column 113. 子育て

入園したら「自分でできる」を増やしたい

2016.05.15

入園したら「自分でできる」を増やしたい

 幼稚園生活にも徐々に慣れてくると、自分でできることを増やしてあげたいもの。 特にお着替えは毎日必要とされますし、 幼稚園でのお着替えも自分で出来るようになれば子どもにとっても自信に繋がりそうです。  だからと言って 「さあ、明日から自分で着替えるのよ」と 宣言するだけでは難しいことも。 どんなところに気をつけてあげると良いのでしょう?

「ここにある」が分かる置き場を決めてあげる

 まずは「どこにあるか分かる」ことが大切。 大人だってどこに何があるか把握できなければ着替えも手間取りますよね。
「靴下が無い…」 「バックはどこだ?キッチンか?クローゼットか?」 なんて経験をお持ちのママさんもいるはず。 子ども達にとっても同じ。
これまで大人に手伝ってもらうことで置き場を覚える必要が無かったところから、 自分で覚える必要が出てきます。 「下着はここにあるよ」 「シャツはこの引き出しだよ」 「バックはここにかけようね」 着替えに必要なアイテムは、子どもと一緒に置き場を決めてあげると覚えやすくなりますよ。

手が届く、ひと目で分かる


 お子さんだけで着替えるようになったら気をつけてあげたいことが、 手が届く、ひと目で分かる こと。 大人なら届く場所も子どもには高い位置だったり、遠くて届かなかったり。
頑張れば届く、なんて場所はだんだん面倒に感じて続かなくなる原因になるので、 なるべく簡単に取り出せる位置に変更してあげると安心ですよ。 さらに ひと目で分かることも大切。 「おかーさん、あれが無い」 「これがなーい」 なんて探し物が多い時は、 ひと目で探せる場所に無いのかもしれませんね。 引き出しを開けると見渡せる位置にあるか、扉を開けたら見える位置にかけてあるか、他のものがジャマしていないか、重なってない、雪崩ていない、奥に追いやられていない …などなど 時々、見返してあげると良いでしょう。  

習慣化しやすい場所を選ぶ

 子どもであれ、大人であれ 「わざわざ何かの用事に向かう」より 「何かついでにまとめて出来た」くらいの手軽さが 長続きの秘訣だったりするもの。
お子さんの着替えも 「わざわざ三階のクローゼットまで上がって着替える」 「カバンだけわざわざ子供部屋に取りに行く」 朝の行動エリアから大きく外れた位置にあるようだと、やはり面倒に感じるもの。 リビングで着替えるなら、リビングに着替えをセットしたり、 登園に必要なものだけ収納場所を移動させるのも良いかもしれません。
洗面所に下着を取りに来るなら、制服も一緒にしてあげると着替えついでに出来ることも。 収納場所を決める時にも よく使う場所の近くを選んであげると楽になりますね。 子どもが自分でお着替えできるようになるためには、 大人目線から子ども目線にかえて仕組みを作ってあげることが大切なんですね。
どこまでできるかな。こうなればできるかな、観察しながらちょうどいいを見つけてあげましょう。
 

 

 

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