不動産売却の初心者必見！売却を成功に導くポイントを解説｜永大ハウス工業

不動産売却を成功させるためには、ある程度の知識と準備が必要不可欠です。
行き当たりばったりで売却手続きを進めた結果、悪徳業者にだまされ、損をしてしまったら、そもそも不動産を売る意味がありません。

そこで今回は、不動産売却を成功に導くためのポイントを4つご紹介します。
要点を押さえ、不動産を良い条件で手放しましょう。

●市場調査を行う

不動産は定価がなく、相場で売買される資産です。
相場より高く売り出すと買い主が見つかりづらくなるため、まずは売却を考えている物件と同様の物件が、どれくらいの価格で売却されているのかを調べましょう。
基本的には、大手不動産ポータルサイトやその地域で営業する業者の広告サイトなどをチェックすれば、ある程度の相場を把握できます。

●不動産業者に話を聞く

売却不動産の価格設定を行う場合、不動産業者に査定を頼みましょう。
市場調査でわかる不動産の相場は、あくまでもほかの物件が過去にいくらで売れたかという情報の蓄積です。
手放す物件の状態を考慮しているわけではないため、より詳しい物件の評価を知るためには、専門家の話を聞く必要があります。

ただし、不動産業者によって物件の細かな評価基準が違うため、不動産査定は数社に頼んで結果を比較しましょう。

●必要に応じて不動産鑑定を受ける

相続した不動産の適正価格を知りたい、非常に高額な不動産を売ることになった、親族間で不動産を売買するなど、「客観的な不動産価格を明らかにしたい」事情がある場合は、不動産鑑定士などに依頼して鑑定を受けるのもおすすめです。
鑑定書があれば、不当な値下げや査定をされたとしても反論できますし、不動産市場における物件の信頼性も高まります。

●内覧前の掃除と消臭は必須

不動産は、内覧対応が良くないと売れません。
そこで重要なのが、内覧前の掃除です。
注意深くチェックされる水回りを中心に、家中の汚れ・埃・ゴミなどを取り除きましょう。
また、生活臭などが残っていると内覧者が不快になる可能性があるため、消臭も必須です。
かぎ慣れた匂いにはなかなか気付けないものなので、友人などに頼んで匂いもチェックしてもらいましょう。

●欠点を隠さず強みをアピールする

内覧時に隠しごとをすると、後日不動産の欠点がわかった際に買い主の信頼を失います。
そのため、内覧をするときは不動産の欠点を包み隠さずに伝え、その上で物件の特徴や強みをアピールしましょう。
不動産の強みをアピールする際は、家の設備や住みやすさだけでなく、地域の治安や買い物のしやすさといった、地域情報を入れると効果的です。

●オンライン広告を充実させる

買い主の多くは、インターネットで物件を探します。
そのため、不動産をより多くの方に見てもらい、内覧予定を取り付け、買い主を見つけるためには、オンライン広告の充実が不可欠です。
物件の写真や動画を撮影し、物件詳細の文章も細かく書き込んで、不動産ポータルサイトや不動産業者の自社サイト等に掲載してもらいましょう。

●営業力の高い不動産業者に任せる

不動産売却を仲介してもらう業者の営業力が高いと、その分、多くの買い主候補や不動産業者に情報が行き渡ります。
一口に不動産業者といっても、得意とする不動産のタイプは違うため、マンションを売る場合はマンションの取り扱い実績が多い業者に、戸建てを売る場合は戸建ての取り扱い実績豊富な業者に仲介をお願いしましょう。
営業力の高い業者を見つけるためにも、複数社に査定を依頼し、対応を気に入った業者の評判を調べることが大切です。

●安易に値引きしない

不動産売却では、多くの場合買い主から値引きを要求されます。
しかし、安易に値引きをすると売り主が損をするため、過度な値引きは断りましょう。
一定期間売れなかったら3％値引きする、買い主が出せる限界額を聞き出して値引き額を調整する、値引きに応じる代わり現状渡しを認めてもらうなど、売却交渉のルールを決めておいて、ルールに従った対応をするのもおすすめです。

●即決せず専門家に助言を求める

押しに弱いタイプの売り主は、買い主から値引き交渉を持ちかけられた場合、即決せずに専門家と相談しましょう。
判断を保留すれば、気弱そうだからと強気の値引きをふっかけてくる買い主に出会ったとしても、流されません。
仲介業者の意見を聞いて、価格交渉を受けるか蹴るかを決めれば、自分が損をするリスクを最小限に抑えられます。

不動産売却を成功させるためのポイントは、適切な価格設定・物件の魅力を引き出す内覧対応・不動産の集客性を高める広告戦略・損を避ける交渉術の4つです。
行き当たりばったりで闇雲に不動産売却を進めても、求める結果は掴み取れません。
希望の期間や金額で不動産を売却し、悪徳業者にだまされるリスクを軽減するためにも、不動産を売るときは慎重に売却準備を進めましょう。