戸建ては町内会・自治会の加入が必須?入らない場合の良し悪しを解説
今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
2024.07.16
マンションやアパートといった集合住宅には、鉄筋コンクリート造や鉄骨造など、構造の違いが存在します。 同じような見た目のマンションでも、鉄筋コンクリート造と鉄骨造では住宅としての強みや弱み、特徴が違うため、自分に合った住まいを見つけるためには、構造の違いを理解しておくことが重要です。
そこで今回は、住宅構造の中でもマンションやアパートで数多く使われている、「鉄筋コンクリート造」と「鉄骨造」の主な違いを解説します。
鉄筋コンクリート造とは、鉄筋と呼ばれる棒状の鋼と、コンクリートを組み合わせた構造のことです。 RC造の由来である「Reinforced Concrete(強化されたコンクリート)」という名前の通り、高重量に耐えられるものの、引っ張る力がかかると壊れてしまうコンクリートの芯として、引っ張られても千切れない鉄筋を使うことで、単なるコンクリート造よりも頑丈さを高めています。
コンクリート自体が火に強く、空間が密閉されるため、気密性や防火性、防音性に優れた頑丈な建物を建てられるのが特徴です。 重量が重いので、もともと10階建て以下の物件にしか利用されていませんでしたが、技術の発展に伴って、鉄筋コンクリート造を採用する高層マンションも出てきています。
鉄骨造とは、鉄骨と呼ばれる頑丈な鋼材を、建物の骨組み(柱やはり)として使う構造のことです。 頑丈な鉄を使うため、「Steel造」の頭文字を取ってS造とも呼ばれます。
鉄骨造の特徴は、鉄筋コンクリート造よりもコストが安く、事前に工場である程度、部材を組み立てて現場に持ち込めるので、建物ができるまでの期間も短いことです。 建築コストの安さから、多くのマンションやアパートで採用されています。 ただ、実は鉄骨造には「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類があり、同じ鉄骨造でも特徴が異なるため、物件選びをするときは、軽量・重量鉄骨造の違いも押さえておきましょう。
軽量鉄骨造と重量鉄骨造の最も大きな違いは、建物の骨組みとして使用する鉄骨の厚みです。 不動産の世界では、「鉄骨の厚みが6ミリ以下のもの」を軽量鉄骨造、「鉄骨の厚みが6ミリを越えているもの」を重量鉄骨造としています。
一枚の紙切れなら簡単に手で破けても、本や雑誌くらいの厚みになると手どころかはさみを使っても切れなくなるのと同じで、同じ鉄骨でも厚みが違うと頑丈さが大きく変わってくるので、わざわざ分けられているのです。
鉄骨造は、鉄骨を使って建物の重量を支える仕組みなので、軽量鉄骨造と重量鉄骨造では建築できる建物のサイズや形に差があります。
一般的には、一戸建てや2階建てのアパートなど、比較的小さいサイズの建物を建てるときは軽量鉄骨造を使い、高層マンションや倉庫など大きい建物や高い建物を建てるときは、重量鉄骨造を選ぶケースが多いです。 また、軽量鉄骨造と重量鉄骨造を比較した場合、重量鉄骨造の方が骨組み部分の耐荷重が高いので、柱の少ない大空間を設計しやすいという違いがあります。
軽量鉄骨造と重量鉄骨造を比べると、建築費用は重量鉄骨造の方が高いです。 理由は単純で、重量鉄骨造で使われる鉄骨が、分厚く重たい建材だから。
軽量鉄骨に比べて一度に運べる建材の量も減りますし、高重量の建材を使う以上、地盤の改良等も必要になってきます。 重量鉄骨造だと鉄骨1本当たりの価格が上がりますし、建物のサイズ自体も軽量鉄骨造より大きくなるので、重量鉄骨造のマンションやアパートは、軽量鉄骨造のマンションやアパートより価格・家賃が高いのもポイントです。
鉄筋とコンクリートを組み合わせる鉄筋コンクリート造は、地震に強く、大きな地震が起きても倒壊しづらいというメリットを持っています。
強い力がかかって建材が引っ張られても、鉄筋がコンクリートを保持し、建物が揺れて一部に重量がかかってもコンクリートが耐えてくれるので、耐震性を重視する場合は鉄筋コンクリート造のマンションやアパートを選ぶのがおすすめです。 また、鉄筋コンクリート造の建物は頑丈なので、法律上の耐用年数も47年と非常に長く設定されています。 建物として長持ちするため、新築や築浅の段階で入居すれば、マンションやアパートを終の棲家にできるのも鉄筋コンクリート造の強みです。
鉄筋コンクリート造に使われているコンクリートは、燃えづらい素材なので、建物内で火事が起きても有害物質が発生しづらく、延焼もしづらいというメリットがあります。 火が燃え広がる速度が遅くなれば、仮に火事が起きたとしても逃げられる可能性が高くなるため、耐火性を重視する方にもおすすめの構造です。
また、火事に強い建物を選ぶと、火災保険料が安くなります。 頻繁に支払う費用ではありませんが、家を持つと定期的にかかるお金なので、鉄筋コンクリート造と鉄骨造等を比較する場合は、ランニングコストも計算してみると良いでしょう。
鉄筋コンクリート造は、コンクリートを流し込んで壁などを固めているため、基礎となる壁や床の密閉性が非常に高いです。 生活している中で出てしまう音や話し声は、建材と建材の隙間や、音を通しやすい場所(窓などの開口部や薄い壁)越しに伝わるため、隙間のない鉄筋コンクリート造は防音性が高いというメリットを持っています。
外からの音もシャットアウトでき、自らの生活音も周囲に漏れないので、音を気にしたくないなら鉄筋コンクリート造を選ぶと良いでしょう。 また、気密性が高いので、冷暖房の効率が良いという強みもあります。
鉄筋コンクリート造は、木造・鉄骨造といった他の構造と比べても圧倒的に建築コストが高いです。 足場を組んで鉄筋を組み、型枠を作ってコンクリートを流し込むという施工の都合上、工期が長いので人件費や材料費もかかります。
また、鉄筋やコンクリートは非常に重い建材です。 地盤がゆるいと建物の重量を支えられず、マンションやアパートが傾いてしまうため、階数が多ければ多いほど地盤の改良にもお金を使います。
鉄骨造の良いところは、軽量鉄骨造であっても重量鉄骨造であっても、鉄筋コンクリート造より建築費が安いことです。 特に、軽量鉄骨造はアパート程度のサイズであれば、木造とほとんど変わらない価格で建築できます。
コストが安ければ、その分、購入時の金額や家賃も下がるので、お得な物件を探していて、鉄骨造のデメリットが気にならない場合は、鉄骨造と記載してある不動産を探すと良いでしょう。
鉄骨造は、木造と鉄筋コンクリート造の間くらいの頑丈さを持っています。 建築コストは変わりませんが、木造アパートよりも丈夫で長持ちするので、同じ物件に長く住みたいなら鉄骨造の住まいを選びましょう。
また、軽量鉄骨造は工場で部材を組み上げ、現地で組み立てるプレハブ方式を採用していることが多く、施工期間も短いです。 収益物件としてアパートを建てるなら、鉄骨造が選択肢に入ってくるでしょう。
鉄骨造の中でも、重量鉄骨造は分厚い鉄骨を溶接して重量を支えるので、上からかかる重さを分散する柱や壁を増やす必要がありません。 重量鉄骨造の物件は、部屋と部屋の壁を取り払って大空間にしたり、通常の物件では設置できない大きな窓を採用したりできるのが強みです。
ただ、軽量鉄骨造の場合、強度を確保するために筋交いが必要なので、ある程度設計の自由度が制限されることになります。
鉄骨造は、火事に弱いです。 なぜかというと、鉄は高熱にさらされるとやわらかくなり、強度が下がってしまうから。 鉄骨造は、構造上壁などをはがすと鉄骨がむき出しになっているため、火事が起きると骨組みが弱くなり、一気に建物が倒壊したり傾いたりするリスクがあります。 その分、耐震性は高いので、鉄骨造のマンションやアパートを選ぶときは、火災保険の補償内容を充実させましょう。
鉄骨造は、柱やはり、壁といった部材と部材の間を密閉するのが困難なので、鉄筋コンクリート造よりも音が漏れやすいです。 隙間がある住宅は、隙間を密閉しない限り高い防音性を期待できません。 多少、部屋の中で防音対策をしても、鉄骨造の場合は壁や鉄骨経由で音や振動が伝わってしまうため、ある程度の音漏れを覚悟しておく必要があります。
鉄骨鉄筋コンクリートは、鉄筋の変わりに鉄骨を使った鉄筋コンクリート造のことです。 鉄筋コンクリート造を鉄骨で強化したような構造なので、英語の「Steel Reinforced Concrete」の頭文字を取って、SRC造とも呼ばれます。
鉄骨鉄筋コンクリート造の特徴は、鉄筋コンクリート造の上位互換であることです。 防音性や気密性は鉄筋コンクリート造と同程度ですが、耐火性や耐震性、建築コストの高さは鉄筋コンクリート造を上回っています。
住宅性能が高いということは、住居としての快適性も高いということです。
予算に余裕があるなら、SRC造のマンションやアパートを狙ってみましょう。
鉄筋コンクリート造と鉄骨造を比べると、住まいとして安全性が高く過ごしやすいのは、多くの場合、頑丈で気密性も高い鉄筋コンクリート造です。 ただし、鉄筋コンクリート造ならどのような物件でも良いわけではありません。 マンションやアパートの場合、管理組合の仕事ぶりや間仕切りの分厚さなどによって、日々の過ごしやすさや防音性が大きく変わります。
RC造・S造・SRC造といった住宅の構造は目安程度に考えておき、家を探すときは実際に自分の目と耳で良いと思った物件を購入しましょう。
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今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
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