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column 286.
高く売る?早く売る?マンション売却を成功に導く売却戦略の立て方2019-05-09
マンション売却を成功させるために、売り主は売却方針を固めましょう。 今回は、マンション売却を成功に導くために知っておきたい、売却戦略の立て方をご紹介します。 「高く売る」と「早く売る」を同時に実現するのは難しい
マンション売却の進め方は、基本的に「時間をかけて高く売る」のか「価格を下げて早く売る」かのどちらかです。 資金力のある買い主たちが価格競争を起こすような物件は、日本国内でもごくわずかです。一般的なマンション売却では、高く売るか早く売るか、どちらかに絞る必要があるのです。 自分なりの売却戦略を持つことがマンション売却の成功につながる●「マンション売却のゴール」があいまいだと売り出し方も中途半端にマンションを売却する場合は、高く売る、もしくは早く売るという方針を早めに決めましょう。 なぜなら、マンションを高く売るために必要な戦略と、マンションを早く売るために必要な戦略は大きく異なるからです。 マンションの高額売却を狙うなら、マンション内をリフォームしたりホームステージングをしたりする必要があるでしょう。しかし、リフォーム工事をすると、その分、マンションの販売日が遅れてしまいます。 売り主がどう売りたいかを決めていない場合、中途半端にリフォームをして売り出しが遅くなってしまったり、高く売るために買い主を決めきれず売れ残らせてしまったりする可能性があるのです。 ●売却戦略が固まっていると不動産業者も協力しやすいマンションを高く売りたいのか、それとも早く売りたいのかを明確に決めていると、不動産業者も売り主の希望に合わせたアドバイスや提案をしてくれます。
しかし、売り主の意見や方針がブレてしまうと、プロでも正確なサポートはできません。 高く売りたい場合の売却戦略とは●マンションの高額売却を得意としている不動産業者に相談する高額売却を目指すなら、中古マンションの高額売却実績を持つ不動産業者に相談するのがおすすめです。 同じように中古マンション売却を得意としていても、予算2,000万円の顧客を中心に取引している業者と、予算1億円の顧客を中心に取引している業者では、ノウハウも顧客のネットワークも違います。 家を高く売るための技術や、経験を持っている不動産業者を頼りましょう。 ●ホームステージング等を駆使してマンションの魅力を最大限高める中古の不動産は減点方式で評価されることが多いため、目につく欠点がたくさんあると価格が下がってしまいます。内覧時の印象が悪ければ家は売れないので、壊れている部分を補修したり、ホームクリーニングやホームステージングをしたりして魅力的な内装に仕上げましょう。 特に重要なのは、玄関を入った瞬間、部屋に入った瞬間に目に入る場所の高級感です。人間は、部屋に入った数秒でマンションの第一印象を決めてしまうので、内覧者が最初に見る場所に絵を飾るなどして好印象を残す工夫をしましょう。 早く売りたい場合の売却戦略とは●売り出し価格を工夫してお得感を演出マンションをなるべく早く売りたい場合は、値付けの仕方に一工夫加えることをおすすめします。 日本では、心理的に値段の末尾に「8」が入っていると財布の紐が緩みやすい傾向があります。ただ、明らかに相場より安すぎるとかえって怪しまれてしまいます。相場2,000万円前後、査定額2,000万円のマンションを売る場合は、金額を1,980万円にするなどして、「適度な安さ」を演出しましょう。 ●相場通りの金額で売り出し大幅な値引きで短期売却を狙うあえて相場通りの金額で販売しておいて、有望そうな買い主が出てきたら、内覧の際一気に値引きを持ちかけて取引を成立させてしまうというやり方もあります。 「今だけ」「あなただけ」というキャッチフレーズは、テレビショッピングでも不動産売買でも同じように効果的です。 まとめ
不動産売却は、「こういうふうに売りたい」という売り主の希望を叶えるための手続きです。
ただ、高く売るか早く売るかどちらが良いのかわからないという方もいるでしょう。 |