1.購入計画・見学
現地・モデルルームの見学
漠然とマイホームが欲しいと夢見ている方も多いと思いますが、もし夢を実現させるなら、しっかりと購入計画を立てて、後悔のないようにしたいものです。人生のうちで、高い買い物である不動産ですが、失敗しないためにはどうしたらよいでしょうか。
どんな物件が欲しいのか整理しておきましょう
マイホームの購入を検討したら、家族で希望条件を話し合って整理しておきましょう。まずはエリアを選定してみましょう。通勤や通学の経路や、子育て世帯であれば、公園や公共施設などの環境を十分に調査することをお勧めします。希望のエリアが決まったら、間取りについて考えてみます。広ければ広い方がいいというのが本音ですが、予算に限りがあるので、現在の住まいで不便に感じていることを考え、ここは譲れないというところをピックアップしていきます。例えば、収納を多く欲しい、子供部屋は一人一部屋欲しい、対面型のキッチンにしたリビングダイニングが欲しい、など具体的に考えていくと、間取りのイメージができ、物件種別(マンションか一軒家か)も決まります。ただし、予算、立地、間取りといったすべての条件をクリアした物件を見つけるのはなかなか難しいものです。多くの条件の中で、どの条件を優先するか、どの条件ならどこまで妥協できるかを決めておいたほうが良いでしょう。
物件の情報はしっかり収集
希望の物件のイメージができたら、物件の情報を収集しましょう。情報を収集するなら、インターネットや、新聞の折込チラシをフル活用しましょう。インターネットでは数多くの不動産ポータルサイトがあります。エリアや間取り、物件種別などで絞り込んで検索でき、効率よく、数多くの情報を集めることが出来ます。気になった物件があったら取り扱っている会社のホームページもチェックしておきましょう。インターネットはマメに目を通しておくことをお勧めします。不動産広告を見る際に知っておくと便利な知識を紹介します。物件の位置を示すのに、駅から徒歩〇分と表記されていますが、これは実際に移動する距離で測り徒歩1分を80mで計算(端数は切上)しています。徒歩5分であれば、80m×5で約400mということになりますね。
気になる物件を見つけたら、現地見学へ!
広告などを見ていて希望の物件を見つけたら、不動産会社を訪れてみましょう。訪れる前に聞きたいことを整理してメモしておくことをお勧めします。質問しようと思っていたことを訊き忘れないように準備しておくと安心です。また希望エリアの相場を調べておき、物件が相場より高い場合はどこにお金をかけているのかを確認しましょう。 訪れたら、来訪者カードに氏名を記載して受付するだけでなく、アンケートに記入することを求められます。家族構成、勤務先、年収、自己資金、など、個人情報を記入することは抵抗があるかもしれませんが、問題ない範囲で記入しましょう。これは、希望条件を伝えておけば、別の物件を紹介してくれたりします。 一般的に商談スペースが用意されており、見学の後、担当者にいろいろ相談できるようになっています。その際には、気になること、聞いておきたいことは、事前にメモしたことも含めてすべて聞いておきましょう。また、資金計画や税制についても相談できることが多いので、2時間くらいゆっくり時間をとって出かけるとよいでしょう。