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column 247.
リースバックやリバースモーゲージで行う不動産の終活とは2019-02-15
相続トラブルを防ぐもっとも確実な方法は、生前に財産整理をしておくことです。とくに、持ち家のような分割の難しい財産を残すと、誰が家を相続するかで揉めてしまう可能性があります。 そこでおすすめしたいのが、自宅に住み続けながら不動産を現金化できる、「リースバック」や「リバースモーゲージ」を使った不動産の終活です。 今回は、リースバック・リバースモーゲージを活用して家を現金化する方法のメリットを解説していきます。 リースバックとは
リースバックとは、「持ち家を売却し、家を売った相手にその家を貸してもらう」という住宅売却手段のこと。 リバースモーゲージとは
一方のリバースモーゲージとは、「家を担保にして金融機関や自治体からお金を借り、死後家を売ったお金で借りたお金を清算する」という不動産の現金化方法。 リースバックで不動産の終活をはじめるメリット●生前に住宅を売却できるため相続トラブルを予防できる
リースバックを利用する最大のメリットは、相続トラブル予防ができることでしょう。 ●まとまった資金が手に入る
リースバックの特徴は、持ち家の売却代金が丸々手元に入ってくることです。 ●相続税の節税に取り組める不動産の終活としてリースバックで家を現金化しておけば、毎年非課税の範囲内で家族に現金を贈与したり、まとまった資金の贈与ができる特例を利用したりして節税可能です。 リースバック利用時の注意点●持ち家に住み続けるためには家賃がかかる
リースバック利用時の注意点は、持ち家なのに毎月家賃がかかってしまうこと。 ●相場よりも売却額が安くなりがちリースバックは、売却後も売った本人がそのまま住み続けるという条件がつく分、売却額は安くなることが多いです。 とはいえ、リースバックの家賃は主に売却額で決まります。家を安く売ればその分月々の家賃も安くなり、売却後の家賃負担が軽くなるため、安く売る=デメリットというわけではありません。 リバースモーゲージで不動産の終活をはじめるメリット●家の処分方法について考えなくて良い
リバースモーゲージでは、所有者が亡くなったら持ち家を売却し、そのお金でこれまで融資していたお金を回収します。 ●預貯金等が少なくても老後資金を用意できる
リバースモーゲージで借りたお金は、生活費等に利用可能です。 リバースモーゲージ利用時の注意点●利用条件がある
リバースモーゲージには、申し込み時の年齢が65歳以上であることなど、いくつか利用条件があります。 ●相続人の同意が必須
リバースモーゲージを利用すると、所有者が亡くなった後家を売却してしまうため、相続人は持ち家を相続できません。 まとめリースバックやリバースモーゲージといった方法を使うことで、公平に分割するのが難しく、相続トラブルの原因になりやすい持ち家に住みながら財産を整理できます。 ただ、不動産の終活を始めるべきタイミングは人それぞれです。将来の不動産トラブルを減らすため、そして効率良く財産整理をするために、持ち家の処分について困ったことがあれば当店へご相談ください。
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