戸建ては町内会・自治会の加入が必須?入らない場合の良し悪しを解説
今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
2024.07.16
鳩は帰巣本能と縄張り意識の強い動物です。
ベランダで休憩する姿や巣作りの光景が微笑ましいからといって眺めていると、大切な自宅が鳩のフンまみれになってしまいます。
鳩は、自宅のベランダに居着いてしまうと騒音やフン害といったさまざまな被害をもたらす動物なので、できれば自宅のベランダに鳩を寄せ付けない対策を知っておきましょう。
今回は、鳩による被害とベランダの鳩対策について解説していきます。
短時間、町中の騒音がある状態で聞けば可愛い鳩の鳴き声も、早朝まだ寝ていたい時間帯に延々と聞かされたり、昼から夕方まで鳴き声が響いてきたりすると立派な騒音です。
鳩は自分の家と決めた場所に帰ってくる本能が強いため、一度安全な場所と認識された場合季節を問わず一年中鳩の鳴き声に悩まされることになってしまいます。
マンションであれば、家族だけでなく近隣住民に迷惑をかけてしまう点も問題です。
鳩のフンを放置すると、悪臭が発生します。
ベランダで過ごす鳩の数が増えれば増えるほどフンの被害が拡大し、こびりついた汚れとニオイを落とす手間が増えていくため注意が必要です。
また、ベランダが鳩のフンで汚れることによって、自宅の外観も損なわれてしまいます。
鳩のフンには酸が含まれており、フンを長期間放置すると手すりなどの金属が腐食してしまうのも問題です。
鳩はダニやノミなどを運んでくるほか、感染症の原因となるアレルギー物質や病原菌を媒介する場合があります。
少量のフンがベランダにあってもすぐさま体調が悪くなるわけではありませんが、鳩が巣作りをして一日中滞在する状態になり、免疫力の低いお子さんや高齢者が喘息になってしまってからでは遅いです。
そもそも、ベランダに鳩が滞在しないように対策しましょう。
鳩は縄張り意識が強く、自宅のベランダを巣作りに使うほど「安全な場所」だと認識した場合、声や動きで威嚇した程度では追い払ってもすぐに戻ってきてしまいます。
鳩の産卵は一年に何度か行われるため、一度でも侵入を許すと次々鳩が増えてしまうのも問題です。
また、安全な場所を確保した鳩が居着くことで、ほかの鳩も移動やエサ探しの休憩を兼ねて侵入してくるようになります。
大量の鳩がベランダで居座るようになれば、騒音・フン害の程度もひどくなっていくため、鳩の巣作りを防ぐことが大切です。
人の出入りが少ないベランダは、鳩にとって格好の休憩場所。
「普段利用しないベランダにいつの間にか鳩が巣を作っていた」という被害例は決して少なくありません。
特に、窓を閉め切っていたり敷地外から目に入りづらい場所にあったりするベランダは、フンなどの悪臭や汚れに気づきづらいです。
人の出入りが少ない場所は、鳩だけでなく空き巣等にも狙われやすいため、定期的にベランダに出入りして鳩の侵入を阻みましょう。
ベランダに荷物や植木鉢、エアコンの室外機などを複数置いていて死角が多い場合も注意が必要です。
鳩が身を隠せる場所を作ってしまうと、侵入した鳩は安心してベランダで過ごすようになります。
たとえ人の出入りがあっても、時間経過と共に「自分には害のない安全な環境だ」と理解されてしまえば、本格的な巣作りが始まってしまうのです。
公園や神社など、近隣住民が鳩に餌をあげている場所が近くにある場合、ベランダを定期的にチェックしましょう。
いわゆる餌場の近くには、餌を求めて大量の鳩がやってきます。
当然ながら、鳩達は餌をもらえる場所の近くで休憩場所を探すため、三方向を建物に囲まれており、雨風をしのげる住宅のベランダはターゲットにされやすいです。
また、近所に餌やり場があると、住み着いた鳩とは別の鳩も集まってきてしまいます。
鳩対策の第一歩は、ベランダに落とされたフンをこまめに掃除することです。
鳩の匂いがつかないようにすれば、「自分を排除しようとしている」という危機感を刺激できます。
多くの場合、鳩はまずベランダの手すりにとまってフンを残し、安全を確認するため、鳩が警戒心を緩めてベランダの中へ入ってくる前にフンをきれいに落としましょう。
日常的に鳩が出入りしており、まだ巣作りされていない段階なら、忌避剤とよばれる鳩よけの商品を利用するのがおすすめです。
忌避剤にはスプレータイプやジェルタイプがあり、どちらも揮発性の成分を使っているため継続的に利用する必要があります。
ベタつきなどはあるものの、長時間効果を期待できるジェルタイプの方が強力なので、鳩の数に応じて忌避剤を利用すると良いでしょう。
鳩が滞在しやすいベランダの手すりや室外機の周り、壁の周辺に使うのがポイントです。
ベランダ全体にネットを張ってしまい、鳩が入って来られないようにするという手もあります。
鳩の侵入をシャットアウトできるため、居着いてしまった鳩がいる場合にも効果的な対策です。
ただし、ネットの張りが甘いと隙間から無理やり鳩が戻ってきますし、マンションだと美観の問題からネットを利用できない場合もあります。
費用も手間もかかるため、最終手段として覚えておくと良いでしょう。
ベランダ以外の場所、たとえば、屋根やソーラーパネルの裏等にも鳩対策をしたい場合、忌避剤や剣山を利用するのがおすすめです。
ただし、忌避剤は定期的にまく必要があるため、高所作業となる屋根の鳩対策としては危険が伴います。
また、剣山も形状によっては鳩が嫌がることなく滞在するため、ハト対策を万全にしたいならネットを張って鳩除けしましょう。
光を受けて反射するCDや、鳩の天敵である蛇・猫等のダミー人形をベランダに設置するといった方法は、あまり効果がありません。
1回や2回は通用しても、何度かベランダを訪問するうちに、「危険そうに見えるが自分に害を及ぼさない」と理解されてしまうからです。
一旦、危険なものではないと判断されれば、光り物やダミーを置いていても意味はありません。
ただし、定期的にダミーを取り替えて鳩を慣れさせないようにすれば、一定の効果を期待できます。
ベランダに強力な磁石を置いて、鳩の方向感覚を麻痺させるという方法も効果が薄いです。
そもそも、鳩は磁場や磁力だけを頼りに行動しているわけではありません。
市販の磁石は磁力の効果範囲も磁力そのものもそれほど大きくないため、磁石よりも忌避剤やネットの利用をおすすめします。
効果に疑問を感じながら利用しているうちに、鳩がベランダに住み着くとなかなか追い出せなくなってしまうので、鳩対策は効果のあるものにお金をかけましょう。
一見、可愛く感じても、ベランダに住み着いた鳩は騒音・悪臭・感染症等のリスクを運び込む厄介な存在です。
帰巣本能と縄張り意識の強い鳩の巣作りを許せば、一度や二度追い払った程度では出ていってくれません。
ベランダの鳩対策は、何よりも鳩を寄せ付けないことが重要です。
ベランダへ出入りしたり、片付けたり、忌避剤・剣山・鳩よけネット等を利用したりして、自宅を鳩の被害から守りましょう。
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