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column 22.
不動産査定時に言うべきポイントと聞くべきポイント2016-03-01
不動産会社に依頼する不動産査定は不動産売却の第一歩です。不動産会社に不動産の査定を依頼すると、多くの場合その査定結果を口頭で聞くことになります。 この時、今回お伝えする不動産査定時に言うべきポイントと聞くべきポイントを理解しておくと効率的に不動産査定を進めることができます。 不動産査定時に言うべきポイントとは?● マイナス要因はきちんと伝える 物件の売却にあたり、近隣の情報や設備の状況など、マイナス要因となりうる内容についてはできるだけ言いたくない気持ちも分かりますが、こうした情報は隠すことなく不動産業者に伝えるべきです。 こうしたマイナス要因を伝えずに契約をすると、売主の不告知となりトラブルに発展してしまう可能性があります。 たとえ高値で売れたとしても後で余計な手間や費用がかかるようであれば本末転倒ですし、関わった人全員が不幸になってしまいます。
ただし、多くの人に伝わることが好ましくない情報もあるでしょう。 ● プラス要因となりそうな情報を伝える また、売却する不動産のプラス要因を伝えることで査定価格のアップにつなげられる可能性があります。 例えば、駐車場への広さや停めやすさ、周辺の交通状況からくる利便性の良さ、近隣の人の人柄の良さなど、実際に住んでいないと分からない情報を伝えましょう。 これは、査定価格のアップもさることながら、実際に売却活動に入った後、不動産会社の担当営業スタッフからお客様に伝えられることでもあるので、小さなことでも伝えてみると良いでしょう。 ● 居住中の住宅を売却する場合は売却方針を伝える 現在居住中の住宅を売却する場合は、見学希望者への対応を伝える必要があります。 週末を見学会に充てる場合には見学会に向けて清掃しておく必要がありますし、見学会に同席する事もできます。 ただし、売却活動は3カ月以内での売却を目指して活動が進められるのが通常ですが、半年~1年かかる場合もあります。 場合によっては、賃貸を探して、売却活動中は空き家にしておくことも考えるのも良いでしょう。 不動産査定時に聞くべきポイントとは?● 査定の根拠と販売方針をしっかりと聞く
複数の不動産会社に価格査定を依頼した場合、各社違う査定結果となることはよくあることです。 査定価格を聞く時にはただ査定価格を比べるだけではなく、面倒でも全ての不動産会社にその査定価格の根拠と、どのように販売していくのか(チラシや雑誌、インターネット等どのような広告をするのか、見学会はどの程度開催するのか、何カ月以内に売却する予定なのか、過去の実績等)について納得できるまで話を聞くようにします。 説明は各社同じ内容が多いかもしれませんが、同じ内容でもどのように説明するのか、で担当営業スタッフの力量や信頼できるかどうかを確認すると良いでしょう。
また、売主としては高い査定価格を出してくれる不動産会社に依頼したくなるものですが、高い査定価格を出す不動産会社=高い価格で売却してくれる不動産会社、では必ずしもありません。 ● 買取保証の有無を聞く ・買取制度とは不動産の売却には、チラシなどに掲載して買主を探す仲介という方法以外に不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう買取という制度があることをご存知でしょうか。 不動産会社に仲介を依頼して不動産を売却する方法はチラシやインターネットに情報を掲載して、気に入ったお客様がいたら見学会をする必要があります。 売主としては見学会のための清掃等もしないといけなく、また購入したいというお客様が見つかってもローン審査が下りないといったリスクもあり、売買が成約するまでの見通しを立てるのが難しいものです。
一方、不動産に不動産を買い取ってもらう買取制度は、手続きとしては売却価格を決めて不動産会社と契約を結ぶだけです。売却資金も現金ですぐに得ることができます。
このように何かと便利な買取制度ですが、デメリットは仲介と比べると価格が安くなってしまうことです。 ・買取保証制度このようにメリットとデメリットのある買取制度ですが、最初は仲介として売り出してもらい、売却がうまく行かない場合に買取してもらう買取保証という制度を準備している不動産会社もあります。
不動産を売却したいほとんどの方は不動産をできるだけ高い金額で売却したいものの、いつ売れるか分からないのは不安なものです。 ・査定は無料。仲介手数料は?
不動産会社の価格査定は基本的に無料です。査定結果を聞いた後、その不動産会社と媒介契約を結ばなくとも何ら問題はありませんし、費用を請求されることはありません。 また、不動産の売却の成約時には不動産会社に仲介手数料を支払う必要がありますが、不動産の仲介手数料は成功報酬なので、基本的には契約が成立するまでに代金を要求されることはありません。 まとめ
不動産を売却する段階では、その不動産について一番詳しいのは売主であるあなたです。
また、不動産の売却は不動産会社と担当営業スタッフの力量で売却価格の大きな違いが出ることもあります。
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