column 044. 子育て

子供の好き嫌い食材どうする?食育

2015.10.30

「子供に食べ物の好き嫌いがあって困る」という話はよくありますが、大人でも、苦手な食べ物があるという人は少なくないと思います。この食べ物の好き嫌いには、遺伝的要素もあると言われていますが、育った環境の影響も大きいのではないかと思います。 もちろん、いろいろなものをまんべんなく食べて欲しいと思うのは、多くの親の願いかもしれませんが、好き嫌いとは絶対にしてはいけないものでしょうか。

味覚の種類

私たちの舌は、5種類の味覚を感じ取っていると言われています。それぞれの味は、本能的に私たちの中に植えつけられていると考えられています。

◇ 甘味・・・エネルギー源
◇ 塩味・・・ミネラル
◇ 旨味・・・タンパク質
◇ 酸味・・・腐ったもの、未成熟なもの
◇ 苦味・・・毒

これらのうち、甘味・塩味・旨味の三つは生きて行くために必要不可欠な栄養素だと認識するためのシグナルであり、酸味と苦味は体に悪いものだと判別するためのシグナルと言われています。
こうした味覚の判断と、匂いや見た目、経験などが合わさって、好き嫌いが生まれてくるのです。
ですから、苦味や酸味の強い食べ物を子供が嫌いなのは本能的なものが働いていると考えられるのです。

食経験と環境

好き嫌いは本能的なものもありますが、食経験から好き嫌いが左右されることも大きいものです。 何かを食べた時にたまたま体調が悪くなった、あるいは反対に、これを食べた時とても元気になったなどの経験は、味覚嗜好学習といってその後の好き嫌いに影響すると言われています。 実は、この味覚、妊娠3ヶ月程度の胎児の打感いですでに機能してきていると考えられています。つまり、妊娠中のお母さんが好き嫌いなく食べることで、生まれてくる子供の好き嫌いもある程度は防げるということになります。 ですから、まずはお母さんが好き嫌いなくいろいろなものを食べることが大切ということです。とはいえ、妊娠初期から中期にかけてはつわりがひどくて何も食べられないといったケースもあるので、無理は禁物です。 好き嫌いをせず、いろいろなものを食べることは大事ですが、好き嫌いをなくすことだけに注力するのではなく、楽しい食卓を作ることの方が大切だということを知っておきましょう。嫌いなものを無理やり食べさせたりせず、同じ栄養素を他の食品で補えるのであれば、それでもよしと気持ちを楽にすることも大事です。
 

 

 

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