家を即現金化したい方必見!不動産買取サービスのメリットと注意点
2024.08.26
不動産売却を検討する際に、「1日でも早く家を現金化したい」と考える方は少なくありません。
そんな方におすすめなのが、不動産買取サービスです。
ただし、不動産買取サービスには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
今回は、不動産買取サービスの概要や、仲介による売却との違い、買取のメリットに加えて、買取サービス利用時の注意点もご紹介します。
不動産買取サービスについて解説
不動産買取サービスとは、不動産業者が直接不動産を買い取ってくれる仕組みのことです。
一般的に、不動産を売るときは、売り主の代わりに必要書類を作ったり、広告を打ったりしてくれる「仲介業者」経由で買い主を探します。
しかし、多くの不動産買取業者が行っているのは、「売り主から買い取った物件をリフォームし、別の相手に売って差額で儲ける」というビジネスです。
「査定→広告→買い主探し→成約→売却代金の支払い」といった複数のステップが必要な仲介に比べて、買取サービスは査定結果に納得できればすぐに買取が成立するため、仲介よりも短い時間で不動産を現金化できるという特徴を持っています。
不動産買取サービスのメリット
●早ければ数日で不動産を現金化できる
不動産買取サービスのメリットは、不動産を迅速に現金化できることです。
仲介で買い主を探す場合、広告を出して問い合わせを待ったり、内覧対応をしたり、成約後も買い主の住宅ローン審査が通るまで待ったりする時間が必要なので、早くても売却に3ヵ月以上かかります。
しかし、買取サービスの場合、直接不動産を買い取ってくれる業者に査定を頼み、査定結果に満足行けば売却できるため、早ければ数日でお金を受け取れるのです。
●売却手続きを簡略化できる
不動産買取サービスのメリットには、内覧対応や家の片付けなどをしなくて良いというメリットもあります。
仲介と違って、売り出している物件の反応がどうなのか不動産業者と何度も連絡を取ったり、買い主の値引き交渉に頭を悩ませたりする必要がありません。
手続きのステップ自体が少ないので、忙しくて売却や売却準備に時間を取れない方にもおすすめです。
●仲介手数料を支払う必要がない
仲介で不動産を売る場合、業者に対して仲介手数料を支払う必要があります。
仲介手数料は、売却価格の3%に6万円と消費税を足した金額が相場であり、売却価格が1,000万円なら約30万円、3,000万円なら税込みで100万円を越えてしまう高額な手数料です。
しかし、不動産買取サービスは、仲介業者と契約しないため、仲介手数料がかかりません。
ハウスクリーニング等も不要なので、売却前後にかかる各種費用を節約できるという魅力があります。
不動産買取サービスを利用する際の注意点
●そもそも買取に対応している業者が少ない
不動産買取サービスの注意点は、買取業者の数が限られていること。
基本的に、人口の少ない地方や郊外のエリアだと、不動産を買い取って欲しいと思っても、対応する業者が近くにいないという状況が珍しくはありません。
そのため、不動産買取サービスを利用する際は、地元や近所の業者だけでなく、遠方にある物件の買取に対応している業者への依頼も視野に入れましょう。
●業者によって買取査定の結果が異なる
仲介も同じですが、不動産は査定を行う業者によって、査定基準や評価の方法などが違います。
同じ物件であっても、買取業者Aと買取業者Bでは見積もり価格が数十万円違うことも決して珍しくはないため、不動産買取サービスを使うときは、複数の業者を比較することが重要です。
不動産業界は、相見積もりが当たり前の世界なので、気兼ねなく複数の買取業者に査定を頼み、最も条件の良い業者を選びましょう。
●物件によっては買い取ってもらえない
不動産買取サービスは、あらゆる物件の買取に応じてくれるわけではありません。
老朽化が激しくリフォームをしても安全性に不安の残る物件や、立地条件が悪く手直ししても売却するのが難しそうな物件などは、買取を断られてしまう可能性があります。
買取可能かどうかは、業者の査定を受けて初めて分かるので、買取に興味があるならなるべく早く査定を受けましょう。
●買取価格は市場価格の7割程度になる
不動産の買取価格は、市場価格、つまり不動産を仲介で売った場合の7~8割程度です。
どうして買取価格が市場価格よりも安いのかというと、買取業者側が「家を買い取ってリフォームしても売れ残るリスク」を抱えているため。
不動産買取サービスを利用して、市場価格よりも高く売れることはありません。
短時間で売れる代わりに、売却価格は妥協する必要があります。
まとめ
不動産買取サービスは、早ければ数日で不動産を現金化でき、仲介手数料もかからず、内覧対応なども不要な売却方法です。
売却手続きが面倒な方や、忙しい方、一刻も早く不動産を売って現金を手に入れたい方に最適な手段ですが、一方で売却価格が市場価格よりも安い、買取業者が限られるといった注意点も存在します。
物件によっては買取を拒否される場合もあるため、なるべく早く相見積もりを取り、買取条件を確認した上で、利用するかどうかを決めましょう。