折り上げ天井って何?メリット・デメリットや導入時のポイントを紹介
ここでは、折り上げ天井の概要から、折り上げ天井のメリット・デメリット、導入時に押さえておきたいポイント等を共有していきます。
2024.11.21
数千万円もの値段がする一戸建ても、長く使っていれば時間の経過や使用感で劣化していきます。
家を使い捨てにするつもりならともかく、マイホームで長く快適に暮らしたい、将来、家を処分したり相続したりするときもきれいな状態にしておきたいと考えているなら、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
ただ、一戸建てのどこにメンテナンスが必要になるのか、どの程度の周期でお手入れをすれば良いのかといったメンテナンスの知識について、多くの人は考えたこともないでしょう。
そこで今回は、一戸建ての購入後に役立つメンテナンスの箇所と頻度、注意点について解説していきます。
結論からいうと、一戸建てには「メンテンスの不要な箇所」は一つもありません。
分譲マンションであれば、共用部分や外壁の管理を管理会社に任せられますが、一戸建てだと壁や屋根を含めた外装から、水回りの設備やフローリングといった内装材まですべての管理が自己責任で管理する必要があるからです。
たとえば、頑丈なイメージのある外壁でも、10年ほどで塗装が落ちてきます。
一旦塗装がはがれてしまうと、その部分に亀裂ができたり、その箇所から雨水が染み込んで内部が腐食したりしやすくなるため、どこかで塗装の塗り直しが必要になってくるのです。
また、日本の住宅設備は、10~15年で製品としての寿命を迎えます。
基本的にはこの周期で大きなメンテナンスが必要になり、細かい不具合を防ぐために年一回程度のお手入れが必要になると考えておけば良いでしょう。
新築一戸建ての場合、築5年から10年の段階で、まずは壁が劣化してきます。
外壁の材質にもよりますが、一般的なモルタル壁や、外壁に貼り付けて固定する「サイディング」とよばれる外壁材は、約10年で防水性が落ちてくるため注意が必要です。
また、外壁の建材と建材の間を埋める目地(シーリング)も、5~10年で硬化したりひび割れができたりしやすくなります。
外側は耐候性の高い素材でも、内側に雨水が染み込んでしまうと、腐食の進行を防げません。
目地が劣化している場合は、新しくシーリングを打ちましょう。
また、「壁を手でこすって見て、白い汚れが手に付く場合」は再塗装の目安です。
上記のような状態を、専門用語でチョーキングといいます。
粉状の白い汚れは、紫外線や風雨によって劣化した塗装の名残なので、外壁材を守るためにも塗装を塗り直した方が安全です。
その他、5~10年という短いスパンで問題が出てくるのが、室内の壁紙クロス。
普段からきれいに使っている場合は多少長持ちしますが、家族に喫煙者がいたり、皮脂等の汚れがこびりついていたり、長時間日光に当たったりしていると変色してきます。
壁紙クロスは、生活臭や汚れを吸い込んでしまいますし、10年も経過すればボロボロになるので、定期的に新しいものに交換しましょう。
また、床下に施すシロアリ対策の虫除けなども、5年ほどで効果を失います。
シロアリは家に寄せ付けないことが重要なので、防蟻処理も忘れずに行うことが重要です。
築10~15年ほどでメンテナンスが必要になるのは、主に屋根や水回りの設備。
屋根の種類にもよりますが、トタン屋根の場合は10年ほどで再塗装が必要ですし、瓦屋根等でも定期点検が必要になってきます。
また、住宅全体に施した防水工事の効果も薄れてくるため、屋上やベランダから水が染み込んでこないように処理しましょう。
内装設備の中で特に注意したいのは、給湯器です。
「たまにお湯が出ない」「お湯が出るまで時間がかかる」など、給湯器に不調を感じた場合は、早目に業者を呼んで修理するか、新しいものに交換してもらいましょう。
夏場ならともかく、冬場に給湯器が故障すると死活問題ですし、温水式の床暖房などを利用している場合、給湯器の故障が暖房機器の故障にもつながってしまいます。
そのほか、築10年から15年は、お風呂場のタイルやトイレ、キッチン設備の故障も出やすい時期です。
配管が劣化しているケースも出てくるため、ケガをしたり下水が逆流したりする前に、定期点検や修理・交換で問題のない状態を維持しましょう。
築15年から20年ともなると、水回りの本格的な故障やエアコンを始めとした空調設備の故障が増えてきます。
台風が多い時期があったなど、外装の損傷が予想される場合、屋根の葺き替えが必要になるのもこのタイミング。
普段あまり目を向けない雨どいや、排水管に問題が出るケースも少なくありません。
雨どいの故障など大した問題ではないと感じるかもしれませんが、雨水が外壁に直接かかるようになると、そこから内部に水が侵入し、雨漏りや壁・屋根の腐食が起きる可能性もあります。
折れた鉛筆を接着剤やテープで固定してももろくなってしまうのと同じように、壁や柱といった住宅の基礎が腐食すると、元の強度には戻せません。
特に、屋根や雨どいは普段目にする機会が少ないだけに、雨漏りの発覚が遅れがちです。
ただ、築15~20年ほどで訪れる住宅のトラブルは、問題が大きい分、修理費用も安くはありません。
タイミングによっては、2回目の外壁塗装が同時に訪れる場合もあるので、より重大な問題がある箇所を優先してメンテナンスを施すようにしましょう。
日本における住宅価格の考え方では、「築22年」を過ぎると建物の資産価値はほぼゼロになります。
つまり、一戸建ての寿命は築22年。
少々のことでは壊れない排水管の全体的な取り替えが必要になったり、タタミやフローリングの床材を交換したり、屋根の葺き替えがしたりする必要があります。
大がかりなメンテナンスも増えてくるため、メンテナンス費用も高額です。
また、メンテナンスをしていても、細かい部分の経年劣化や老朽化は抑えられません。
普段の過ごし方次第では、築15年・20年の段階でやってきたメンテナンスがより早い期間で回ってくるので、築年数が進めば進むほど住居のお手入れにはお金がかかると考えておきましょう。
これから一戸建てを購入しようと考えている人、またはすでに一戸建てを購入して、「そろそろメンテナンスも考えなければ」と考えている人に覚えておいて欲しいのが、住宅メンテナンスは早めに行うことが重要であるということです。
多くの場合、住まいの問題は、「すぐに対処しないと困るもの」と「多少不便だがすぐに対処しなくても暮らしづらさは感じない」ものに分けられます。
「トイレがつまった」「給湯器からお湯が出なくなった」など、即座に対処が必要なトラブル・故障については、大抵の人が迷うことなく業者を呼んだり自分で修理用品を買ってきたりして対処するでしょう。
しかし、すぐに対処しなくても困らない問題に関しては、「もっと大きな問題になってからでも良いだろう」と放置してしまう人が少なくありません。
「対応・メンテナンスの後回し」は、住まいの適切な維持・管理を妨げる大きな問題です。
たとえば、外壁にできた小さな亀裂の対処が遅れると、目に見えない壁の中の鉄筋がさびて腐食したり、コンクリートが崩れて内部まで雨漏りが進んだりしてしまいます。
柱・壁・床下といった住宅の基礎に被害が及んでしまえば、いくらお金を積んでメンテナンスをしても、元の強度には戻りません。
問題が大きくなるまで放置すると、軽微な内に対処するより、修理費用が高くなる点にも注意が必要です。
長期的に見れば、住まいのトラブルは早め早めに対処したり、定期点検を行ってトラブルを未然に防いだりした方が、メンテナンス費用を節約できます。
だからこそ、一戸建てを持つなら、時期ごとにどこをメンテナンスすれば良いのかを知っておきましょう。
ハウスメーカーによっては、一定の定期点検を無料で受けられる場合もありますが、壊れた設備の修理やクロスの張り替え等は自己負担です。
一戸建てのメンテナンスは、大体、5~10年に一度訪れます。
特に、外壁塗装や屋根の防水工事など、「足場」を組む必要のあるメンテナンスは、一回の工事で100万円以上かかることも少なくありません。
いざ修理が必要になったり、定期点検の時期が訪れたりしたときに、「お金がないからメンテナンスできない」といったことにならないよう、家を買ったら修繕費用・メンテナンス費用の積み立ても始めましょう。
おすすめしたいのは、毎月1万円ずつなど、金額を決めての貯金です。
月1万円の積み立てができれば、5年で60万円、1年で120万円貯まります。
ある程度の貯蓄があれば、適切なタイミングで迷うことなくメンテナンスを依頼可能です。
持ち家を長持ちさせたい場合は、日々の掃除と換気を徹底しましょう。
「建材の腐食」「シロアリ被害」といった住宅の基礎に影響を及ぼすトラブルは、多くの場合湿度の高さから生じます。
現代の住宅は気密性が高く、湿気がこもりやすいので、物置などの使わない部屋も定期的に換気するのがおすすめです。
こまめな掃除と換気によって初期段階のトラブルや異変を発見すれば、修理価格が安い内に対処できるというメリットもあります。
一戸建ては、購入後何十年と暮らしていく生活の基盤です。
しかし、どれだけ頑丈に見える建物でも、いずれ設備の寿命は訪れます。
「いまは問題がないから」と小さなトラブルを放置して結果、取り返しのつかない事態になってしまうことも少なくありません。
長い目で考えると、定期点検や日々の掃除・換気を通して住まいの不調にいち早く気づき、適切なタイミングでメンテナンスを施すことが重要なので、マイホームを買ったら日々のメンテナンスに力を入れましょう。
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