column 882. 買う&売る

北向きは避けた方が良い?北向き部屋のメリットや風水から見る運気

2024.05.13

北向きは避けた方が良い?北向き部屋のメリットや風水から見る運気

一般的に、北向きの部屋は日当たりが悪いので、避けた方が良いとされがちです。
しかし、家が北向きだと快適に住めないのかというと、決してそんなことはありません。
北向きの部屋には他の方角にはないメリットもありますし、実際北向きの物件自体は数多く不動産市場に出回っています。
重要なのは、各方角の特徴と、自分に合った住まいの条件を知ることです。

今回は、北向き部屋のメリットやデメリット、風水から見た北の運気、北向き部屋で快適に過ごすためのポイントなどをお伝えします。

東西南北それぞれの方角の特徴

東西南北それぞれの方角に面した部屋の特徴は、以下の通りです。

◯東向き
・朝から昼にかけて明るく、午後はやや暗くなる
・午後の強い日差しが入らないため、室温が安定している
・朝日で目覚めたい方向け

◯西向き
・昼過ぎから夕方にかけて明るく、夕方は眩しい
・洗濯物は良く乾くが夏は暑くなりがち
・冬暖かく過ごしたい方向け

◯南向き
・最も日の差し込む時間が長い
・一日中明るく暖かいが、夏は日差しの影響で暑くなりやすい
・日当たりの良い部屋が欲しい方向け

◯北向き
・太陽を背にするかたちになるため、直接日差しが入らない
・安定した明るさを確保できる一方、湿度が高くなりがち
・暑がりの方や日中外にいる方向け

どの方角にもメリットとデメリットがあります。
単純に、「この方角の部屋なら快適だ」と断言できないのが、部屋選びの面白さです。

北向き部屋のメリット

●夏は涼しく快適に過ごせる

北向き部屋の最大のメリットは、直射日光が入らないため、夏でも室温が上がらず、涼しく過ごせること。
夏場朝目を覚ましたときや、数時間家を空けていて帰宅した時なども、熱がこもって蒸し蒸しした状態になりづらいので、暑さに対するストレスを感じづらいです。
また、窓から外を見ても眩しく感じたり、目が疲れたりすることもありません。

●一年を通して安定した採光を得られる

北向きの部屋は、太陽を背にしています。
間接照明と同じで、北側にある建物などに跳ね返った間接光が室内に入ってくるため、北向きの部屋は一年中安定した採光が可能です。
柔らかな明るさが一年を通して維持されるので、窓を開ければある程度の明るさを得られます。
また、逆光ではなく順光なので、窓から外を見たときの景色もきれいです。

●太陽光で壁紙や家具が傷まない

北向きの部屋は、構造上室内に直射日光が入らないため、強い日差しや紫外線で室内の壁紙や床材が色褪せたり、本の背表紙が日焼けしたり、家具が劣化したりする心配がありません。
高級なインテリアや、紫外線が当たると色がくすんでしまう鮮やかな色使いの家具・コレクションアイテムなどは、北向き部屋に置くと長持ちします。

●ほかの方角の部屋よりも家賃や価格が安い

北向きの部屋は、直接日差しが入ってこない分、日当たりが悪いので、東西南に面した部屋よりも家賃や価格がお得です。
北向きの部屋であれば、予算内でより立地や間取りなどの条件が良い家を探せるでしょう。
また、一般的に人気がないため、どの物件にしようか迷っている間に借り主や買い主が決まってしまう、という失敗も避けられます。

北向き部屋のデメリット

●日当たりが悪く寒くて暗い

北向き部屋が抱える最も大きなデメリットは、日当たりが悪く、部屋が寒いこと、そして南向きなどの部屋に比べて暗いことです。
柔らかな間接光は入ってくるものの、基本的に日陰なので、照明の利用がある程度、必須となってしまいます。
特に冬場は、日中太陽光で部屋が暖まらないため、暖房を手放せません。
当然ながら、冬の暖房代は高くなってしまうので、注意が必要です。

●湿気がこもりやすくカビが生えやすい

北向きの部屋は、湿気がこもりやすく、結露が発生したりカビが生えたりしやすいというデメリットもあります。
雨が降ったり、洗濯物を干したり、寝汗をかいたりすると室内の湿度が上がり、カビの発生につながるため、北向きの部屋を選ぶ場合は換気や掃除が必要不可欠です。
水回りや窓の縁、閉め切ったクローゼット等は特にカビが生えやすいので、普段から気を付けておく必要があります。

●洗濯物が中々乾かない

北向きの部屋は、外干ししても洗濯物がなかなか乾きません。
乾燥機能付きの洗濯機を使ったり、洗濯機とは別に乾燥機を置いたり、部屋干しする場合はサーキュレーター等で風を当てたりして、洗濯物を乾かす必要があります。
浴室乾燥機や洗濯機の乾燥機能を使うと電気代がかかるので、北向きの部屋を検討する場合は、「北向きだから下がる住宅購入費や家賃」と「北向きだから増える光熱費」を比較することが大切です。

北向きに向いている部屋と向いていない部屋

●書斎や寝室は北向きが良い

北向き部屋には、書斎や寝室を置くと良いでしょう。
北向きの部屋は、安定した明るさがあるため作業に集中できますし、朝になっても光が入ってこないので、朝日で不意に目覚めてしまう心配もありません。
また、湿度にさえ気をつければ、室温の変化が少なく、直射日光によるダメージもないため、コレクションなどを置いておく空間としても使えます。

●子ども部屋やリビングは不向き

一方、北向きの部屋は、子ども部屋やリビングには不向きです。
北向きの部屋は時間間隔が分かりづらいため、子どもの生育を考えると、朝日を浴びて目覚められ、生活リズムを整えられる東向きや南向きに子ども部屋を置く方が良いでしょう。
また、北向きの部屋は南向きに比べて薄暗くなりがちなので、家族で過ごすリビングを置く場合、照明などの工夫が必要です。

風水から見る北向きの部屋とは

風水において、北は水の気を司る方角とされています。
集中力や忍耐力を高めてくれるため、何かに打ち込みたいとき、仕事や勉強などに集中したい時に使う部屋を北向きに置くと良いでしょう。

特に、北西は金運アップの方角です。
北向き部屋に金や銀のアイテムを置いたり、悪い気を払ってくれる観葉植物を置いたりすると、運気の向上を見込めます。

北向きの部屋でも快適にする方法

●風通しを重視して常に換気・除湿を行う

北向き部屋の問題点は、湿度が高くカビが生えやすいことです。
そのため、扇風機やサーキュレーターで風の流れを作ったり、除湿機を置いたりして、小まめに換気すれば、湿気のこもらない快適な空間として利用できます。
また、定期的に掃除をして、カビの発生を防ぐことも重要です。
クローゼットや収納棚の扉もなるべく開け放っておき、湿気がこもらない状態を維持しましょう。

●部屋全体を明るく見せる照明や内装を選ぶ

北向き部屋を活用する方法として、おすすめなのが照明や内装にこだわることです。
北向きの部屋は薄暗くなりがちなので、大き目の鏡を置いたり、風水的なラッキーカラーである白の壁紙を採用したり、照明の数を増やしたりして明るい空間に仕上げましょう。

白だけでなく、暖色系のクッション等を使って、暖かみのある印象にするのもおすすめです。
断熱効果の高い内窓やカーテンを使ったり、床暖房を利用したりして、見た目も体感的にも暖かい空間を目指しましょう。

まとめ

北向きの部屋は、夏涼しく一年を通してある程度の明るさを確保できます。
一方、部屋が薄暗くなりやすく、掃除や換気を怠るとカビが生えやすいため、子ども部屋やリビングには不向きです。
ただし、換気・除湿・断熱といった工夫で室内の快適さは向上できるので、北向きだから避けた方が良いというわけではありません。
風水的に見ても、北は集中力や金運を高めてくれる方角なので、作業部屋や寝室を置けば快適に過ごせます。
ほかの方角に比べて金額的にお得なので、北向きの良い物件を見つけたら、積極的に内覧しましょう。

永大ハウス工業では、仙台・宮城エリアに特化した戸建て、マンション、土地など様々な不動産を取り扱っております。こだわりの物件はコチラから。

人気のこだわり物件

来店予約・見学予約・訪問査定キャンペーン実施中!お近くの店舗はこちら

今週のおすすめ物件

一覧に戻る