折り上げ天井って何?メリット・デメリットや導入時のポイントを紹介
ここでは、折り上げ天井の概要から、折り上げ天井のメリット・デメリット、導入時に押さえておきたいポイント等を共有していきます。
2024.11.21
新居を建てるために土地探しをしている際、「角地」に興味を持つ方は多いです。
ただし、一般的に評価の高い角地も、万人に合うわけではありません。
角地といってもどの方角が道路に面しているのか、道路幅や周辺環境がどうなっているのかなどによって、家を建てた後の住みやすさが変わってくるからです。
そこで今回は、角地のメリット・デメリットと、角地を買う前に調べて欲しいポイントをご紹介します。
マイホームの建設予定地として角地を選ぶ最大のメリットは、日当たりと風通しの良さです。
十字路やL字路に面している角地は、2方向が開けているため、窓を通じて日光や風が通り抜けます。
基本的に、朝から夕方まで家の中が明るいため、明るく開放的な空間で過ごしたい、窓を開けて自然な風で涼みたいというご家族におすすめです。
角地ならではのメリットの一つが、4方向ある内の2方向にしか隣家がないこと。
周りを隣家に囲まれていると、お互いに家の中が見えないよう窓の位置に気を使ったり、時間帯によってはカーテンを閉めておいたりする必要があります。
しかし、角地の場合、道路側に窓を作っておけば、ふと外を見たときに隣家の方と偶然目が合って気まずい思いをする、といった場面を減らせるのです。
道路からの視線を遮る必要はありますが、騒音や視線の心配が少ないため、プライバシーを確保できます。
角地は、設計の自由度が高いです。
3方向を家に囲まれた一般的な宅地だと、玄関は道路に面した側にしか作れません。
しかし、角地の場合2方向の道路に面しているため、好きな面に玄関を置いたり、通常の玄関と車庫に直通する小さな出入り口を両立させたりできます。
また、日当たりが良いため、リビングの位置などもある程度自由に調整可能です。
アイデア次第で幅広い住まいを実現できるのが、角地の魅力といって良いでしょう。
角地は、2方向が道路に面しているため、家の周りに視線が通ります。
空き巣や車上荒らしは、基本的に現場を下見してから犯行に及ぶため、何度もインターフォンを鳴らしたり、家の周りをうろついたり、家の中の様子を窺ったりするとき人目に付きやすい角地の物件は、被害にあうリスクが低いです。
もちろん、角地なら100%犯罪者に狙われないというわけではありません。
ただ、角地は犯罪者に狙われづらい立地なので、比較的防犯性も高いです。
日本では、誰彼構わず好きに建物を建てると、日当たりがめちゃくちゃになってしまうため、土地ごとに建ぺい率・容積率・高さ制限などを設定し、建てられる住宅のサイズや高さを制限しています。
しかし、2方向を道路に面している角地は、通常の土地に比べて「最低限道路の日当たりを確保すべし」というルールの適用が厳しいです。
そこで、自治体によっては、特例で建ぺい率を10%緩和してもらえる場合があります。
建ぺい率が緩和されると、その分1階を広く作れるので、1階部分を広くしたい方には、角地がおすすめです。
角地は、一般的に人気があるため、同じ地域で同じ面積の土地と比べても、10%から20%ほど高い金額で売買されています。
土地と建物の費用を比べた場合、基本的に高いのは土地の方です。
たった10%くらいならと考えるかもしれませんが、たとえば相場2,000万円で土地を買える地域なら、角地は2,200万円前後。
支払う金額が数百万円変わってくるので、角地を選ぶ場合は、ある程度の資金的な余裕が必要です。
角地の良さは、日当たりと風通しの良さ。
ただし、日当たりが良すぎて日中暑くなってしまったり、外から家の中が丸見えになってしまい、大きな窓を付けたのにカーテンを開けられなくなったりする場合もあります。
窓の外には道路やお向かいの建物、他人の敷地などがあるため、角地の家を設計するときは、どこに窓を置けば、視線を防ぎつつ採光と通風を確保できるのか慎重に考えましょう。
ブロック塀など、家の周りを囲うものを外構と呼びます。
近隣住民しか入って来られないエリアであれば、外構なしでも構いませんが、ある程度、交通量の多い角地を選ぶ場合は、通行人の視線を遮り、交通事故等のリスクを抑えるために、2面分の外構工事が必要です。
通常の宅地よりも外構を必要とする面積が多い分、角地は外構のコストが高くなってしまいます。
斜線制限とは、道路の日当たりを確保できるよう、道路に面した建物の高さを制限するルールのことです。
角地は、2本の道路に面しているため、通常の土地よりも斜線制限が厳しく適用されてしまいます。
角地によっては2階の面積を削る必要が出てきたり、3階建ての家を建てられなかったりするケースもあるため、注意が必要です。
角地は交差点に面しているので、カーブを曲がりきれなかった車がぶつかってきたり、車が突っ込んできたりするリスクがあります。
交通量の多い大通りはもちろんのこと、交通量が限られた住宅街でも、カーブミラーや一時停止線の位置、十字路の角度に道路の傾斜等によっては事故の発生率は高くなるため、要注意です。
立地のリスクに合わせて、外構にお金をかけ、注意して出入りする必要があります。
角地は、どの方角に面しているかによって日当たりが変わるので、角地を買うときは必ず方角をチェックしましょう。
一般的に人気があるのは、朝~昼まで明るい南東角地と、昼~夕方まで明るい南西角地です。
一方、北向きの角地は、日差しが弱くなるものの、比較的安定した明るさを維持できます。
南向き、特に南西角地は日差しが強すぎて眩しくなるケースもあるので、新居の間取りや周辺の建物の高さ、または好みに応じて、どの方角が住みやすいのかシミュレーションするのがおすすめです。
角地は、道路斜線制限によって、建物の高さや位置を制限されます。
この制限は、面している道路の幅や自治体のルールによって変わってくるため、事前にどの程度のサイズなら建築許可が下りるのか、下調べをした上で購入を検討しましょう。
ハウスメーカーや建築士と連携し、土地の制限を把握しておかないと、希望の間取りや設備を導入できない可能性があります。
隅切りとは、最低限の見通しを確保するため、土地の角を空き地または道路にするという決まりのことです。
そして、隅切りの要不要は、土地によって違うため、自治体に聞いてみないとわかりません。
隅切りが必要な角地だと、隅切りの費用を負担した上で、土地の一部を使えなくなってしまうので、斜線制限と同様、自治体へ確認してから角地を買いましょう。
角地は、明るく開放的で、自由度の高い家を新築できる魅力的な土地ですが、一方で土地自体の価格や外構費用が高く、日当たりの良さがマイナスに働いてしまう場合もある不動産です。
同じ角地でも、どの方角に面しているのか、どれくらい大きな道路に面しているのか等によって、リスクや法的な制限、過ごしやすい住宅の設計は変わってきます。
角地を買うときは、事前に方角や法的な制限を確認し、希望に沿った家を建てられるかハウスメーカー等と相談した上で、手続きを進めましょう。
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