折り上げ天井って何?メリット・デメリットや導入時のポイントを紹介
ここでは、折り上げ天井の概要から、折り上げ天井のメリット・デメリット、導入時に押さえておきたいポイント等を共有していきます。
2024.11.21
家を買うと生活圏やライフスタイルが変わるため、ついでに車の購入や買い替えを検討する方も多いです。
ただし、家も車も、気軽に購入できるようなものではないので、基本的には住宅ローンやマイカーローンを利用することになります。
そこで脳裏をよぎるのが、住宅ローンとマイカーローンは併用できるのかという問題です。
本記事では、住宅ローンのマイカーローンを併用できるのか、併用する場合どういった点に注意すれば良いのかを解説していきます。
住宅ローンとマイカーローンは、併用可能です。
ただし、個人の年収で借りられるローンの総額には、限度があります。
複数のローンを併用する場合、「自分の返済能力でいくらまで借りられるのか」を見極め、ローンの利用額を上手く配分するという作業が不可欠です。
そして、住宅ローンとマイカーローンは、借入額も金利も返済期間も異なります。
借入可能額は、金利を含めた総返済額を考慮する必要があるため、単純に「年収が◯万円だから◯万円まで借りられる」という計算はできません。
住宅ローンとマイカーローンを併用するためには、「返済比率」という数字を使って、借入額や借入額の配分を考える必要があります。
返済比率とは、年収の何%をローンの返済に回しているのか示したものです。
返済負担率と呼ぶこともあり、「年間のローン返済総額÷年収×100」という式で計算できます。
返済比率の良いところは、併用するローンの数や金利に関わらず、「年収の何%をローンの返済に当てても生活していけるか」さえわかっていれば、月々の返済額から借入上限額を逆算できることです。
たとえば、年収400万円の方が現在の家計簿を見直して、「返済比率30%までなら無理なく生活できる」とわかった場合。
両ローンの返済額が年間120万円・毎月10万円以下になるように調整すれば、ローンを滞納する心配はありません。
返済比率を知っていると、お金の借り過ぎを防げるのです。
住宅ローンやマイカーローンを併用する場合、返済比率は高くても35%以下に抑えましょう。
なぜなら、一般的には返済比率が35%を超えると、滞納リスクが上がるとされており、ローンの審査で落とされてしまうからです。
実際、長期固定金利で知られている住宅ローンのフラット35では、
・年収400万円以下:返済比率30%以下
・年収500万円以上:返済比率35%以下
を申し込み要件としています。
実際には、ローンの返済以外にも車の維持費や新居への引っ越し代などがかかるため、返済負担率は30%以下、できれば25%以下に抑えるのがおすすめです。
ディーラーローンは、カーディーラーとローンを提供する信販会社の提携ローン。
ディーラーローンの特徴は、ローンを完済するまで、車の所有権がディーラーの名義になることです。
ローンを滞納したら車を差し押さえられてしまいますし、ローンを完済して所有権を変更するまでは、車の売却もできません。
提携ローンなので審査は通りやすいですが、金利も民間ローンに比べると高目です。
車両の下取り価格(残価)を差し引いた部分をローンで支払い、返済が終わったら車をディーラーに返却するか、下取りに出すか、残価を払って買い取るか選ぶ残価設定ローンも、ディーラーローンの一種となります。
マイカーローンは、銀行などの民間金融機関で提供されている、自動車購入用ローンのことです。
契約者の名義で車を買うためのお金を借り、そのお金でマイカーを購入するため、車の名義は契約者本人のものとなります。
マイカーローンで買った車は、自分の持ち物なので、たとえば返済途中に車を買い替えたり、売却してローンを繰り上げ返済したりしても構いません。
ディーラーローンに比べて金利も低く、返済期間の調整も柔軟にできますが、その分、審査は厳しいです。
住宅ローンとマイカーローンを併用する場合、車はマイカーローンで購入することをおすすめします。
なぜなら、多くの場合、マイカーローンの方が低金利だからです。
また、マイカーローンなら、返済負担率を考慮して返済期間を伸ばし、月々のローン返済額を抑える、滞納しそうになったら車を売り、ローンを精算するといった工夫もできます。
住宅ローンとの併用を考えた時、ディーラーローンよりもマイカーローンをおすすめするもう一つの理由は、同じ金融機関の住宅ローンとマイカーローンを選べば、返済日や返済用口座の管理が楽になるから。
また、すでに住宅ローンを組んだ金融機関でマイカーローンに申し込むと、審査の際にこれまでの住宅ローン返済実績を評価してもらえたり、金利の優遇を受けられたりする可能性もあります。
住宅ローンもマイカーローンも、長期間返済を続けるローンなので、少しでも事務手続きの負担を減らせる方法を取りましょう。
個人の借入可能額に限度がある以上、マイカーローンを併用すると、住宅ローンの借入可能額は減ることになります。
ただ、具体的にどれくらい住宅ローンの借入可能額が減るのか、計算してみないとイメージできないでしょう。
そこで、
・35年返済の住宅ローン
・金利は全期間固定の年利1.82%
・返済方法は月々同じ額を支払っていく元利均等方式
・ボーナス返済はなし
・両ローンの返済負担率は30%以下
という条件で住宅ローンを組むとき、月々の返済額が0円・1万円・3万円・5万円のマイカーローンを組むと、借入可能額がどう変わるのかを実際に計算しました。
◯年収400万円のケース
マイカーローンの返済額(月額) | 住宅ローンの借入可能額 |
---|---|
0円 | 3,622万円 |
1万円 | 3,311万円 |
3万円 | 2,690万円 |
5万円 | 2,069万円 |
◯年収500万円のケース
マイカーローンの返済額(月額) | 住宅ローンの借入可能額 |
---|---|
0円 | 4,527万円 |
1万円 | 4,217万円 |
3万円 | 3,596万円 |
5万円 | 2,975万円 |
◯年収600万円のケース
マイカーローンの返済額(月額) | 住宅ローンの借入可能額 |
---|---|
0円 | 5,433万円 |
1万円 | 5,122万円 |
3万円 | 4,501万円 |
5万円 | 3,880万円 |
◯年収700万円のケース
マイカーローンの返済額(月額) | 住宅ローンの借入可能額 |
---|---|
0円 | 6,338万円 |
1万円 | 6,028万円 |
3万円 | 5,407万円 |
5万円 | 4,786万円 |
月々1万円返済するマイカーローンを組むと、住宅ローンの借入可能額は300万円減り、3万円なら900万円、5万円なら1,500万円以上減るという結果です。
家探しにおいて、使える予算が300万円変われば、新居の設計や仕様、立地は大きく妥協する必要が出てくるでしょう。
マイカーローンの返済期間は、多くの場合、5年から長くても10年です。
たった数年ローンを併用するかどうかで、今後数十年住み続けるマイホームの予算が数百万円変わることを考えると、ローンの併用は安易におすすめできる選択肢ではありません。
なお、マイカーローンを完済し、返済負担率に余裕ができたら住宅ローンの追加融資を受ける、といった使い方をするのは難しいです。
併用した場合の影響が大きいので、住宅ローンとマイカーローンを併用するときは、ご自身や家族にとって一番良いローンの組み合わせを考える必要があります。
複数のローンを完済できるだけのお金を借りて、ローンの契約先を一箇所にまとめるのが、いわゆる「おまとめローン」です。
ローンを統一するため、借りているお金や返済日、返済口座等の管理がしやすくなり、借り換えるプランによってはより低金利なローンの利用もできる「おまとめローン」ですが、住宅ローンとマイカーローンのおまとめはできません。
なぜなら、住宅ローンやマイカーローンといった名称のローンは、最初からお金の使い道を決め、「他の用途に使わない」という約束で借りるローンだからです。
住宅ローンは家を買うためのローンなので、仮に車の購入資金を上乗せして融資を受けられたとしても、借りたお金でマイカーを買った場合、契約違反でローンの一括完済を求められることになります。
そのため、家と車を同時期に買いたいなら、ローンの併用が必要です。
住宅ローンとマイカーローンを併用する時は、各ローンの申し込みをする前に返済負担率を計算しましょう。
なぜなら、両ローンの返済負担率が一定の割合を越えていると、審査を受けても通らないからです。
不動産業者はマイカーローンを組もうとしていることを知りませんし、マイカーローンの担当者は住宅ローンを組もうとしていることを知らないので、返済負担率の調整は自分で行う必要があります。
消費者金融の借り入れやクレジットカードのキャッシング、スマートフォン本体の分割払いなど、住宅ローンやマイカーローン以外のローンがある場合、併用を考える前にそのほかローンを完済しましょう。
返済負担率は、住宅ローンやマイカーローンだけでなく、ありとあらゆるローン返済額の合計を使って割合を求めるからです。
住宅ローンとマイカーローンの返済だけなら、返済負担率が30%未満でも、その他ローンの返済を入れると返済負担率が35%を越えてしまう場合、ローンの審査には通りません。
住宅ローンとマイカーローンを併用するときは、できるだけ返済負担率を下げ、無理なく返済できる額を借りましょう。
返済負担率が上限値ギリギリになるようなローン、つまり何とか生活を切り詰め、頑張れば返済できる金額のローンを組んでしまうと、体調を崩したり仕事を辞めたりしたとき、両方のローンを滞納することになってしまいます。
家も車も、買えば終わりではなく、購入後は維持費が必要です。
できれば維持費込みで返済負担率を計算し、将来の滞納リスクを下げましょう。
住宅ローンとマイカーローン、どちらを優先するか迷った場合は、住宅ローンを優先することをおすすめします。
なぜかというと、家と車なら、多くの場合家に予算を使った方が、人生の満足度を高められるからです。
特に、お子さんがいる場合、マイホームを早く買えば、その分、新居で子どもと過ごす時間を増やせます。
また、住宅ローンはマイカーローンよりも低金利です。
両ローンを比べると、住宅ローンの方がお得なので、住宅ローンを優先しましょう。
すでにどちらかのローンを組んでいる場合に重要なのは、もう一方のローン借入額を、返済負担率が超過しないように抑えることです。
返済負担率を考えず、個別に借入額を計算すると、ローン審査に通りません。
返済期間の短いマイカーローンも、利用後数年は返済が必要なので、生活費が圧迫されないように月々の収入や支出から返済負担率を求めましょう。
返済負担率に余裕がない場合、大きなローンを組みたい場合、近々ローンの完済ができそうな場合は、先に利用中のローンを完済するのがおすすめです。
一方のローンを完済すれば、もう一方のローンを組みやすくなります。
繰り上げ返済を行うことで、片方のローン金利も節約できるため、生活費に余裕があればローンの完済も考えましょう。
住宅ローンの利用中に、マイカーローンを組むかどうか悩んでいる場合、コツコツと貯金し、車を現金で購入するという手もあります。
ローンを組まなければ、返済負担率を考える必要はありません。
都市部に住んでおり、車の使用頻度が限られる場合、まとまった現金を用意できるまで、カーシェアや車のレンタルで乗り切っても良いでしょう。
住宅ローンとマイカーローンは併用できます。
ただし、自身の返済能力を越えるローンは組めません。
無理なく返せるローンの借入額は、月々の返済額から返済負担率を計算すればわかります。
場合によっては、住宅ローンを優先し、マイカーローンを先送りにした方が良いケースもあるので、現在の収入やその他ローンの利用状況などを考慮して、ローンを併用するか考えましょう。
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