戸建ては町内会・自治会の加入が必須?入らない場合の良し悪しを解説
今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
2024.07.16
喫煙者の生活は人体への影響だけではなく、実は住居への影響も大きいです。
たとえば、家の中でタバコを吸い続けた場合、通称ヤニとよばれるタールによって部屋が黄ばんでしまいます。
特に、壁紙に付着したヤニ汚れは落ちにくいだけではなく、タールが沈着したままになってしまうことも多いです。
そのため、まずはタバコの影響を正しく知ることが重要です。
今回は、それらタバコで壁紙が汚れてしまう原因はもちろん、壁紙のヤニ落としに適した道具、掃除方法、注意点、予防方法などについて紹介します。
ここでは専門用語を使わずに簡単な言葉を用いて解説します。
タバコを吸わない方にはあまり関係のない話かもしれませんが、パートナーが喫煙者だった場合は、対策が必要になることもあるかもしれません。
この記事を読めばタバコによるヤニ汚れについてはもちろん、タールによる影響も防げるためぜひ確認してみてください。
そもそも、タバコで壁紙が汚れてしまう原因は何にあるのでしょうか。
結論を先にいうと、そこにはタバコに含まれているタールが関係しています。
タールは通称「ヤニ」とよばれており、それらが壁紙に付着することで黄ばみの原因となります。
まずはタールやヤニの特徴を知ることが、根本的な解決につながります。
タールとは、タバコなどに含まれている有害物質のことで、粘着性のある植物性樹脂を指します。
タールは粘り気があり、通常は黒色や茶色や褐色などをしているのが特徴です。
タールが燃えることで、大量にヤニが発生するのです。
強い油性のあるタールはねっとりとしており、壁紙だけではなく衣服や家具家電などにも付着します。
なお、タールは一度壁紙などに付着すると簡単には落ちてくれません。
毎日拭き掃除しているなら別ですが、定期的に掃除するくらいでは落ちません。
それでいてタール特有の匂いもあり、市販されている消臭剤や消臭スプレーでは消えてくれません。
そのため、部屋全体が黄ばみ、ヤニ臭い状態になってしまうわけです。
喫煙者の体臭がタバコ臭いのも、実はタールが関係しています。
タールは、物だけではなく人にも付着することがわかっており、歯はもちろん肺などの内臓にまで付着します。
その結果、タバコ臭くなってしまうだけではなく、体にも心にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
ちなみに、喫煙者の中には「ストレス解消になるから」という理由で吸っている方も多いですが、医学的にタールがストレス解消となるという正式な結果は出ていません。
逆に、健康を害することが多いからこそ、部屋を汚したくない方はもちろん、健康でいたい方もタバコは避けた方が良いでしょう。
どうしても壁紙に付着してしまったヤニを落としたいなら、まずは次のような道具を用意しましょう。
以下に、ヤニ落としに必要な代表的な道具をご紹介します。
1. 雑巾(水拭き用・乾拭き用)
2. 用具(スポンジ・ブラシ)
3. 霧吹き
4. バケツ
5. ゴム手袋
6. マスク
7. 洗剤(重曹・セスキ炭酸ソーダ・漂白剤)
用意するものは、水拭き用・乾拭き用の雑巾とスポンジ・ブラシなどの用具、霧吹き、洗剤のみです。
洗剤は単なる石鹸ではなく、重曹・セスキ炭酸ソーダ・漂白剤などがあると便利です。
以下に、各種洗剤が持つ効果を簡単にまとめます。
重曹 | 強いアルカリ性でヤニによる汚れを分解してくれる |
---|---|
セスキ炭酸ソーダ | 炭酸ナトリウムと重曹の複塩で脂肪酸やタンパク質を除去する |
漂白剤 | 目立つ黄ばみなどを白くする効果がある |
ちなみに、道具を使わずに水に濡らしたタオルなどでただ磨くという人も多いですが、タールによる黄ばみはそれだけでは落ちません。
タールは強い粘着性の性質を持つため、軽く拭いたところでは落ちてくれないのです。
もし、自分が喫煙者ではなくても、パートナーなどが喫煙者だった場合は、注意が必要です。
なお、ここでまとめた道具は大手のドラッグストアなどで売っていることが多いです。
そのほか、100円均一ショップなどでも手に入れられるため、ぜひ道具を揃えてしつこいヤニ汚れに立ち向かいましょう。
壁紙の掃除方法には主に2種類あり、自分で掃除する方法と業者に掃除してもらう方法があります。
忙しくて掃除がなかなかできない方はプロに任せるのも良いですし、自分でやってみたい方は挑戦してみても良いでしょう。
なお、壁紙のヤニを落とす場合は適当にタオルで拭くだけでは効果が薄いです。
そのため、先ほどの項目でまとめた道具を用意して手順通りに掃除することが重要です。
以下はヤニ汚れを落とすための掃除方法を簡単にまとめたものです。
1. 洗剤をヤニ汚れに直接吹きかける
2. スポンジやブラシなどの用具で擦る
3. 水拭きでタールによる汚れを拭き取る
4. 乾拭きして仕上げる
以上の手順さえ守ればしつこいヤニ汚れもキレイになるでしょう。
ただし、ヤニの上にホコリやハウスダストが付着していると掃除の効果も薄れるため、ヤニ落としの前に掃除機やハタキなどでホコリやハウスダストを除去しておくことが大切です。
そこに洗剤を拭きかけて丁寧に擦ればヤニ汚れが浮いてくるので、最後に水拭きと乾拭きをすれば意外と簡単に黄ばみが落ちます。
ただし、何年何十年と放置した壁紙の場合は黄ばみが落とせないこともあります。
この場合は、壁紙を交換する必要が出てくるでしょう。
もしくはプロのハウスクリーニング業者などもあるため、そういった専門家に対応してもらうのもおすすめです。
自分でやると失敗してしまうこともあるので、専門業者への依頼も考えておくと安心です。
特に、専門家の中には新品同様にしてくれるところもあるため、自分でできそうにない場合は専門業者を活用してみてください。
ヤニ落としには注意点も多々あります。
ここからは実際にヤニを落とす際に知っておきたい注意点を簡単にまとめます。
ちょっとしたミスが思わぬ失敗に繋がってしまうこともあるので、ぜひ注意点も併せて確認しておきましょう。
アルカリ性洗剤などを使うヤニ落としは、換気せずに行うと危険です。
洗剤によっては人体に悪影響もあるため、必ず喚起しながら掃除してください。
部屋を閉め切っていると体調不良を引き起こす場合があります。
数分~数十分の短時間とはいっても最悪の事態が起こらないとはいい切れないため、必ず換気をしながら掃除することを意識してください。
洗剤の中には肌荒れの原因となるものもあります。
そのため、ゴム手袋やマスクも着用しておきましょう。
洗剤に直接触れていると顔や手が荒れてしまい、掃除どころではなくなってしまうこともあります。
ひどいと炎症を引き起こすこともあるため、ゴミ手袋とマスクの着用も必要となることを覚えておきましょう。
洗剤によっては効果が強いものもあります。
その場合、壁紙によっては変色してしまう可能性があります。
まずは黄ばみが弱いところで試し拭きしてみて、効果を確かめながら徐々に広げていきましょう。
洗剤の効果が強すぎると、逆にそこだけ色落ちしてしまい、かえって目立ってしまうという結果にもなりかねません。
こればかりは最適な洗剤を選ぶセンスも必要となってきます。
別の項目でも説明済みですが、黄ばみの上にホコリやハウスダストが付着している可能性があります。
その場合、何度拭いてもなかなか落ちてくれないことが多いため、一度、掃除機やタタキなどでホコリやハウスダストを落としてから黄ばみの着手に取りかかりましょう。
なお、長期間にわたって黄ばみ続けてきた壁紙の場合は、ホコリやハウスダストの有無に関わらず白くなりにくいこともあります。
その場合は壁紙の交換なども視野に入れておきましょう。
何度も拭いたり強く擦ったりすると、壁紙が傷んでしまうこともあります。
何度も拭けばたしかに黄ばみが落ちる可能性も高くなりますが、逆に、本来ある壁紙の色が落ちてしまう原因にもなります。
また、傷がついてしまったり凹んでしまったりすることもあるため、あまり強く擦らないことも重要です。
壁紙にヤニを付きにくくするには、予防方法を知っておくことが重要です。
ここからは、壁紙が黄ばまないようにするには、どうすれば良いのかをまとめます。
どれも簡単にできる対策ばかりなので、ぜひ今日から実践してみてください。
壁紙を黄ばませないためには、そもそも部屋でタバコを吸わないのが一番です。
部屋でタバコを吸うからタールの特徴によって壁紙にヤニが付着するわけです。
究極の予防方法としては、禁煙をすることです。
もし吸うとしても、ベランダやバルコニーで吸うなど、部屋を出て吸うことが大切です。
壁紙はヤニが付着することで黄ばみます。
そのため、換気扇を回してタールを含むタバコの煙自体を外に逃がしてあげるということも重要です。
そうすればヤニが外に出ていくので、壁紙が黄ばむことはありません。
ただ、マンションやアパートなどの集合住宅では、換気扇の出入り口がほかの部屋に向いていることもあります。
そうした場合、近隣住民から苦情が入る恐れがあるので避けましょう。
また、この方法だと壁紙にヤニは付着しないものの、換気扇には付着してしまうので注意が必要です。
どうしても壁紙を黄ばませたくないということなら、空気清浄機を活用する方法もあります。
空気清浄機は現在部屋にある空気を綺麗にしてくれるため、タバコの煙も綺麗にしてくれます。
空気清浄機によってはタバコの煙を浄化して排出してくれるものもあるため、商品によっては大きな効果を得られる可能性もあります。
あとは頻繁に掃除して、ヤニが沈着するのを防ぐことが重要です。
ヤニは壁に付着した瞬間であれば軽く拭くだけでも落ちてくれるため、こまめに掃除することで黄ばみを防げます。
毎日は大変でも、2~3日に一度、拭き掃除をするだけでも違ってくるでしょう。
タバコを吸う人自体が減ってきているものの、未だに部屋でタバコを吸うという人もいるでしょう。
その場合、タバコに含まれているタールの影響で部屋の壁紙が黄ばみます。
購入した住宅ならまだ良いですが、賃貸住宅では、その黄ばみだけでも相当な原状回復費用がかかる可能性があります。
まずは壁紙が黄ばむ原因を知り、その上で予防方法も実践していきましょう。
もし汚れてしまった場合は、今回の記事でまとめた掃除方法を実践してみてください。
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