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				ホームインスペクションの義務化とは2018-12-06
 2018年の4月から、宅地建物取引業法の改正を受けて「ホームインスペクションの義務化」が施行されました。ホームインスペクションとは、住宅の寿命や劣化具合などを調べる健康診断のようなもの。事前に家の劣化具合がわかっていると、売り主も買い主も安心して取引できるようになります。ホームインスペクションを利用すれば、物件の短期売却や高額売却も夢ではありません。 今回は、家を売るならぜひ知っておきたい、ホームインスペクションについてお話します。 ホームインスペクションについて解説ホームインスペクションとは、住宅の状態を専門家にチェックしてもらう手続きのことです。国が指定した講習を修了している建築士(既存住宅状況調査技術者)に、住宅の基礎や壁、設備の劣化などをチェックしてもらい、家の寿命や劣化具合などを明らかにします。 どうして義務化されたの?●政府が中古住宅の活用を後押ししたいから一般に売買されている中古住宅は、もしかしたら「ちょっと見ただけではわからない不具合や欠陥」を抱えている可能性があります。もちろん、売買の際には売り主・買い主・不動産業者の3者がそれぞれ住宅の状態をチェックしますが、売り主と買い主は不動産の素人。不動産業者も、家を建てたり売買したりするのが本業であって、「中古住宅がどれくらい経年劣化しているのか」を調べるプロではありません。 そのため、多くの中古住宅は、不具合等の不安を抱えたまま取引されています。家は高い買い物なので、「不具合があるかもしれない」という不安要素があると、なかなか取引が成立しません。そこで、中古住宅の再活用に力を入れている政府は、中古物件の売買をスムーズにするために「ホームインスペクション」に目をつけました。 その結果、2016年に宅地建物取引業法が改正され、2018年4月からホームインスペクションに関する説明などが義務化されました。 ホームインスペクションの義務化に関する注意点●ホームインスペクションの「実施」が義務化されたわけではない法改正で義務化されたのは、ホームインスペクションに関する「あっせん」「説明」「告知」です。ホームインスペクションの実施は義務化されていません。 不動産業者が負う3つの義務は、以下のようになっています。 
 余計なトラブルを防ぐためにも、ホームインスペクションをするときは不動産業者の説明を聞き逃さないようにしましょう。 ●義務化の対象はあくまでも中古住宅だけホームインスペクションに関する説明等の義務は、あくまでも中古住宅専用です。新築の場合は関係ありません。 ●ホームインスペクション事業者選びが難しい
		ホームインスペクション事業者は、「既存住宅状況調査技術者講習」を受けた建築士の中から選びます。 家を売る側にとってどんなメリット・デメリットがあるの?●住宅の瑕疵が事前にわかる
		ホームインスペクションをすると、 ●中古住宅の状態保証ができるため高額売却にも役立つ
		中古住宅の売却額は、欠点や不備があればあるほど価格が下がります。 また、元から不備がない住宅は、ホームインスペクションの結果が品質保証にもなります。「欠点がない」ことをアピールできるのは、高額売却を目指す上で大きな強みです。 ●とくにデメリットはないホームインスペクションは、中古物件の売買をスムーズにするために義務化されました。 費用がかかることを除けば、売り主側にも買い主側にもデメリットらしいデメリットはありません。メリットの方が多いので、家を売るときは積極的に利用しましょう。 まとめホームインスペクションを実施すると、住宅の寿命や問題点を明らかにできるため、買い主探しが楽になります。ただ、なかには信頼できないホームインスペクション事業者もいるので、どこの業者に依頼すれば良いか迷ったら、ぜひ当社までご相談ください。 
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