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				不動産は買ったときよりも高く売れる?売却時のポイントも共有2023-02-20
 
不動産の値上がりに関するニュースを見て、「今なら買ったときよりも高く売れるのでは」と考える方も多いでしょう。
ただし、不動産は定価のない商品です。
良い不動産でないと、買ったときより高くは売れませんし、売り方次第では売却金額が下がることもあります。
 買ったときよりも高く売れる不動産はあるの?●買ったときより高く売れる物件はほんのひと握り
基本的に、買ったときよりも高い価格で売却できる物件は、不動産市場全体の中でも一握りです。
なぜなら、建物は新品の時が一番、頑丈かつキレイで高価だから。
不動産は、古くなっていけばいくほど経年劣化が進み、問題が出てきたりメンテナンスをして性能を維持したりする必要が出てきます。
 ●長年安定した人気を持つ立地にある物件高額売却できる不動産の多くに共通するのが、立地の良さです。 土地の価値は、そのエリアがどれくらい便利なのか、どれだけ多くの人が欲しがっているのかによって決まります。 特に、長年安定した人気を誇るエリアの土地は、土地自体の利便性や魅力が落ちない限り地価が上がっていくので、建物の経年劣化分を差し引いても、買った時より高く売れる可能性が高いです。 ●再開発等で購入後に地価が高騰したエリアの物件
 など、不動産を買った後に何らかの要因で地価が高騰している場合も、買ったときより高い金額で売却できる可能性があります。 ただし、突発的な事情で地価が上がっているエリアは、今後10年、20年と安定的に地価が上がっていく保証はありません。 地価がピークに達する瞬間を待って売ろうと考えていると、売り時を逃してしまうので、購入後に人気が出て価格が上がっている不動産は、早目に手放すことをおすすめします。 ●築年数の浅い物件
一般的な一戸建ては、築20年少々で建物部分の資産価値がほとんどゼロになってしまうので、高額売却するのが困難です。
逆にいうと、築年数の浅い物件であれば、建物自体に価値が残っているため、買った時より高く売れる可能性があります。
特に狙い目なのが、立地の良い場所に建っているマンションです。
 不動産売却時のポイント●相場よりも安い価格で売らない不動産を売るときに重要なポイントの一つが、周辺の相場を調べて、売り出し価格を相場よりも安くしないことです。 不動産にはエリアや築年数、間取りに応じた相場があり、大抵の物件は相場に近い金額で売れていきます。 不動産の値付けを相場より安くしてしまうと、買い主が早く見つかる代わりに売却価格が下がってしまうので、買った時より高く売りたいなら、相場とのバランスを考えて価格を決めましょう。 ●相見積もりを取る不動産売却では、実力があったり性格的な相性が良かったりする不動産業者に仲介を頼んだ方が、物件も高く売れます。 ただし、不動産売却一社の見積もりを取っても、相談先が自分に合っているのか判断できません。 そこで重要なのが、相見積もりです。 複数の業者から見積もりを取って、一番信頼できると感じた業者を選びましょう。 ●購入額より売却金額のほうが高くなるときの注意点
不動産の購入額より売却金額の方が高くなると、譲渡所得税の納税が必要になる場合があります。
譲渡所得税は、何かしらの財産や商品を売って黒字になったときにかかる税金です。
 まとめ
長年好立地で安定した人気を誇るエリアの物件や、再開発等で地価が高騰している土地の物件、築年数の浅い物件などは、購入したときよりも高く売れる可能性があります。
ただ、好条件の物件なら、何か工夫をしなくても高く売れるわけではありません。
不動産を高く売るためには、物件の相場を調べたり、相見積もりを取って相性の良い不動産業者を選んだりすることも重要になってきます。
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