【2023年最新版】仙台市若林区の良い土地の探し方！土地相場や土地情報をご紹介！｜永大ハウス工業

仙台市は、青葉区・宮城野区・太白区・泉区、そして若林区の5区で構成される宮城県の政令指定都市。
一口に「仙台に住む」「宮城で暮らす」といっても、5区の中でどの区を選ぶかによって通勤・通学の大変さや住環境の良さは変わってきます。

そこで重要なのが、各区の特徴や地価を知っておくこと。
今回は、仙台市若林区の概要や地価について、お伝えします。

仙台市若林区は、仙台市の中で最も面積の小さな区です。
一番面積の広い青葉区と比べると、その面積はおよそ6分の1。
区内の人口も約14万人と、決して人口の多いエリアとはいえません。※1
かの有名な伊達政宗のために築かれた若林城が区名の由来となっており、元々城下町だったこともあって、面積が小さい割に仙台市のベッドタウンとして知られる地域です。

区の西側に仙台駅、区の東には太平洋があり、都心部・郊外の住宅街・田園・海浜地帯と一つの区内に幅広いエリアが広がっています。
その中でも注目を集めているのが、地下鉄東西線東側の終点駅である荒井駅。
地下鉄を中心に交通網が整理されており、地下鉄沿線であれば仙台駅まで乗り換えなしでアクセスできます。
今泉・長町インターチェンジもあるので、自家用車での移動もしやすいです。
また、笹かまぼこの工場や大学のキャンパス、広々とした海岸公園など、週末のレジャーや家族とのお出かけ先にも困りません。

※1　仙台市公式ホームページ：若林区の統計情報
https://www.city.sendai.jp/waka-senkyo/wakabayashiku/toukei/toukei.html

2023年の第1四半期、4月から6月の取引データによると、仙台市若林区の土地平均購入価格は、1平方メートルあたり約12.7万円、坪単価に直すと約42万円となっています。
仙台市全体の土地平均購入価格は1平方メートルあたり10.8万円なので、狭い区ではありますが、実は平均値だけを見ると地価の高いエリアなのです。
実際に、仙台市5区の基準地価（自治体が調査・公表する7月1日時点の土地価格）でいえば、若林区は第3位。
区内で2番目に人口の多い太白区より、若干ですが地価で上回っています。

ただし、地価が高いのは主に仙台駅に近い西側エリアなので、海に近い東部は安い土地も多いです。
エリアによっては、土地の坪単価が1万円を切る場所もありますし、中古マンションの平均取引価格も、およそ1,950万円となっています。
場所さえ吟味すれば、予算に合わせて住みたい土地を選べるでしょう。

仙台市若林区は、地下鉄東西線の終点である荒井駅の完成とともに、宅地化が進められているエリアです。
車があればインターチェンジ経由で遠出できる地域ですし、日々の買い物に使える大型商業施設も充実、大小さまざまな病院・クリニックや保育所・幼稚園・小中学校から専門学校まで集結しているため、単身者からファミリー世帯まで幅広い層に人気があります。
土地評価額の傾向としては、田園と海岸地帯の多い東部の地価は比較的安価ですが、公示価格・基準地価ともに2013年以降連続で上昇中です。
仙台市全体で地価が上昇しているとはいえ、前年比5％以上の伸び率を見せる年度も多く、居住地としての人気は安定していると考えて良いでしょう。

ただし、土地やマンションの平均取引価格は、2022年より若干下がっています。
基本的に、不動産は条件の良いものから売れていきますし、家を建てるのが1年遅れれば新居で家族と過ごす時間も1年減ってしまうので、マイホームを買うかどうか迷っているなら、早めに土地の確保を進めるのがおすすめです。

仙台市若林区の地価ランキング第1位は、1平方メートルあたりの地価が約159.6万円、坪単価約527.6万円の「仙台駅」、次いで約105.8万円、坪単価約349.7万円を越える、仙台駅東エリアの「宮城野通駅」となっています。
以降は、仙台駅南側の「五橋」、宮城野通よりさらに東へ進んだ「榴ヶ岡駅」、JR東北線沿いにある「連坊駅」、榴々岡駅と連坊駅の間に位置する「二軒茶屋駅」という順番です。
エリアとしては、宮城野通駅の南東にある「新寺」が最も高額ですが、地下鉄東西線の終点、荒井駅の周辺は平均地価が1平方メートルあたり約6.5万円、坪単価およそ21.6万円と最安値を記録しています。
駅の沿線でも、仙台駅から離れれば、十分に負担を抑えつつ家を建てられるでしょう。

仙台駅に隣接していながら、東部が海に面している若林区は、都心部の利便性とのどかな田園地帯の両方を有するエリアです。
地価の高い仙台駅・宮城野通駅から、地下鉄の終点でありながら区内の地価最安値を記録する荒井駅周辺まで、幅広い価格で土地が取引されており、宅地・マンションともに豊富なので、単身者からファミリー世帯まで幅広い層が条件の合う不動産を探せます。

ただし、いつまでもご自身にとって良い物件が残っているとは限りません。
地価は年々上昇しているので、家を買うかどうか悩んでいるなら、早目に土地探しを始めましょう。