column 002. 失敗談

住宅ローンも一緒に相続しましたが、結局払えなくなり任意売却しました。

2015.10.27

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Aさんは数年前、お父様が住宅ローンを残したまま亡くなってしまうという経験をしました。Aさんは相続するかどうか迷ったものの、生まれ育った家ということもあり、負担を感じながらも相続放棄をすることなく手続きを進めました。住宅と住宅ローンを一緒に相続したAさんでしたが、月々の支払いをすることができなくなってしまい、任意売却の手続きをすることになりました。

住宅ローンを相続してしまったAさんからの相談内容

・65歳で亡くなったAさんのお父様。相続放棄の期限は3カ月

Aさんのお父様が亡くなったのは65歳。この3年前にお母様も亡くしており、ご兄弟もいなかったことから、相続人はAさん一人でした。亡くなったことを知った時から3カ月以内に相続放棄するかどうかを決めなければいけないと聞いたAさんは、葬儀を済ませるとばたばたと動き始めました。

・金融機関に残債の確認を

住宅ローンの残債もあるようだったので、金融機関に足を運んだAさん。通常、住宅ローンは団体信用生命保険があるので、死亡した場合には残債がチャラになるのですが、Aさんのお父様は持病を持っており、団体信用生命保険には加入できなかったようです。確認したところ残債は1,000万円。思ったより多いものの、いざという時は住宅を売却すればなんとかなると思い、相続を決意したと言います。

・月々の支払いに悩まされ、手放すことに

住宅と住宅ローンを相続したAさんですが、職場が実家と違う県にあったAさんは月々の支払いと自宅の家賃の支払いに追われ、住宅ローンの滞納をしてしまいました。その後、支払いの状況を改善できるあてはなく、結果としてAさんは任意売却で生まれ育った家を手放すことになりました。任意売却では相場の8割ほどの価格で買い手がつき、残額は支払い額を減らしてして少しずつ返済しています。

Aさんと同じ失敗をしないためには?

Aさんの場合、相続した住宅を相場通りに売却できていれば残債を完済できていた可能性があります。生まれ育った家を手放したくないという気持ちが先行して、なかなか売却に踏み切れなかったAさんは結果として住宅ローンの返済ができなくなり、任意売却により相場よりも低い金額で手放し、残債も残ってしまうことになってしまいました。

Aさんと同じ失敗をしないためには、家賃とローン、生活費を足した月々の支払い額を払えるのかどうかをシミュレーションをし、もし負担が重いのであれば家賃や生活費を減らす努力をするべきでした。また、支払いが難しいと感じたのであれば早めに売却に動くなどの行動を起こしていればもう少し良い結果となっていたかもしれません。

このようなケースでは、残債をきちんと把握し、スピード感をもって対応することが失敗を避ける重要なポイントになります。

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