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不動産売却にハウスクリーニングは必要?依頼時のポイントや費用を紹介

2021-12-29

不動産売却にハウスクリーングは必要?依頼時のポイントや費用を紹介

不動産売却に、ハウスクリーニングが必要かどうかは、売り主や物件次第です。
ハウスクリーニングに10万円かけても、売却価格が1円も上がらず、売却期間を1日も短縮できないのであれば、クリーニングなしで売却した方が良いでしょう。
不動産売却で重要なのは、費やしたお金を上回るメリットがあるかどうか、売り主が見極められるようになることです。

今回の記事では、不動産売却におけるハウスクリーニングの必要性から、ハウスクリーニングのメリット・デメリット、依頼時のポイントに費用相場まで、ハウスクリーングを使いこなすための知識をお伝えします。

不動産売却におけるハウスクリーニングの必要性と判断基準

必要性はないが一定の効果はある

結論からいうと、不動産を売る時にハウスクリーニングをする必要はありません。
なぜなら、ハウスクリーニングによって家の中がきれいになっても、ほとんどの場合不動産価格は高くならないからです。

もちろん、クリーニングされていない物件より、クリーニングされている物件のほうが清潔で見た目も良いため、買い主の心象は良くなります。
しかし、中古不動産の相場に影響するのは、主に築年数や立地です。

たとえば、同程度の築年数、同程度の立地を持つライバル物件が複数ある時、自身の不動産がハウスクリーニング済みできれいな代わりに、ほかより50万円高ければ、売れる可能性は低くなります。
不動産売却では、安易にお金のかかる工事やサービスを利用することで、損をする場合もあるため、明確なメリットがある場合にハウスクリーニングを利用しましょう。

ハウスクリーニングをおすすめするケース

物件が以下のような状態なら、ハウスクリーニングの利用をおすすめします。

・ゴミ屋敷化しており汚い

・生活臭やペットの匂いが取れない

・しつこい汚れ・落とせない汚れがある

特に、キッチン・洗面所・トイレの水回りは古さや汚れが目立つため、ハウスクリーニングの効果が高いです。
また、長年の生活やゴミの放置、ペットの飼育で染み付いた匂いは、掃除をしても中々落とせないため、プロの力を借りましょう。

ハウスクリーニングをする意味があまりないケース

以下のような物件は、ハウスクリーニングをしても大きな効果を期待できません。

・築浅物件やリフォーム済み物件

・家をきれいに保っており、目立った汚れや匂いのない物件

・購入後に自分でリフォームしたい層をターゲットにする場合

中古住宅は、ある程度劣化していることが前提の商品なので、日頃からきれいに保っている物件、築浅・リフォーム済み物件はハウスクリーニングが不要です。
また、「自分でリフォームするから安く買いたい」という相手に物件を売り込む場合、部屋がきれいさより価格が重要なので、ハウスクリーニングの効果は薄れます。

不動産売却でハウスクリーニングをするメリット・デメリット

内覧時の印象が良くなる

不動産売却前にハウスクリーニングを行う最大のメリットは、物件の印象が良くなることです。
不動産は、どれだけ広くて立派な家でも、物件写真で興味を持ってもらえなかったり、内覧の第一印象で「微妙だな」と思われたりすると、売れません。

逆に、物件写真や内覧の印象が良いと、内覧希望者も増えますし、内覧から成約につながる可能性も高くなります。
たとえほかの物件より明確に優れている部分がなくても、「ほかの物件よりきれい」なことを強みにできるのが、ハウスクリーニングの効果です。

部屋がきれいだと値引き交渉に強くなる

中古不動産市場では、室内に目立つ汚れや傷があると、値引き交渉の材料にされてしまいます。
しかし、ハウスクリーニングを行い、家をきれいな状態にしておけば、「ここに問題があるから安くして欲しい」という主張が難しくなるため、無茶な値引きをされても付き合う必要がありません。
物件に興味を持つ買い主が増え、内覧者が増えれば、早期売却の可能性が高まるというメリットもあります。

プロに依頼するとお金がかかる

ハウスクリーニングのデメリットは、お金がかかることです。

クリーニング費用の相場は、ファミリー世帯向けのマンションや戸建てなら、家全体で10万円前後、キッチンやトイレなど個別に掃除を頼む場合は1箇所あたり1~2万円となっています。

ハウスクリーニングの料金を売り出し価格に上乗せすると、不動産が相場より高くなり、売れ残りやすくなるため、ハウスクリーニングしない方がお得なケースも多いです。

ハウスクリーニングの賢い使い方

水回りなど汚れのひどい場所の掃除をピンポイントで頼む

ハウスクリーニングは、何箇所も頼むと費用がかさむので、ピンポイントで依頼しましょう。
特におすすめなのが、キッチン・レンジフード・浴室・トイレ・洗面所などの水回り。

使用頻度が高く、汚れが目立つ場所ですし、内覧者も重点的にチェックする場所なので、プロにクリーニングしてもらうと大きく印象を改善できます。

手の届く場所や、素人でも落とせる汚れは、自分達で掃除して費用を節約しましょう。

ハウスクリーニングは内覧前に行うのがおすすめ

ハウスクリーニングを行うタイミングは、内覧前です。
ハウスクリーニングの目的は、家をきれいにして、広告を見た方や内覧者の印象を良くすることなので、できれば物件広告を撮る前にクリーニングを入れましょう。
一度きれいにしておけば、買い主が決まるまで、簡単な掃除をするだけで清潔さを維持できます。

また、家を売る場合、引き渡し時までに荷物を運び出し、空き家にしておく必要があります。
なかなか掃除や片付けを始められない方は、ハウスクリーニングを頼み第三者を招くことで、掃除や片付けのモチベーションを高めるのもおすすめです。

査定前にハウスクリーニングをする必要はない

不動産業者の頼む査定は、ハウスクリーニングの有無で結果が変わりません。
そのため、査定前のハウスクリーニングは不要です。
むしろ、査定前にハウスクリーニングを受けると、「プロの目から見て、ハウスクリーニングしたほうが良い物件だったのか」を質問できなくなるため、クリーニングは査定後に検討しましょう。

不動産業者と契約した後、売り主としても不動産業者のアドバイスでも、ハウスクリーニングが必要だと感じた場合に利用するのが、効率的です。

ハウスクリーニング業者選びのポイント

複数社から相見積もりを取って料金を比較する

ハウスクリーニング業者を選ぶ時は、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービスを比較しましょう。
なぜなら、一口にハウスクリーニング業者といっても、実績や料金は業者ごとに異なるからです。
依頼する業者を適当に選んだ結果、実力不足の相手に仕事を頼むと、クリーニングの結果にも満足できません。

また、業者選びでは、安すぎる業者を避けることも重要です。
相場と比べて明らかに金額が安い業者は、サービスの質が悪かったり、悪徳業者だったりする可能性があります。

賠償責任保険に加入している業者を選ぶ

ハウスクリーニング業者を数社比較し、どこに依頼するか迷った時は、賠償責任保険に加入しているかどうかを気にしましょう。
賠償責任保険とは、ハウスクリーニング中にスタッフが家具や家電を落として床を傷つけたり、誤って水漏れを発生させてしまったりしたときに下りる保険です。
万が一に備えて保険に加入している業者は、トラブルが起きても責任を取ってくれる可能性があるため、比較的安心して利用できます。

ハウスクリーニング業者の繁忙期を避ける

ハウスクリーニングの料金は、引越しと同じく、繁忙期に高くなるケースが多いです。

エアコン掃除が増える6~8月、引越しシーズンの3~4月、大掃除シーズンの12月は、ハウスクリーニング料金が高くなったり、予約を取りづらくなったりするため、繁忙期の依頼は避けましょう。

また、不動産業者によっては、提携業者がいる場合もあります。
どこに頼めば良いかわからない時は、ハウスクリーニング業者を紹介してもらっても良いでしょう。

ハウスクリーニングを使わずに内覧の印象をアップする方法

不用品の断捨離による開放感の演出

ハウスクリーニング以外で、内覧時の心象をアップできる方法として効果的なのが、断捨離です。
基本的に、物が多い部屋と物が少ない部屋を比べた場合、物が少ない部屋の方が、開放的に見えます。
掃除をして清潔にしていても、物が多いと散らかっている印象になってしまうので、部屋の広さや清潔感をアピールしたい場合、断捨離はおすすめの方法です。

ホームステージングで魅せる内覧を提供

ホームステージングとは、家の中をおしゃれに整え、モデルハウスのような空間にする手法のことを指します。
部屋の中の家具・家電・不用品を運び出し、テーマに沿った家具や小物を配置することで、モダン、南国風、木目調で落ち着いた空間などを演出可能です。

不動産売却では、ほとんどの場合、空室を見せます。
殺風景なライバル物件との差別化を図るという意味でも、注目されているアイデアです。

換気・消臭・室温調整の徹底

内覧をする際は、事前に2箇所以上の窓を開けて換気し、匂いが出やすい場所は消臭、さらにエアコンなどを使って室温も調整しましょう。
なぜなら、内覧時に生活臭がしたり、暑さ・寒さを感じたりすると、物件の印象が悪くなるからです。
内覧で悪印象を持たれると、そう簡単には挽回できません。
香り付きの消臭剤も、好みが別れるため、無臭の消臭剤を使ったり、定期的に水周りの水を流したりして、匂いの発生を抑えましょう。

まとめ

不動産売却に、ハウスクリーニングは原則必要ありません。
しかし、ハウスクリーニングを頼むと、内覧時の印象が良くなり、内覧後の成約にもつながりやすくなります。
汚れが目立つ物件や、ペットを飼っていた物件は、特に効果が大きいため、物件に合わせてハウスクリーニングを頼むかどうかを決めましょう。

なお、ハウスクリーニング業者にも良し悪しがあります。
相見積もりを取り、依頼する箇所を厳選して、より良い内覧体験を提供しましょう。