汚れや傷みも目立たなくなります。
物件の掃除は、掃除用品を揃えるお金と時間さえあればできて、効果が大きいので、積極的に実施しましょう。
ただ、忙しくて掃除をする暇がない場合や、頑固な汚れがある場合は、ハウスクリーニングを頼むのもおすすめです。

不動産の相場を調べるときの注意点

相場を調べるときは、複数の情報源を利用しましょう。
なぜなら、情報源がひとつだと、自分の調べた相場が間違っていても気づけないからです。
不動産売却では、知識があると失敗しづらくなりますし、悪徳業者にもだまされにくくなります。
不動産情報サイトや取引価格が分かるサイトで大まかな相場を把握し、不動産業者の査定を複数受けて、より正確な相場を掴みましょう。