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column 148.
住宅ローンはどうやって借りる?借りるまでの流れや事前審査と本審査の違い2016-07-28
マイホームを買うときは、住宅ローンを借りて代金を支払うのが一般的です。
「住宅ローンってどこから借りるの?」
といった疑問を覚える人も多いでしょう。 住宅ローンを借りる際の流れ住宅ローンを借りるときは、 ・金融機関を比較して借りたい住宅ローンを決める(期間未定) といった流れで手続きを進めるのが一般的です。 各項目ごとに詳細を説明します。 ●住宅ローンを比較して申し込み先を絞り込む住宅ローンは、金融機関によって金利や審査の厳しさ、付帯サービスの有無等が大きく変わってきます。 また、借入額や金利タイプの違いによっても借りやすさ、返済のしやすさに違いが出てくる点にも注意が必要です。 「住んでいる地域の大手地銀で住宅ローンを組む」 など、自分に合った方法で相性や条件の合う住宅ローンを絞り込みましょう。 ●借入額を計算する住宅ローンの借入額は、 基本的に、年収が多く勤続年数も高く、大企業の正社員や公務員といった「将来的に収入が落ち込むリスクの低い」人ほど高額ローンを組みやすいです。 ただし、無計画に上限ぎりぎりのローンを組むと、月々の住宅ローン返済だけで生活が立ち行かなくなってしまいます。 そのため、住宅ローンを組むときは、 また、家を買うときは、土地や建物の代金だけでなく、引っ越し費用や各種手数料、家具・家電の購入費にリフォーム費用などもかかります。 適切な借入額を計算するためには、経験や専門知識が必要になってくるため、不動産会社や不動産購入に詳しいファイナンシャルプランナーへ相談したうえで金額を決めるのがおすすめです。 ●事前審査の申し込み詳しい内容や違いは後で解説しますが、住宅ローンを組む場合は、 本審査を受けられるのは、事前審査で問題のなかった人だけなので、住宅ローン利用者にとっての必須知識だと考えておきましょう。 ただし、住宅ローンは非常に借入額の大きな融資なので、落ちることもあります。 なお、事前審査に申し込んでから結果が返ってくるまでの期間は、1週間程度です。 ●本審査の申し込み事前審査をクリアしたら、本審査に申し込めるようになります。 本審査は、事前審査よりも審査基準が厳しくなるのが一般的です。 とはいえ、内容に不備があったり、申請事項にうそやごまかしがあったりする場合は本審査を通過できません。
「転職したばかりで年収が一時的に下がっているから、前の職場の年収を書く」 ●融資実行住宅ローン本審査に通ったら、後は実際にお金を貸してもらうだけです。 ただし、本審査に通った当日にすぐ融資実行してもらえるわけではありません。 基本的には、「不動産の引き渡し日」が、住宅ローンの融資実行日にもなります。 ●申し込み~融資実行までの期間は2ヵ月前後金融機関に住宅ローンの申し込みをした後、事前審査の申し込みから融資の実行までにかかる時間は、2ヵ月前後見ておけば問題ありません。
ただし、実際に時間がかかるのは、事前審査を行う前の段階です。 事前審査と本審査は何が違うのか?●最低限の返済能力をチェックするのが事前審査事前審査は、不動産の売買契約を結ぶ前に行う見積もりや査定のようなものです。 たとえば、すでにいくつかのローンを組んでいて住宅ローンの返済をする余裕がない人や、自己破産をしている人など、明らかに本人の年収では返済できない融資額を希望している人などをふるいにかけるための審査です。 ●本格的に返済能力を判断するのが本審査本審査は、「本当に返済できるのか」「返済できなかった場合に物件を売って元金を取り戻せるのか」を本格的に調べる手続きとなっています。 事前審査に比べて、審査内容が厳しくなっているのが最大の特徴です。 申し込み者の年齢や持病の有無・病歴といった健康状態に加えて、連帯保証人の有無なども厳しくチェックされるため、申請内容に不備がないよう注意しましょう。 ●審査にかかる時間も異なる5事前審査は、必要最低限の返済能力を持っているかどうか、致命的な問題を抱えていないかを調べる簡易的な審査なので、申し込んでから1週間ほどで結果がわかります。 なお、事前審査や本審査の審査時間を短縮する確実な方法はありません。 住宅ローンの事前審査(仮審査)●事前審査とは?住宅ローンの事前審査は、住宅ローン利用者の返済能力をチェックするための手続きです。 ただし、事前審査に何度も落ちると、住宅ローンの審査を突破するのが難しくなっていくので、できれば1~2回のチャレンジで事前審査を突破できるように準備を整えましょう。 ●事前審査で見られる内容は?住宅ローンの事前審査で主にチェックされるのは、 基本的に、事前審査は自己申告した内容に問題がないか見てもらう手続きなので、必要書類等もそれほど多くありません。 ●事前審査の審査期間は?事前審査の審査期間は、およそ1週間。 ●事前審査で準備しておく必要書類事前審査では、 ●事前審査で注意するポイント事前審査で注意すべきポイントは、できるだけ嘘やごまかしをしないことです。 住宅ローンを始めとする高額ローンは、基本的に申し込み者がある程度「お金を返せる」という信用を持っているからこそ受けられます。 また、事前審査の段階で、自分の年収や属性に合わせた金融機関の厳選と、融資額の計算をしておくことも大切です。 押さえておきたいのがそのほかのローンの扱い。 しかし、数字上問題がないように見えても、クレジットカードのキャッシング枠やスマホの割賦支払いなど、本人が自覚していないローンがあると審査に落ちる場合があります。 なお、事前審査を通過した後に新しく別のローンを組むと、本審査に通りづらくなる可能性も考えられるので、住宅ローンの申し込み中は住宅ローンの準備にのみ集中するのがおすすめです。 住宅ローンの本審査●本審査とは?住宅ローンの本審査とは、実際に融資を受けられるかどうかが決まる最終審査のことです。 ●本審査で見られる内容(基準・審査項目)は?細かい審査基準や審査項目は、金融機関によって異なります。 ただ、一般的に本審査でチェックされているのは、 非常に多くの項目をチェックされることになるため、必要書類も事前審査より多くなります。 ●本審査の審査期間は?本審査の審査期間は、2週間から1ヵ月ほど。 ●本審査で準備しておく必要書類住宅ローンの本審査では、事前審査で提出した書類に加えて、さらに以下の書類が必要です。 ・本審査の申込書 「事前審査で提出した書類は省略できる」というわけではないので、記入ミスや抜け漏れのないよう提出前に確認しましょう。 まとめ
今回は、住宅ローンを借りるための基礎知識として、借り入れの流れや事前審査と本審査の違いについてお伝えしました。
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