マンションから戸建てへ住み替えるメリットと注意点

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マンションから戸建てへ住み替えるメリットと注意点

2023.05.16

「マンションから戸建てへ住み替える」という選択に、憧れをお持ちの方も多いでしょう。
広々とした庭や騒音を気にしなくて良い気楽さなど、戸建ては多くの魅力を持っています。

ただし、マンションから戸建てへの住み替えは、生活環境が大きく変わるため、注意点があるのも事実です。

そこで今回の記事では、マンションから戸建てへ住み替えるメリットや注意点、快適な住まいを実現するためのヒントをご紹介します。

マンションから戸建てへ住み替えるメリット

●同じ価格帯なら戸建ての方が広い家に住める

同じ価格帯のマンションと戸建てを比較すると、多くの場合、戸建ての方が広いです。
なぜなら、立地が重視されるマンションと違って、大半の戸建ては駅から少し離れたエリアにあり、駅から離れたエリアは土地代が安いからです。
戸建てに住み替えれば、広々とした空間で過ごせるでしょう。
また、土地代が安い分、「駅前の中古マンション」と「住宅地の新築戸建て」が同じくらいの価格帯で販売されているケースも珍しくありません。
新築に住みたい方にも戸建てが向いています。

●設計の自由度が高い

戸建て、特に新築住宅は間取り・デザイン・設備などの自由度が高いです。
家族のサイズや好みに合わせたオーダーメイドの住まいを建てられることも、戸建てに住み替えるメリットとなっています。

また、戸建てはマンションに比べて「構造上動かせない柱がある」「上下左右に部屋があるため壁を取り外せない」といったことがないため、リフォーム・リノベーションもしやすいです。

●管理費や駐車場代がかからない

マンションの場合、駐車場は共用部分で、毎月管理費と修繕積立金の支払いが必須なので、住宅ローンや家賃以外の出費が求められます。
また、駐車場や駐輪場の台数が限られているため、「家族の分の自転車を停められない」「家で2台車を使いたいが駐輪場がないため別途駐車場を契約することにした」といったケースも多いです。
その点、戸建ては敷地内に駐車場を用意できるので、駐車場代や管理費をどこかに支払う必要がありませんし、スペースさえあれば何台でも駐車できます。

●庭で過ごせる

戸建ての強みは、庭があることです。
マンションのベランダやバルコニーよりも広いスペースを利用できるため、自宅でバーベキューやガーデニング、天体観測に小規模なキャンプ等を楽しめます。
単純に広いので、布団やカーペットなど大きな洗濯物を気軽に干せるのもポイントです。
アウトドア好きや自宅で過ごす時間を充実させたい場合は、庭付きの一戸建てを選ぶと良いでしょう。

●収納が豊富

戸建てとマンションを比べた場合、戸建てのほうが広いので収納スペースにも余裕があります。
マンションで生活していたときよりも多くの荷物を収納できるため、趣味や季節のアイテム、子育てに必要なおもちゃ・衣類などの置き場所に困ることも少なくなるでしょう。
また、収納スペースが多いと買いだめもしやすいです。
災害時の備蓄や消耗品、食料などを買い貯めしておけば、万が一のときも安心できますし、買い物の回数も減らせます。

●騒音トラブルのリスクを下げられる

ひとつの建物内に複数の住戸が密集するマンションと比較して、戸建ては隣家との距離が離れているため、生活音が響きづらいです。
お子さんが走り回ったり、お子さんのお友達が遊びにきてはしゃいだり、夜に洗濯機や掃除機を使ったりしても近隣の迷惑にならないので、騒音トラブルを気にせずに暮らしたい方は戸建ての方が快適に過ごせるでしょう。

マンションから戸建てへ住み替えるときの注意点

●セキュリティーの強化が必要

一戸建てには、オートロックや防犯カメラなどが標準搭載されていません。
マンションよりも侵入経路になる窓の数も多いため、一戸建てに住み替える場合はセキュリティーを強化するのがおすすめです。
窓や玄関ドアのダブルロックにオートロック、センサーライトの他、踏むと音が鳴る防犯用の砂利などを駆使して、家族を不審者から守れる環境を作りましょう。

●土地の形状や周辺の建物によって住みやすさが変わる

一戸建てはマンションよりも背が低いので、日当たり・風通し・景観が周囲の建物や環境に左右されやすいです。
駅までの距離や交通量等によって住みやすさが大きく変わってくるため、一戸建てを選ぶときは、「生活に不便のない立地なのか」「土地の形状に問題はないか」「日当たりを妨げたり騒音が出たりする建築物がないか」などを確認しましょう。