見分け方のコツは?信頼できる不動産業者・担当者選びのポイント
2024.03.19不動産売却を成功へと導くために最も大切なことは、信頼できて、実力のある不動産業者と出会うことです。
ただし、世の中には無数の不動産業者が存在しますし、良い不動産業者だからといって、必ず良い担当者が付くわけではありません。
担当者との相性もあるので、不動産を売るときは、「自分に合った業者・担当者の選び方」を知っておく必要があります。
ここで、信頼できる不動産業者と、信頼できる担当者選びのポイントを押さえておきましょう。
不動産を売るなら業者と担当者両方の見極めが大事
●不動産業者によって実力や対応は大きく違う
不動産を売却する際、最初に考えるべきポイントが、不動産業者の見極めです。
一口に不動産業者といっても、戸建ての売却に強いところもあれば、マンションの売却に長けているところもあります。
取り扱っている不動産の種類や、営業地域によっても得意不得意の差が出るため、不動産の売却時は自分が売りたい地域で、売りたい不動産の売却に強い業者を探す必要があるのです。
●良い業者=良い担当者とは限らない
ただし、注意しておいて欲しいのが、良い業者なら良い担当者が付くわけとは限らないことです。
不動産売却では、自分に付いた担当者が土地・建物の仲介を行うため、良い業者を見つけても、担当者の経験や知識、対応力が不足していると良い結果につながりません。
不動産を売る時は、担当者と顔を合わせて、相手に十分な知識や経験があるのか、コミュニケーションを取りやすいのか確認する必要があります。
信頼できる不動産業者を選ぶコツ
●信頼できる不動産業者を選ぶコツ
不動産業者の良し悪しを見極める方法で、最もわかりやすいのが、相見積もりを取ることです。
相見積もりとは、複数の業者に不動産の査定を頼むこと。
不動産の査定は、各業者独自の基準で行われるため、依頼する業者によって査定結果に差が出ます。
不動産の売り主が査定結果だけを見ても、本当に適切な評価をされているのか判断できません。
しかし、相見積もりで業者の査定や対応を比較すれば、査定に関する知識がなくても、良いなと感じる業者を判別できます。
●自分で調べた売却価格の相場と見積もりの差を見る
相見積もりを利用する際のコツとして、ぜひやって欲しいのが、自分でも売却価格の相場を調べることです。
たとえば、インターネットの一括見積もりサービスを利用したり、物件情報サイトで、売りたい不動産と同程度の築年数・立地・間取りの物件がいくらで売買されているかを調べたりしておくと、自身の調査結果と業者による査定価格に差があったときに何故なのかを質問できます。
●店舗の口コミ・評判を調べる
友人知人の口コミやインターネット上のレビューなどを通じて、店舗の評判を調べることも重要です。
同じ不動産業者でも、店舗によって働いている社員は違うため、対応には差が出ます。
不動産売却では、契約した店舗の担当者とやり取りをしながら売却手続きを進めていくことになるため、できる範囲で店舗の口コミと評判を調べましょう。
ただし、特にネット上の口コミや評判は、簡単に改ざんできてしまいます。
全面的に信用するのではなく、「査定を頼む業者選びの参考」程度に考えておくと良いでしょう。
信頼できる担当者の見分け方
●査定の根拠を答えられる
信頼できる担当者を見分けるポイントの一つが、査定の根拠を聞いてみることです。
査定の根拠を説明するためには、過去の取引事例や近隣エリアの不動産売買事情といったさまざまな知識が求められるため、質問の答え方である程度担当者の実力を確認できます。
また、細かく説明してもらう機会を設けることで、説明のわかりやすさや言葉選び、担当者の態度などをチェックできるのもポイントです。
●質問や問い合わせのレスポンスが早い
不動産業者の担当者を見極めるときは、積極的に売却に関する質問や問い合わせを行い、どれくらいの速度でレスポンスしてくれるか確認しましょう。
レスポンスが早いと、売り主の対応を優先的に行っており、なおかつ短時間で売り主の疑問に答えたり、適切な提案を行ったりする知識や経験を持っている可能性が高いです。
不動産売却には、最低でも3ヵ月程度の時間がかかります。
小まめにコミュニケーションを取れる担当者でないと、取引の間不安を覚えることになるため、レスポンスの早さは積極的に確認しましょう。
ただし、レスポンスが早くても、具体的な説明ができなかったり、「絶対にこの条件で売れます」と安易に断言してきたりする場合は、要注意です。
まとめ
不動産売却を成功させるためには、信頼できる不動産業者と担当者を見つけることが大切です。
不動産業者と交わす契約の期間は、原則3ヵ月。
業者選びで失敗すると、数ヵ月間、買い主を見つけられず、時間を無駄にしてしまいます。
相見積もりで査定結果や業者の対応を比較しつつ、店舗の評判を調べたり、査定の根拠を尋ねたりして、説明のわかりやすい担当者、レスポンスの早い担当者を見極めましょう。