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不動産売却を成功に導く鍵!売却手続きのポイントを紹介

2024.05.13

不動産売却を成功に導く鍵!売却手続きのポイントを紹介

不動産売却は、大きなお金を動かす手続きです。

ただし、多くの売り主は不動産を売ったことがないため、信頼できる不動産業者の見分け方や、売却手続きを成功させるために必要なポイントがわかりません。
不動産売却を成功させるためには、ある程度の知識も必要不可欠。

この記事では、不動産売却をスムーズに進め、望んだ結果を手にするためのポイントをご紹介します。

ポイント①適切な査定を受ける

●査定結果が悪いと売却結果も悪くなる

不動産を良い条件で売る上で、重要なのが適切な査定を受けることです。
査定の精度が悪いと、不動産の売り出し価格が高くなり過ぎて売れ残ってしまったり、逆に安く売り出し過ぎて損をすることになったりする可能性があります。
不動産の査定は、各業者が独自の判断基準で行っているので、同じ不動産でも同じ査定結果が出るわけではありません。
1社の査定結果を見ても、その結果が適切なものかはわからないため、不動産を売る時は複数社に査定を頼みましょう。

●査定の種類と使い分けのコツ

不動産の価値を調べるために受ける査定には、訪問査定・机上査定・一括査定・AI査定など、いくつかの種類があります。
この中で、最も査定の精度が高いのは、現地の不動産をチェックした上で価値を算出してもらえる訪問査定です。
ただし、訪問査定は結果が出るまで1週間以上かかります。

一方、訪問査定以外の査定は、過去の取引データを使って大まかな査定額を出すため、訪問査定よりも精度が甘い代わりに、時間がかかりません。
現地訪問の不要な机上査定・一括査定・AI査定を使って短時間で不動産の相場を把握しつつ、より深く話を聞いてみたい業者に訪問査定を頼めば、効率的な情報収集が可能です。

ポイント②信頼できる不動産業者に相談する

不動産の世界には、悪徳業者が存在します。
なぜなら、不動産売却は、利用者の多くが不動産売却未経験の一般人であり、知識や経験のある悪徳業者からすれば簡単に騙せる相手だからです。

悪徳業者に引っかかってしまうと、不当に安い金額で不動産を売却させられたり、内訳の良くわからない手数料を請求されたりすることがあります。
不動産を売る時は、悪徳業者との契約を避けるために、業者の評判を調べたり、複数の業者から話を聞いたりすることが重要です。

ポイント③不動産の魅力を最大限に引き出しアピールする

●売る家・土地はきれいにするのが鉄則

不動産の売り主が相手をする買い主の多くは、自分で住むための家を探す一般人なので、物件広告や内覧の印象が悪いと不動産が売れません。
そこで重要なのが、掃除と整理整頓です。
「きれいに見えない」「老朽化が激しい」「薄暗い」といった第一印象を持たれると、挽回するのは難しいため、家や土地を売却するときは徹底的に掃除し、不用品を処分しましょう。

●ホームステージングで特別感を演出しよう

ホームステージングは、家の中に家具や小物などを配置し、物件の魅力を引き出すテクニックです。
住宅の内覧は、空室を見せるのが一般的ですが、ホームステージングで部屋を魅力的に見せつつ、ライバル物件との差別化をすれば、早期売却や高額売却につながる可能性があります。
多少お金はかかりますが、リフォームより安価で利用できるのもポイントです。
そのままの状態で売り出し、良い条件で売れる不動産は一握りなので、必要に応じて不動産の魅力を引き出す演出も検討しましょう。

ポイント④不動産売却の失敗例を知る

不動産売却を成功させる上で重要なポイントの一つが、良くある失敗例を押さえておくことです。

・値段設定が高すぎて売れ残った
・悪徳業者と契約してしまい損をした
・値引きをし過ぎて適正価格より安く売った
・売り急いでいたので結局安値で売ることになった
など、不動産売却で失敗する方には、多くの場合、共通点があります。

あらかじめどのような原因で失敗するのか知っておけば、対策を取れるので、失敗するリスクを減らせるのです。

ポイント⑤適正な価格設定と交渉を行う

中古の不動産は、地域の相場で売買されています。
相場から外れた金額で取引される不動産は珍しく、たとえば相場なら2,800万円の物件を3,200万円で売り出すと、不動産が良いものでも売れません。
物件によって、それぞれ状態や特徴は異なるため、不動産の価格設定は信頼できる業者の意見を聞いて決めることが大切です。

また、不動産売却では、ほとんどの場合買い主から値引きを求められます。
売り出し価格を決めても、実際には売り出し価格より少し低い金額で成約するケースが多いので、値引きを考慮した価格設定をしたり、やんわりと値引きを断ったりする交渉術もシミュレーションしておきましょう。

まとめ

不動産売却は、知識不足・準備不足が失敗につながる手続きです。
しかし、不動産売却の失敗例を知っていれば、失敗するリスクを下げられます。
スムーズに売却を進め、できるだけ良い条件で不動産を売却するためには、査定を使いこなして信頼できる業者を見極め、不動産に合わせた売却プランや工夫で物件の魅力を引き出すことが重要です。

適正な価格設定を行い、買い主との交渉を乗り切って、不動産売却を成功させましょう。

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