年収500万円の住宅購入!3,500万円の住宅ローンを組んだらどうなるの?
今回は、年収500万円で3,500万円の住宅ローンを組むと、どうなるのかを解説していきましょう。
2024.08.26
マンションを買う際に、切っても切り離せないのが騒音トラブルです。
ただし、音が伝わる仕組みや騒音の基準、良くある騒音トラブルの事例、予防策などを知っていれば、騒音トラブルのリスクを抑えられます。
騒音問題は、トラブルになってから対処するよりも、家選びの段階から対策することが大切です。
本記事では、騒音トラブルを起こさず、起こされないようにするためのポイントをお伝えします。
そもそも、なぜマンションは戸建てに比べて騒音トラブルが起きやすいのかというと、上下左右別の部屋と隣接しており、音が響きやすいからです。
話し声や足音などの生活音は、振動が伝わることで周囲に広がっていきます。
マンションの場合、家の壁や床、天井が糸電話の糸と同じ働きをするため、特に足音などの振動音が想像以上に響いてしまうのです。
音の大きさは、デジベル(dB)という単位で表します。
イメージしやすいように説明すると、夜間の住宅街や静かな図書館内の音量が40デジベル、日中の住宅街は50デジベル、飲食店や走っている車の中が60デジベル程度です。
一般的に、60デジベルを超えると、多くの方が日中でもうるさいと感じるレベルになります。
壁や窓などで多少軽減されるとはいえ、テレビや掃除機の音量は60~70デジベル、大声を出さない通常会話ですら50デジベル前後です。
生活音は実は、多くの方が考えているより大きいものなのです。
マンションで起きる騒音トラブルの代表的な例が、ドアの開閉音や足音です。
勢い良くドアを閉めたり、子どもが家の中で走ったりする音は、窓を閉めていても響きます。
足音などの生活音は、発生する頻度が高い分、音量が大きくなくてもトラブルになりやすいです。
マンションでは床の防音対策を重視しましょう。
テレビや楽器の演奏音も、騒音トラブルの良くある事例です。
映画・音楽・テレビ番組などを大音量で流すと、窓を閉めていても音は外に漏れてしまいます。
また、ピアノやギター、ドラムといった音量の大きい楽器は、練習をするだけでご近所迷惑になりがちです。
窓を開けていると音が筒抜けになるため、夜間や朝は特に注意する必要があります。
飼い犬が大声で何度も吠えたり、猫が運動会を開いて着地音を響かせたりした結果、騒音トラブルになるケースも多いです。
ペットの性格や生育歴によっては、自宅に家族がいないときに問題行動を起こしてしまう場合もあります。
たとえペット可のマンションであっても、一日中ペットが吠え続けたら、騒音トラブルは避けられません。
深夜や早朝など、多くの方が寝静まっている時間帯は、日中なら問題にならない生活音も騒音トラブルになりやすいです。
夜型人間だからといって、深夜や早朝に掃除機をかけたり、洗濯をしたり、大音量で窓を開けてテレビを見たりすると、騒音トラブルの加害者になってしまいます。
集合住宅に住む以上、一定の配慮は必要なので、音を立てないように注意しましょう。
騒音に関する法律は、工場など、事業者に向けて一定以上の騒音を出さないよう配慮を求めるものなので、住宅内の騒音に関する法律はありません。
ただし、行き過ぎた騒音で周囲に迷惑をかけたり、騒音が原因で体調を崩す方が出たりすると、迷惑行為として条例違反になったり、訴えられたりする可能性があります。
騒音トラブルは、法律で解決するのが難しいからこそ、予防と対策が重要なのです。
角部屋は、最低でも1部屋隣接する部屋が少ないため、騒音トラブルに巻き込まれる可能性は少ないです。
特におすすめなのは、1階または最上階の角部屋です。
1階の角部屋は、子どもやペットが飛び跳ねても足音で苦情をもらう心配がなく、最上階の角部屋は、上からの騒音がありません。
また、角部屋は建物の奥側に位置するため、廊下を歩く音やエレベーターの作動音が気にならないというメリットもあります。
防音の基本は、重量と密度を上げることです。
重く密度の高い壁や床を使っていれば、同じ音量を出しても音が伝わりづらくなります。
その点、鉄筋コンクリート造は重量があり、壁も分厚いため、防音性が高いです。
ただし、同じ鉄筋コンクリート造でも、壁の厚さや防音面の配慮は建物によって差があります。
内見時に外壁の厚みをチェックしたり、壁を軽く叩いて反響音がするか確認したりして、なるべく壁や床が分厚い物件を選びましょう。
外の騒音や、家の中から出ていく騒音は、ほとんどが窓から出入りします。
そのため、二重窓や二重サッシなど、気密性の高い窓を使っているマンションは、騒音対策におすすめです。
特に、交通量の多い道路に面している部屋は、二重窓の有無で快適さが変わります。
二重窓は断熱性も高いので、騒音トラブルのリスクを下げるだけでなく、夏・冬の光熱費も節約できるでしょう。
マンションの騒音トラブルを回避する手段として、挨拶回りは非常に効果的です。
ある程度、親しくしていれば、相手に迷惑をかけないようにしようという心理が働きますし、多少、音を立てても相手側は迷惑だと感じません。
入居時に挨拶をして子どもやペットがいることを伝えたり、マンションの廊下ですれ違う時に挨拶をしたり、防災訓練や管理組合に参加したりして、交流を深めましょう。
騒音トラブルは、我慢の限界を迎えてから苦情に至るケースが多いです。
クレームが入った時点で相手は激怒しているため、騒音トラブルで注意されてから対策をしても、なかなか解決できません。
そこで重要なのが、事前に対策することです。
分厚いカーペットやラグを敷いて足音を軽減したり、壁に遮音シートや吸音材を貼り付けたり、隙間テープ等を使ってドアの開閉音を抑えたりしておけば、トラブルになるリスクを下げられます。
騒音トラブルの当事者になってしまった場合、管理組合や管理会社経由で話し合いましょう。
相手側に悪意がなければ、管理会社に苦情を伝えてもらい、話し合うだけで解決する場合も少なくありません。
また、騒音に関する相談は、役所・保健所・消費生活センターでも受け付けています。
苦情を入れた後騒音がひどくなった、嫌がらせをされたなど、話し合いで解決できない場合は、弁護士の出番です。
ただ、騒音トラブルを法的に解決しても、お互いが同じマンション内に住んでいる限り、同様のトラブルが起きる可能性があります。
対応が難しい場合は、引っ越しも検討しましょう。
マンションは、構造上壁や床を通じて音が響きやすいので、どんな物件を選んでも騒音トラブルに巻き込まれる可能性があります。
ただし、防音性の高いマンションを選んだり、挨拶回りをしてご近所の方々と顔見知りになったりしておけば、ある程度は騒音トラブルを予防可能です。
苦情が入ってから対応するより、苦情が入らないように立ち回る方が楽なので、適度なご近所付き合いをして、何かあっても話し合いで解決できる関係性を築きましょう。
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今回は、年収500万円で3,500万円の住宅ローンを組むと、どうなるのかを解説していきましょう。
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