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場所別に見る大掃除のコツ!効率良く家をきれいにするポイントを解説

2022.12.22

場所別に見る大掃除のコツ!効率良く家をきれいにするポイントを解説

マイホームの資産価値を保ち、日々きれいな家で過ごすためには、定期的な大掃除が必要不可欠です。

ただ、普段仕事や家事で忙しくしている現代人にとって、大掃除はあまりやる気の出るイベントとはいえないでしょう。

そこで今回は、大掃除の時間や手間を短縮し、効率良く室内をきれいにするコツやポイントを解説します。

大掃除をする際に押さえておきたい掃除の基本

●いらない物・使わない物は思い切って捨てる

家の片付けをする際に、最も重要なのは不要な荷物を減らすことです。 流行に乗って買ったダイエット器具や、「いつか使うだろう」と取っておいたクーポン券、「痩せたら着るぞ」と置いてある数年前の衣類などは、多くの場合、使いません。
「2年使っていない物は捨てる」「本当に大切なもの以外は家族に捨てるかどうか判断してもらう」といったルールを作って、いらない物や使わない物を思い切って捨てると、大掃除もしやすくなりますし、部屋も片付きます。

●ゴミの収集日を確認しておく

大掃除をするときは、地域のゴミ収集日もカレンダーなどに書き入れておきましょう。 なぜなら、大掃除をすると中身のつまったゴミ袋で部屋や廊下が埋もれてしまうからです。 収集日がわかっていれば、収集日の前日や前々日に大掃除を始め、ゴミ袋を溜め込む前に処分できるので、「ゴミ袋が邪魔で掃除がしづらくなる」という状況になりません。

●高いところから掃除していく

大掃除に限らず、普段のお掃除でも心がけて欲しいのが、「高いところから低いところへ、順々に掃除していく」ことです。 普段掃除をしなれていない方が家の大掃除をする場合、つい目に付いた場所から掃除を始めてしまいます。
しかし、目線の高さより低い場所から掃除を始めると、後で棚の上などを掃除した時、ほこりや汚れがせっかくきれいにした場所へ落ちてしまうため、掃除は「上から下へ」を徹底した方が効率的なのです。

●100%を目指さない

大掃除をするときは、8割9割家の中がきれいになれば良い、片付けば良いという考えを持つことも重要になってきます。 たとえば、日常的に料理をしない方がBBQで料理を披露する時、運動習慣のない方がお子さんの運動会に参加する時など、「普段しないことをするとき」は人間どうしても張り切ってしまうもの。 大掃除も普段起こらないイベントなので、「大掃除をしよう」と決意すると、いつもなら気にならない小さな汚れや染みを落とそうと躍起になって、時間を浪費してしまうというケースが少なくありません。

しかし、大掃除で重要なのは、普段掃除しない場所やいつも使う場所を「ある程度」きれいにすることです。 細かい汚れを完璧に落とすために1時間使うより、1時間でもう一部屋の掃除を済ませた方が、全体的にきれいになります。 細かい部分の掃除は後でもできるので、大掃除のときは、「ある程度、きれいになれば良い」と割り切って掃除を進めましょう。

効率良く大掃除を進める計画の立て方

●部屋の間取り図を描いて段取りを組む

大掃除は、きれいにすべき場所が多いだけあって、汚れが目立つ場所から掃除を進めてしまうことが多いです。 ただ、一つの部屋の中にもさまざまな汚れや荷物があります。
荷物をその都度、動かしながら、本棚の埃を落としてテーブルにこびりついた皮脂汚れをきれいにし、フローリングの掃除をしてまた別の家具の埃を落とすよりも、最初に余計な荷物を運び出して部屋全体の埃を落としていく方が効率的です。 間取り図を描くと、部屋の全体像と荷物の量や配置、必要な掃除の種類を把握して段取りを組めるので、大掃除の時間を短縮できます。

●洗剤をかけて放置したほうが良い箇所をリストアップする

レンジフードや換気扇、浴室のカビなど、「洗剤やカビ除去の薬剤を使って、数時間放置した方が良い汚れ」をリストアップしておきましょう。 あらかじめ頑固な汚れが残っている箇所を洗い出しておけば、「洗剤をなじませる」「ほかの場所を掃除する」「一定時間が経ったら洗剤をなじませた場所を掃除する」とテンポ良く大掃除を進められます。 大掃除を効率良く終わらせるためには、何もしない時間を作らないようにすることが重要です。

●お掃除グッズのメモを共有して買い出しを最低限にする

大掃除では、洗剤・モップ・雑巾・ゴム手袋・ゴミ袋といったさまざまなアイテムを使います。 掃除用具がどこにあるのかわからない、洗剤が切れたとき予備がないので掃除ができないといった状況になると困るので、大掃除に使うお掃除グッズは事前にメモなどにまとめ、家族と共有しておきましょう。 手元にお掃除グッズの所在地や在庫情報をまとめたメモがあれば、「あれはどこにある?」といった会話で手を止めたり、探しものをしたりする時間を短縮できます。 また、事前にリスト化することで、お掃除用品の買い忘れを防げるのもポイントです。 大掃除中に買い出しをしなくて良いように、洗剤やゴミ袋は多めに準備しておきましょう。

どの洗剤を使えば良い?汚れの性質に合わせた洗剤の選び方

●酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤や重曹が効果的

油汚れや汗などに由来する浴室のぬめりといった皮脂汚れは、酸性の汚れです。 酸性はアルカリ性で中和できるので、酸性汚れはアルカリ性の洗剤や重曹を使うときれいに落とせます。 キッチンや浴室の大掃除をするときは、水100mlに対して小さじ1の割合で重曹を溶かした水またはお湯か、アルカリ性の洗剤を使いましょう。 なお、焦げ付きや油汚れに効果的な重曹ですが、アルカリ性が強く素手で触ると手が荒れてしまう場合もあるため、掃除をするときは手袋をした方が安全です。

●アルカリ性の汚れには酸性の洗剤やクエン酸がおすすめ

しつこい水垢やカルキ汚れ、石鹸カスなどはアルカリ性の汚れなので、重曹を使ってもきれいになりません。 こうしたアルカリ性の汚れに効果的なのが、酸性の洗剤やクエン酸水といったアイテムです。

クエン酸を掃除に使う時は、100mlあたり小さじ2分の1程度の量を水またはお湯に溶かし、スプレーボトル等に移して使いましょう。ちなみに、重曹もクエン酸も、安全性の高い物質です。 小さなお子さんやペットのいるご家庭でも問題なく使えるため、最寄りのドラッグストアやスーパーなどで入手しておきましょう。

●キッチンの大掃除のコツ

キッチンを大掃除する時は、汚れのひどい箇所から始めるのがおすすめです。 最初にレンジフードやコンロ周りの頑固な油汚れに洗剤をなじませておくと、ほかの場所を掃除している間に汚れが落ちやすくなります。

また、冷蔵庫の中を掃除するときに食品などを外に出す必要があるので、冷蔵庫の掃除も優先すべきです。 高い場所から埃を落としていき、一通りの掃除が終わったら、アルカリ性の洗剤や重曹を使ってレンジフードや換気扇、シンクや蛇口を磨き上げましょう。

●お風呂の大掃除のコツ

お風呂掃除のポイントは、カビ取り剤を使うことです。 また、こすらないタイプのアルカリ性洗剤を浴室の壁や床に吹きかけておけば、塩素系のカビ取り剤を使った後の待ち時間でお風呂の壁や浴槽もきれいにできます。
カビ取り剤などを使った後は水で洗剤を流し、細かい部分を掃除すると良いでしょう。 お風呂掃除は重労働なので、便利な洗剤やお掃除グッズを使って楽をすることも大切です。

●トイレの大掃除のコツ

トイレ掃除のコツは、トイレ用の洗剤・漂白剤を使うこと。 便器に付いた黄ばみは、酸性の洗剤を使えばきれいに落とせます。 頑固な尿石も、洗剤をかけて放置していれば落ちやすくなるので、一定時間放置した後にブラシなどでこすり落としましょう。

ただ、カビや黒ずみは酸性汚れなので、アルカリ性洗剤が必要です。 酸性の洗剤とアルカリ性の洗剤を同時に使うと、有毒ガスが発生してしまう可能性があるので、必ず一方の洗剤を丁寧に水で流してからもう一方の洗剤を使いましょう。

●洗面所の大掃除のコツ

洗面所の汚れは、大半が水垢や皮脂汚れによるものです。 そのため、酸性の洗剤やクエン酸を使うと、大抵の汚れを落とせます。 ただし、配管に毛髪やヒゲ、石鹸カス等が溜まっていることも多いので、酸性の洗剤で掃除をするだけでなく、タンパク質汚れを溶かしてくれるクリーナーを使って配管の清掃も行いましょう。 なお、酸性の洗剤を用意するのが面倒な場合は、中性洗剤の薄め液や、メラミンスポンジを使うのもおすすめです。

●各部屋の大掃除のコツ

リビングや寝室といった各部屋の大掃除を効率良く進めるコツは、最初に家具や荷物を少し動かしておくこと。 なかなか掃除できないソファの影やテレビの裏などを先に掃除してしまえば、後は家具や荷物の位置を戻し、普段見えている箇所を掃除するだけで部屋全体がきれいになります。

また、棚・テーブル・フローリング等の拭き掃除をするとき、柔軟剤を水で5倍前後に薄めたものを使うのもおすすめです。 柔軟剤入りの水で拭き上げると、静電気が起きづらくなり、しばらくの間ホコリが溜まりづらくなります。

●玄関の大掃除のコツ

玄関を大掃除する際のポイントは、最後に作業することです。 たとえば、各部屋の埃を落とし、ほうきや雑巾で室内の汚れを廊下に出しておけば、大掃除の後半に廊下から玄関までほうきがけをするだけで、家中の汚れ・埃をまとめて処分できます。

また、シューズボックスの中は湿気がこもりやすい場所です。 靴にカビが生えたり濡れたまま放置していたりすると、嫌な匂いが出てしまうので、大掃除をするときは靴を全て外に出し、シューズボックスの換気と掃除を行いましょう。

まとめ

短い時間で効率良く大掃除を進めるコツは、家の間取り図を作って掃除の優先順位を決め、頑固な汚れに洗剤・カビ取り剤等のスプレーをして、洗剤が馴染むまでの待ち時間を賢く活用することです。
大掃除では家中を掃除します。 目に付いた場所から掃除したり、しつこい汚れに熱中しすぎたりしていると、いつまで経っても大掃除が終わりません。
「8割きれいになればOK」という気持ちで、適度に妥協しつつ段取り良く家の中をきれいにしていきましょう。

 

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