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column 523.
不動産の「買取」には応じるべき?買取保証の注意点2021-11-12
不動産を売却する際、「売れ残った場合は業者が買い取ってくれる」または「買取業者を紹介してくれる」という保証を受けられるのが買取保証サービスです。
ただし、仲介と買取の良いところを両取りできるように見える買取保証サービスも、万人におすすめできるものではありません。 不動産業者の買取保証とは●仲介で売れ残ったとき業者が不動産を買い取ってくれるサービス
不動産業者の買取保証とは、仲介によって売り出した土地や住まいが一定の期日までに売れない場合、仲介業者や仲介業者の紹介する不動産業者が物件を買い取ってくれるサービスのことです。 ●買取と仲介の違い買取は、不動産業者が買い主となって売り主の家や土地を買ってくれる取引です。取引をする不動産業者一社との交渉になるため、不動産広告も不要で、いつ現れるかも分からない買い主を待つ必要もありません。早ければ数日、遅くても1ヶ月以内には不動産を現金化可能です。一方、仲介の場合、不動産業者はあくまでも広告宣伝の代理人として第三者の売り主を探してくれます。ほとんどのケースだと仲介買い主は一般消費者ですし、広告も出すため需要の高い物件なら競争が発生し、高額売却も可能です。買取と仲介はそれぞれ特徴が違うので、売却する不動産の属性や個人的な売却の条件に応じて使い分けると良いでしょう。 ●すべての業者で利用できるわけではない
なお、買取保証サービスは、すべての不動産業者で利用できるわけではありません。 買取保証の注意点●最初から買取を狙っている業者も存在する
買取保証を付けて不動産売却をする場合、気をつけて欲しいのが最初から買取を狙っている業者の存在です。
特に、不動産を売り出してから1週間、1ヵ月と問い合わせがなく、しきりに買取の利用をおすすめされた場合は注意すべきです。 ●買取は仲介よりも引き取り金額が安くなる
買取保証というよりも買取全般の注意点ですが、買取は仲介による売却よりも金額が安くなるのが一般的です。 買取保証が役立つケース●相続した不動産を売る場合
買取保証を付けた不動産売却をおすすめするのは、相続した不動産を売却する場合です。 ●離婚を機に持ち家の売却を進める場合
離婚をする際に財産整理として持ち家の売却する場合も、買取保証の利用をおすすめします。 まとめ不動産を売却する際、買取保証というサービスの利用をおすすめされる場合があります。
ただし、買取保証が役立つのは基本的に売却期限が決まっているケースです。
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