column 107. 子育て

新生活に向けて子供が自分で整理整頓できる工夫をしよう

2016.03.31

新生活に向けて子供が自分で整理整頓できる工夫をしよう

新生活の春、進級、進学に合わせて新しい持ち物が増えて整理整頓にお困りのお母さんも多いのではないでしょうか。 何度言っても片付けてくれない。親子で片付けが苦手だからと諦めずに、子供が自主的に整理整頓できるようになるにはどうしたらいいのか、そのヒントをご紹介します。

定位置を決めよう

  家にも住所があるように、物にも住所(帰る場所)を決めましょう。そして置き場所を決める時はぜひお子さんと一緒にやってみてください。お母さんが決めた場所は、実は子供にとって届きにくかったり、使いにくかったりするからです。 帽子はここ、カバンはここに。子供が自分で片付ける場所を決めて、好きなシールや目印をつけてあげると、片付けが苦手だった子も喜んで自発的に持ち物をしまうようになってくれます。 収納方法は、例えば「大きなカゴを用意してそこに入れるだけ」とか、「マスキングテープで囲った場所に置くだけ」というように、できるだけ簡単でシンプルにしてみましょう。大人が手を貸さなくても自分でできる方法が大切です。

具体的な言葉をかけよう

 整理整頓が最初からできる子はいません。最初は楽しんでやっていたのにいつの間にか荷物をほったらかしにするようになってしまったりします。
ですから、片付けを習慣化するのは大変かもしれません。でもそんな時、子供をやる気にさせるにはおうちのかたの「声かけ」がとても効果的です。
「ちゃんと片付けて」「なんでやらないの?」ではなく、「カバンを玄関に置いてきてね」と具体的な行動を指示しましょう。
そして、できている時こそ「いつも片付けてくれてありがとう。お母さん嬉しいよ」と認めてあげることで子供のやる気をアップさせます。
できないことを注意されるより、認められることで自分に自信が持てるようになり、やる気につながります。
そして、上手に片付けができた日には、お気に入りのシールをカレンダーやノートに貼ってあげると、達成感が目に見えてやる気も長く続きます。


 毎日の生活の中、大人も整理整頓をきちんとやることは難しいですよね、できたりできなかったりを繰り替えしてゆっくり習慣化していきましょう。 そのためにもぜひ、子供と一緒に新生活はどんなことが楽しみなのか、何をしたいのかなど、ワクワクすることを話しながら整理整頓に取り組んでいきましょう。
整理整頓=楽しい、スッキリする。というイメージにしていけば、きっとできるはずです。
 このほかにも、部屋のカーテンを厚手のものにしたり、床まである長いものにするといった工夫も効果的です。家族がみんなリビングに集まっていれば暖房費も節約になり、コミュニケーションも高まります。ぜひ、省エネをちょっとだけ意識しつつ、家族の絆も深めてください。  

 

 

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