
人のお宅の屋根ってみたことがありますか?最近では南側に太陽光発電が乗っていることも多くて屋根材なんてさらに見えにくいかもしれません。
屋根はいつも建物を守るために雨風を受けているので一番見えにくいけれどメンテナンスを必要としている箇所でもあります。屋根のメンテナンスの方法をおさらいしてみましょう。
日常的なお手入れは不要
お部屋をお掃除するように屋根をいつもお掃除するようなことはしなくても良いですが、日本の四季の変化を乗り越えていけるだけの耐久性を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。その定期的なメンテナンスの時期は屋根の材質によって変わってきます。日本瓦ですと50年~100年。
スレート材屋根なら30年~50年。ガルバニウム鋼板屋根は30年~。日本瓦のメンテナンスは不要と言っていいほど耐久性がありますが、台風や地震といった災害が起こった際にはずれや割れ、ひびが入る可能性があるのでチェックが必要です。
表面を塗り替えるメンテナンス
トタン屋根を昔はお父さんがペンキを塗って修理していたようですが、今どきの家は屋根が高いこともあって業者にお願いするのがベストです。
塗り替え作業で一番重要なことが洗う事。表面に付いている汚れをしっかり落として乾かし、そこからやっと塗料を塗るので手間がかかります。業者がゆっくりやっているわけではありません。
屋根の塗料にはランクがあるので、安ければいいというわけではないので、一つから二つほど上のランクのものにして、耐久年数がより長くなることを優先しましょう。
屋根材の交換
日本瓦については一枚一枚の製作にとっても時間がかかるものなので、一枚二枚のつもりでもちょっとお高め。それに比べるとスレート材の交換は簡単ですし安価な物です。
屋根に関しては耐久年数によってのお手入れの方法も予想しておく必要がありますがほとんどの場合、建物自体の耐久性能は30年と言われておりますので、屋根材の方が更に丈夫です。
建物の寿命が屋根の寿命と同じくらいあると考えると屋根材を交換する可能性もあまりありませんね。
雨漏れの場合の注意点
雨漏れがあったりすると、考えられる補修は屋根材だけでは済みません。雨が流れていった後を追っていくと木造なら躯体の腐食、他にも断熱材のカビなど。
雨水が慢性的に流れ込んでいるようなら大掛かりな補修工事が必要になります。こんなことになってしまう前に定期的な点検が必要になります。屋根材のひびや割れが雨漏れの大きな原因の一つです。
屋根が見える近所の高い建物から双眼鏡などで覗いてみると点検が簡単ですね。
積雪の多い地方には隣接している道路や土地に屋根の雪が滑り落ちないための雪止めが付いていることもあります。そういった特殊な金具のサビや破損にも気を付けて点検しましょう。
