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バスタオルの生乾き臭を防ぐ方法とは?生乾き臭の予防・対処法

2017.05.18

バスタオルの生乾き臭を防ぐ

雨が続いて外に洗濯物を干せなかったり、仕事の関係で夜に部屋干したりする場合に悩ましいのが、バスタオルの生乾き臭です。一度生乾き臭が出てしまうと、天日干ししたり漂白剤を使ったりしてもなかなか臭いが落ちません。

この記事では、洗濯物から生乾き臭がしてしまう原因と、生乾き臭の予防・対処法を解説します。

生乾き臭の原因は菌の増殖!

バスタオルから漂ってくる生乾き臭の原因は、「モラクセラ菌」と呼ばれる菌の増殖です。濡れたバスタオルに付着した皮脂などをエサにして、適度な湿度が保たれていると、菌が増えて独特の臭気が出てしまいます。生乾き臭が出てから天日干しをしても臭いが消えないのは、モラクセラ菌が乾燥や紫外線に強いという特徴を持っているからです。

そのため、生乾き臭対策では、菌が増殖しづらい環境を整え、菌を効率良く除去する方法を知っておく必要があります。

生乾き臭を予防するためにできることは?

●部屋干し用の洗剤を適量使う

生乾き臭を予防したいなら、部屋干し用の洗剤を使いましょう。部屋干し用洗剤には、多くの場合通常の洗剤よりも除菌成分が多く配合されています。また、洗濯をする際、洗濯機にバスタオル等を詰め込みすぎたり、水が少なかったり洗剤を入れすぎたりすると十分に汚れが落ちません。適量の洗剤を多めの水量で利用するのが、生乾き臭を防ぐポイントです。

そのほか、お風呂の残り湯で洗濯している場合はすすぎを水道水で行いましょう。湯に含まれる皮脂などの付着を防げます。

●部屋干しするときは空気の流れを作ったり湿度を下げたりする

部屋干しする際のポイントとして、押さえておいて欲しいのが室内環境の整備です。部屋干しをするときは、エアコンや扇風機、サーキュレーターなどを使って空気の流れを作ったり、湿度を下げたりしましょう。風の流れを作れば乾燥時間を短縮できますし、除湿していれば菌の増殖を抑えられます。また、洗濯物の位置をずらして風が当たりやすいようにするのも効果的です。

●乾燥機を使ってすぐに乾かす

生乾き臭は、雑菌の繁殖しやすい状態のまま洗濯物を放置している時間が長くなればなるほど出やすくなります。天日干しや陰干しができなくても、洗濯した後すぐに乾燥機を利用すれば雑菌の繁殖を予防可能です。生乾き臭を出さないように予防しておけば、生乾き臭対策を考える必要はありません。

ただし、仕事やプライベート、天候の関係でどうしてもすぐに乾燥させられない場合もあるでしょう。そういった場合は、バスタオルなどの濡れものとそれ以外の洗濯物を分けておくのが効果的です。バスタオルから衣類へ雑菌が移らないようにすることで、生乾き臭の拡散を抑えられます。

●こまめに洗濯する

生乾き臭の予防を考えた場合、最も有効なのはバスタオルをこまめに洗濯すること。「お風呂上がりできれいな体を拭くから」と何度かバスタオルを使い回していると、濡れてから乾燥するまでの間に菌が増殖してしまいます。サイズの大きいバスタオルを毎日洗濯するのは大変ですが、できれば数日に一回は洗濯するようにしましょう。バスタオルではなく、通常サイズの速乾タオルを一人あたり数枚使って体を拭き、毎日洗濯して乾燥させるのもおすすめです。

生乾き臭がしたらどうやって対処すれば良い?

●60度以上のお湯につける

生乾き臭の原因であるモラクセラ菌は、60度以上のお湯を使ってつけ置きすれば撃退できます。バスタオルや衣類から生乾き臭がしてきたら、適当な容器にお湯を溜め、20分以上放置しましょう。ただし、途中でお湯の温度が下がると効果が薄れてしまいます。差し湯をしつつ、最低でも60度以上の温度をキープすることが大切です。

●コインランドリーの乾燥機を利用する

お湯を使った除菌が面倒な場合、また生乾き臭のする洗濯物が大量にある場合は、コインランドリーの乾燥機を使うという手もあります。業務用の乾燥機は、短時間で大量の衣類を乾かすために100度前後の高温を出せる仕様なので、お湯を使わなくても除菌可能です。また、ガス式の乾燥機を使うと、バスタオルがふかふかになるというメリットもあります。

●酸素系漂白剤につける

モラクセラ菌は、塩素系の漂白剤を使っても除菌できません。しかし、酸素系漂白剤は有効です。酸素系漂白剤は40度から50度程度のお湯を使ったときに最も洗浄力を発揮するため、酸素系漂白剤とお湯を組み合わせてバスタオルをつけ置きしましょう。
なお、長時間のつけ置きは、生地を痛める原因になるため注意が必要です。20分程度つけておき、洗濯機で洗えば生乾き臭を落とせます。

まとめ

何度洗濯しても落ちないバスタオルの生乾き臭は、モラクセラ菌という雑菌の増殖が原因です。洗濯するまで何度かバスタオルを使いまわしたり、部屋干しで洗濯物の乾燥に時間がかかったりすると菌が繁殖してしまうため、洗濯の仕方や頻度を見直して生乾き臭が出ないように気をつけましょう。
もし生乾き臭が出てしまったとしても、お湯や酸素系漂白剤、コインランドリーの乾燥機を活用することで気になる臭いを撃退できます。

 

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