戸建ては町内会・自治会の加入が必須?入らない場合の良し悪しを解説
今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
2024.07.16
木の温かみと見た目の美しさを兼ね備えたフローリングは、床材の中でも人気の高いアイテムです。
ただし、日々のお手入れを怠ると、床板が変形したり、落ちない汚れが染み付いたりしてしまいます。
フローリングの種類や、汚れの種類によっても適した掃除の方法が違うため、フローリングをきれいに維持していけるように、正しい掃除の仕方を押さえておきましょう。
この記事では、自宅のフローリングをきれいに長持ちさせるために知っておきたい、フローリング掃除の基本をお伝えします。
合板は、複数の薄い木版を張り合わせたフローリング材です。
反りの強さや水分量などが異なる様々な木材を組み合わせるため、無垢材の床板に比べて、反りや伸縮が生じづらいというメリットを持っています。
また、無垢材よりも安いので、予算を節約したい場合にもおすすめのアイテムです。
2ミリ程の厚みで切り出した木材を表面に貼り付け、無垢材と同等の見た目を実現している挽き板や、薄くスライスした木材を貼り付けた突板など、予算や好みに合わせてさまざまな商品を選べます。
無垢材は、一つの丸太から切り出した、一枚板のフローリング材です。
天然の木材をそのまま使っているため、風合いや香り、質感はフローリング材の中でも特に優れています。
しかし、合板に比べると、温度や湿度の変化に敏感です。
日々の過ごし方によっては、フローリングが収縮してひび割れたり、湿気を吸って浮いてきたり、反ったりする可能性があります。
合板よりも繊細なので、無垢材のフローリングを選んだら、丁寧にお手入れしましょう。
合板でも無垢材でも、フローリング掃除の基本は、乾拭きと掃除機がけです。
床の表面に砂などが残っていると、歩いたり椅子を引いたりする度に、床に細かい傷ができてしまいます。
埃の蓄積を許すと、湿気を溜め込んだり、カビの原因になったりするため、埃の除去も欠かせません。
フローリングを掃除するときは、水気のある掃除グッズをできるだけ使わず、乾いた布や雑巾、ブラシ、掃除機等を使って埃を落としましょう。
乾拭きや掃除機で取り除けない頑固な汚れは、洗剤を使うか、水拭きで落とすのが効果的です。
ただし、大量の洗剤を使ったり、水が滴るほど濡れている雑巾で水拭きをしたりすると、フローリングが傷みます。
洗剤を使う場合は、台所用の中性洗剤などを薄めて使い、水拭きする際も、雑巾を固く絞って手早く汚れを落としましょう。
水拭きをした後は、乾いた布で拭き上げ、洗剤の成分や水分の浸透を防ぐことも重要です。
フローリングの掃除は、乾拭きを中心に行い、どうしても乾拭きで落とせない汚れがあるときに、洗剤や水拭きの力に頼ります。
ただし、フローリングの見た目をより良く保ちたい、フローリングそのものを汚れや傷から守りたいなら、定期的にワックスをかけるのがおすすめです。
適度にフローリングを保護することで、フローリング全体の色が穏やかに変わっていくため、経年変化を楽しめるというメリットもあります。
フローリングの部屋は、毎日、乾拭きや掃除機がけを行いましょう。
小まめに埃や汚れを落としておけば、フローリングの傷も最小限に抑えられますし、汚れの成分が染み込んだり食べこぼしが腐ったりして、床が変色することも避けられます。
木材自体の劣化が進むと、掃除をしても元の状態に戻りません。
見た目も悪くなるため、掃除する時間やタイミングを決めて、できるだけ毎日拭き掃除をすることが大切です。
毎日乾拭きや掃除機がけをしていれば、フローリングはきれいに保てます。
ただ、油汚れや足の裏から分泌される皮脂など、乾拭きだけだと落とし切れない汚れもあるため、週に一度、または月に一度は乾拭きの後に水拭きを行い、再び水拭きで水気を切りましょう。
水拭きの頻度を制限する理由は、毎日水拭きすると、木材が水分を吸い込み、変形や腐食の原因になってしまうからです。
半年から一年に一度は、フローリングの大掃除を行いましょう。
具体的には、家具などを動かして、普段中々掃除できない埃や汚れを落とします。
日々の掃除とやること自体は同じですが、湿気による劣化を防ぐためには重要なお手入れです。
また、余裕があればワックスがけも行いましょう。
定期的にワックスをかけ直すことで、見た目の美しさも保てますし、フローリングの寿命も伸ばせます。
フローリングにこびりついた黒ずみや床のベタベタは、料理中に飛び跳ねた油やソース、皮脂などの蓄積です。
普段からフローリングをきれいにしていても、裸足で歩き回っていると多少の汚れは溜まってしまうため、薄めた中性洗剤を使い、雑巾等で優しくこすって汚れを落としましょう。
力を入れてこすると、汚れが周囲に広がったり、床板が傷ついたりするため、注意が必要です。
また、洗剤の成分が残るとフローリングに悪影響なので、洗剤を使った後は、水拭きと乾拭きも行いましょう。
キッチン周辺の床にこびりついた頑固な油汚れに関しては、時間が経つと落とすのが難しくなります。
油汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤を使うと簡単に落とせますが、アルカリ性の洗剤は、ワックスやフローリングのコーティングを落としてしまうため、あまり使用をおすすめできません。
基本的には、中性洗剤を使い、どうしても落とせない汚れにのみ、弱アルカリ性のアイテムを使用しましょう。
ワックスの基本的なかけ方は、以下の通りです。
光沢感を強く出し、床を保護したいなら、重ね塗りしても良いでしょう。
家庭用のワックスは、長くても半年ほどで剥げてくるため、半年から1年に一度を目処にワックスをかけることをおすすめします。
なお、オイル塗装を施した無垢材のフローリングは、樹脂系のワックスと相性が良くありません。
フローリングの種類に合ったワックスを選ぶことも重要です。
フローリングの中には、木材の表面に保護フィルムを貼り、木に汚れや水分が染み込まないようにしているワックスフリーのアイテムも存在します。
本当にワックスをかけなくて良いのかと悩んでしまう方もいますが、ワックスフリーのフローリングにワックスをかけると、かえって表面のコーティングが剥げたり、効果が落ちたりするため、ワックスがけは不要です。
コーティングは3年から5年で剥がれるので、ワックスフリーのフローリングは定期的にコーティングをし直しましょう。
フローリングの掃除をする際の注意点は、
・水拭きするときは雑巾を固く絞ること
・フローリングと相性の良くない掃除用品の使用を避けること
の2点です。
木材は水気に弱いので、十分に絞っていない雑巾で水拭きをすると、フローリングが傷みます。
また、フローリングは、薬剤・洗浄成分を染み込ませた化学雑巾や化学モップ、アルカリ性の洗剤、重曹にクエン酸、高圧洗浄機やスチームクリーナーとの相性が良くありません。
これらの掃除用品は、ワックスやコーティングを剥がしたり、傷つけたり、変色の原因になったりするため、フローリング掃除は乾いた布・雑巾・掃除機などで行いましょう。
フローリングに水気は厳禁です。
水やジュース、ソースなどを床にこぼした後、長時間放置すると、シミになってしまうため、何らかの液体をこぼしたら、すぐに乾いた布で拭き取りましょう。
また、湿気に敏感な無垢材は、湿度が高くても低くてもダメージを受けてしまいます。
湿度が高いときは除湿を、湿度が低いときは加湿して、室内の湿度を70%前後に保ちましょう。
・ドライヤー
・ホットカーペット
・直射日光
などでフローリングに長時間熱が加わると、木材が乾燥して収縮し、ひび割れたり変形したりする原因になります。
また、直射日光が当たる場所とそうでない場所がある場合、床の日焼け具合にもムラができてしまうため、日差しが強いときはレースのカーテン等を利用し、フローリングを保護することも重要です。
木材は意外と柔らかいので、強い力がかかると簡単に傷が入ります。
椅子や家具を動かすときに引きずったり、重量のある棚などを直接フローリングの上に置いたりすると、床が傷付いたり凹んだりするため、家具の扱いには注意が必要です。
ただ、たとえば、毎日使うダイニングや自室の椅子を、毎回持ち上げて移動させるのは現実的ではありません。
椅子やテーブルの足にカバーを付けたり、マットやラグを敷いたり、重量のある家具の下に傷防止用のシートや板などを挟んだりして、床を傷から守りましょう。
正しいフローリング掃除の方法は、乾いた布や雑巾で小まめに乾拭きすることです。
定期的に乾拭きしていれば、床のベタベタや黒ずみも、必要最小限の水拭きで落とせますし、半年に一度の目安でワックスがけをしていれば、傷や汚れからフローリングを守れます。
液体汚れをその場で対処し、直射日光を避け、家具の扱いに気を付けると、数十年かけて色が変化していく様子も楽しめるのが、フローリングの魅力です。
なかには、フローリングと相性の良くない掃除用品やワックスもあるため、自宅で使うフローリングの種類に合わせて、日々の掃除とメンテナンスを行いましょう。
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