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不動産を急いで売るなら買取!買取が役立つ状況や買取業者の選び方

2024.06.10

不動産を急いで売るなら買取!買取が役立つ状況や買取業者の選び方

不動産の売却を考えたとき、最もスピーディーに不動産を現金化できるのが「買取」です。

ただし、不動産の買取は、仲介での売却に比べると、売却価格が安いといったデメリットも存在します。
全てのシチュエーションで満足できる売却方法ではないため、どういった状況なら買取の方が合うのか、買取業者はどのように選べば良いのかを知っておきましょう。

今回は、不動産買取と売却の違いから、不動産業者の選び方、買取利用時の注意点まで、買取を活用する上で必要な知識を解説します。

不動産の買取と売却の違い

●短期間で現金化できる

不動産の買取と、仲介業者を通した売却の最も大きな違いは、不動産を現金化するまでのスピードです。
一般的に、不動産を仲介で売却する場合、最低でも4ヵ月半ほどかかるとされています。
仲介による売却は、不動産業者を探し、広告を出して買い主を探し、買い主の住宅ローン審査を待つといった時間が必要だからです。
その点、買取は、不動産買取に対応している業者に直接買い取ってもらうため、査定結果に納得できれば、数日から1ヵ月以内で不動産を現金化できます。

●不動産の宣伝・広告が不要

不動産の買取は、土地や建物を買い取る業者に直接査定を頼むので、不動産を売るための宣伝や広告をする必要がありません。
どういった層に売り込むべきか悩んだり、広告の手法を工夫したり、物件広告に対する問い合わせを待ったりする必要がないのです。
不動産を売却するための手続き自体が少なく、売り主の手間もかからないというメリットがあります。

●仲介手数料がかからない

仲介業者経由で不動産を売却する場合、各種売却サポートの代金として、仲介手数料の支払いが必要です。
仲介手数料の上限額は、「売却価格×3%+6万円」に消費税。
取引価格の大きな不動産売却では、仲介手数料だけで100万円を越えることも珍しくはありません。
しかし、買取の場合、仲介という手続きそのものを行わないので、仲介手数料ゼロで売却できます。

不動産の買取が役立つシチュエーション

●一刻も早く不動産を現金化したい

急な転勤や事業資金の調達、個人的な事情で急いで現金を用意したい場合、買取がおすすめです。
仲介による売却は、代金を受け取るまで早くても数ヵ月間かかります。
可能であれば1ヵ月以内にまとまった現金が欲しい、といったシチュエーションなら、買取を選びましょう。
業者や不動産にもよりますが、買取なら1ヵ月以内の売却が可能です。

●不動産を売ることを周囲に知られたくない

不動産を仲介で売却する場合、物件の外観や内装を公開することになるため、「家を売ろうとしている」こと自体が周囲に知られてしまいます。
しかし、買取であれば、直接業者に不動産を引き取ってもらうため、広告を出す必要がありませんし、広告経由で売却の意思が広まる心配もありません。
身内や職場の方、ご近所さんにあれこれ勘ぐられたくない場合は、買取で不動産を手放しましょう。

不動産買取業者の選び方

不動産の買取業者を選ぶときのポイントは、比較をすることです。
そもそも、不動産には絶対的な定価というものがありません。
買取業者の中にも、買取価格の高い業者と安い業者、対応の良い業者とそうでない業者が存在するため、不動産を売るときは、複数の業者に見積もりを頼みましょう。

また、気になった買取業者の実績や、口コミを確認することも重要です。
少なくとも、契約前に実績・口コミを調べれば、怪しい業者との取引を避けられます。

不動産買取の注意点

●買取価格が市場価格よりも安い

買取価格は、不動産を仲介で売った場合の金額よりも安いです。
一般的に、買取価格は市場価格の7~8割になるとされています。
買取の場合、買い取った不動産をリフォームする費用や、そもそも売れ残る物件を買い取った場合損をするという業者側のリスクが考慮されるからです。
仲介なら2,000万円で売れる物件も、買取だと1,400~1,600万円で手放すことになるため、高く売りたいなら仲介を選びましょう。

●全ての不動産を買い取ってもらえるわけではない

不動産の買取業者は、全ての家や土地を買い取ってくれるわけではありません。
基本的には、ある程度需要を見込める不動産のみ買取対象になるため、築古物件や需要の少ない郊外の物件は、買取を拒否される場合があります。
不動産の買取を利用するときは、買取業者に査定を頼み、上手くいかなかったら仲介での早期売却を目指すという二段構えで手続きを進めましょう。

まとめ

不動産を一日でも早く現金化したいなら、買取業者に売却するのがおすすめです。

ただし、不動産の買取は、仲介に比べて売却価格が2~3割安く、ある程度の需要を期待できる不動産でないと買取を受け付けてもらえないというデメリットがあります。
全ての状況・全ての不動産が買取で現金化できるわけではありません。
不動産の売却時は、信頼できる買取業者を吟味しつつ、買取・仲介それぞれの良さを比べて、より良い売却方法を選びましょう。

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