不動産が売れない理由は何?中々売れないときの対策も紹介
2023.11.07
不動産を売り出したのは良いものの、なかなか売れずに困っているという方は少なくありません。
そこで重要なのが、不動産が売れない理由や対策を学ぶこと。
不動産は高価な商品なので、売れない理由を解消せずにただ待っているだけでは、良い買い主と出会えません。
今回は、不動産が売れない理由と売れないときに売り主としてできること、何ヵ月間、売れ残っていたら対策をした方が良いのか等について解説します。
不動産が売れない理由
●不動産自体に問題がある
不動産が売れない理由の一つ目は、不動産自体に問題があるケースです。
そもそもの前提として、中古の不動産は、多くの強みを持つ物件より、欠点の少ない物件の方が市場で高く評価される傾向にあります。
・同程度の物件よりも価格が高い
・駅から遠く不便
・築年数が古い
・間取りが使いづらい
・修理の必要な箇所や設備が多い
など、不動産自体に何らかの問題があると、なかなか売れません。
●仲介を任せている不動産業者に問題がある
不動産が売れない理由の二つ目が、仲介業者に問題があるケースです。
一口に不動産業者といっても、その実力や実績は決して同じではありません。
実力不足・経験不足の業者や、実績があってもやる気のない担当者を引き当ててしまうと、売れる物件でも売れ残ってしまうのです。
不動産に関する問い合わせが少ない、担当者の対応や連絡の頻度に不満があるといった場合は、業者の変更も視野に入れましょう。
●不動産市場の問題で売れていない
不動産が売れない最後の理由は、不動産市場に問題があるケースです。
実は、物件に問題がなく、不動産業者が十分なサポートをしているにも関わらず、不動産が売れない場合があります。
たとえば、近隣の地域で同程度の物件が多数販売されており、ライバル物件が多すぎるので買い主が見つからない、景気が落ち込んで家を買いたいという方が減っている、といった状況だと中々売却できません。
市場の動向に関しては、その時々で変わるため、不動産を売るときは地域の不動産事情に詳しい業者を頼るのがおすすめです。
不動産が売れないときにできること
●不動産広告の写真や内容をチェックする
今や誰もがスマートフォンやパソコンで物件探しをする時代、不動産に対する問い合わせや内覧の予約数は、ネット広告の魅力で決まるといっても過言ではありません。
そこで重要なのが、物件写真や宣伝内容のチェックです。
物件の良い部分をアピールする写真を撮ったり、外観・内装を含めて十分な枚数の写真を用意したり、近隣施設や周辺環境に関する詳しい説明を載せたりして、広告経由の問い合わせを増やしましょう。
●不動産業者に相談してみる
不動産が売れないときは、不動産業者にどうすれば良いか相談するのがおすすめです。
・価格設定が高すぎるため値引きした方が良い
・ターゲットを絞って広告の内容を手直ししよう
・この地域では近所の住民が家を買うケースが多いため、ポスティングを増やしてみる
など、的確なアドバイスを受けられれば、売却の成功率を底上げできます。
相談中、相談後の対応が不十分なら、不動産業者の変更も検討しましょう。
●契約する仲介業者を変える
不動産業者の対応に不信感を覚えたり、担当者との相性が気になったりする場合、不動産業者を変えるという手もあります。
売りたい不動産の売却実績が豊富な業者や、相性の良い担当者と出会えたことで、買い主が見つかるケースは少なくありません。
また、不動産業者を変えるときに査定を受け直すことになるため、売却条件等を見直す良いきっかけにもなります。
●内覧時の対応を見直す
不動産業者やインターネット広告経由での問い合わせはあるのに、内覧の後成約につながらない場合、内覧対応に問題がないか確認しましょう。
中古不動産の購入者は、ほとんどが内覧で気に入った物件を購入します。
- 整理整頓と掃除をしてきれいな状態で内覧を行う
- 日当たり・騒音・住みやすさや交通の便等について答えられるよう準備する
- 内覧中はなるべく買い主に話しかけず、自由に見てもらう時間を増やす
- 気持ち良く内覧ができるよう、内装を整える
など、内覧の準備と当日対応を見直すのがポイントです。
何ヵ月売れ残ったら別の方法を考えたら良いの?
不動産が売れるかどうかは、時期や運にも左右されます。
ただし、不動産業者と交わす仲介の契約期間は、最長3ヵ月です。
3ヵ月待っても売れなければ、媒介契約を結び直しても売れる可能性は低いので、値下げや売却プランの練り直しも含めて対処を始めましょう。
半年・一年経ってもほとんど問い合わせがない場合は、不動産業者の変更もおすすめします。
まとめ
価格が高すぎる、不動産業者のサポートが不十分など、不動産が売れない理由はさまざまです。
ただし、物件広告の写真を見直したり、売却プランや売却価格を調整したり、契約する業者を変えたり、内覧時の対応に不備がないか確認したりすれば、多くの場合問題なく売却できます。
不動産にもよりますが、3ヵ月から半年待っても売れないなら、何らかの問題を抱えている可能性が高いので、不動産業者と相談して売却プランを練り直しましょう。