column 089. 子育て

子供のためのリビング学習成功のポイント

2016.02.21

子供のためのリビング学習成功のポイント

 リビング学習はとても良いという話を聞いたことはありますか。しかし、リビングでの学習は、テレビの音やキッチンでの料理の音、あるいは家族の生活音が雑音になって学習の妨げになるのでは?と不安になることもあります。ましてや新築を考える際にいくら狭小住宅であっても家族個人のプライバシーを考えて個室を準備したくなるもの。
リビングで学習するメリット、どんなリビング環境が本当にいいのか?そんなポイントをあげてみました。

親の対応が肝心

 小学生になると宿題が出されるようになります。学校から帰って早速宿題を始めるのが理想ですが、まだ宿題への取り組み方が習慣になっていない子供は、なにかと不安があり親に質問してくることが多くなります。同時に親の方もしっかりできているのか、正しい姿勢で鉛筆を握れているのかなど気になったりします。そんな光景をイメージするとリビングの机で親子が宿題に取り組む姿は、理想的と言えるかもしれません。  
 その時の親のベストな対応は叱らないこと。質問には答えてあげること。褒めてあげること。決して難しい事ではないのですが日頃の忙しさでうっかり忘れてしまいがちですね。

少しだけ配慮した環境に

 最近の傾向では勉強机を買わない、また、子供部屋に備えるのではなくてリビングに机を置く家庭も増えているそうです。
最初は喜んで子供が机に向かっている姿が思い浮かびますが、本当にリビングで集中できるのか心配になるかもしれません。子供は親や兄弟が近くにいる安心感と、常に見られているかもしれないといった緊張感の中で集中力を養うことにつながっていくそうです。多少の雑音があっても短時間集中して物事に取り組む訓練をしているといったところでしょう。だからといって、まったく配慮が必要ないというわけではありません。少しテレビの音量を下げる、掃除機を使わないでおくなどリビング内の空気を少し張り詰めることはしてあげましょう。
 こう書くと、子供部屋ではいけないの?と思いますが、いけないわけではないのです。
ただ、子供部屋は自分の好きな物であふれているためどうしても遊び部屋になってしまいがちです。大人だって好きな物が目の前にあればついつい手を伸ばしたくなってしまいますよね。つまり、子供に集中力がないというよりは、適度な周囲の目のあるリビングが環境として向いているということなのです。リビングには自分のもの以外の物が多いので、周りが気にならなくなります。
勉強が少し苦手な子ほど、集中力の持続が難しく気が散るので親に質問を繰り返しますし、学習の自信をもたせる環境としてリビングは最適な場所とも言えるでしょう。  
 リビングでの学習は小学生まで?中学生になったら子供部屋に行かせた方がいいのでしょうか?何歳までがリビング学習に向いているとは決まっていません。その子のペースに合った学習環境を、そのまま選択させるのがおすすめ。親にとってもリビング学習は子どもの頑張る姿を近くで感じることができる大切な時間になりそうですね。  

 

 

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