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column 318.
夏バテはどうやって対処すればいい?夏バテの予防・対処法2017-08-28
年々暑くなっていく日本の夏を乗り切るために知っておきたいのが、夏バテの予防や対処法です。キャンプや山登り、海といった外でのレジャーを楽しみたいと思っても、夏バテで憂鬱な状態になっていると思うように夏を満喫できません。 そこで今回は、夏バテの原因や症状の解説を通じて、夏バテの予防法・対処法をご紹介します。 夏バテの原因は?●脱水夏バテを起こす重な要因は、発汗による脱水と体温の上昇です。汗をかいて水分が不足すると、汗をかけなくなってしまい、体温が下がらなくなってしまいます。
といった状態が続くと、いわゆる夏バテになってしまうのです。 ●温度差
など、温度差の激しい場所を行き来すると夏バテになってしまいます。人間は、気温に合わせて体調を調節する機能を持っていますが、暑い場所と涼しい場所を短時間で行き来すると体温調節が追いつきません。体温調節機能の切り替えは、自律神経によって行われているため、温度差のある場所を行き来することで自律神経が乱れてしまうと、体調を崩しやすくなる点にも注意が必要です。 ●睡眠不足休養不足も、夏バテを引き起こします。高層ビルが多く緑地の少ない都市部では、夜になってもなかなか気温が下がりません。寝苦しい熱帯夜が続くと、睡眠時間が減ったり睡眠が浅くなったりするため、疲れが取れず暑さに対応できなくなってしまうのです。夜間、寝ている間は相当量の汗をかいてしまうため、夜寝るときはエアコンを使って快適な室温を保ちましょう。 夏バテの症状は?●倦怠感夏バテが引き起こす典型的な症状の一つが、体のだるさです。夏バテになると自律神経のバランスが崩れたり、寝不足が続いたりするため、「何となく頭がぼんやりしている」「やる気が出ない」といった症状に悩まされることになります。夏バテの疲労感や倦怠感から食事や睡眠をおろそかにしてしまい、さらに体調の悪い状態が続くケースも少なくありません。 ●免疫力の低下夏バテになって疲労が残ったり疲れが回復しなくなったりすると、免疫力も下がってしまいます。風邪の原因となる最近は一年中活動しているので、油断するとすぐに夏カゼにかかってしまうのです。自覚症状が薄くても、カゼを引いている間は体内のウイルスを排除するために体が消耗するため、肺炎や流行病等への対策も必須だと考えておきましょう。 ●食欲不振夏バテになると、多くの場合食欲も低下します。食事の量や回数を減らすと疲労の回復が遅れますし、暑いからとアイスや冷たい炭酸飲料等をたくさん取れば胃腸が冷えて消化吸収の能力がさらに下がってしまうので、注意が必要です。人間の体は適度な栄養と十分な休養の両方がそろって初めて回復するので、そもそも夏バテにならないよう予防することをおすすめします。 夏バテの予防・対処法●規則正しい生活を送って栄養バランスの良い食事を取る夏バテを予防したり、すでに夏バテに苦しんだりしている場合、まずは規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事を徹底しましょう。外食やコンビニの食材などは、炭水化物と脂質の割合が高いです。筋肉や皮膚の回復にはタンパク質が必要ですし、疲労回復にはビタミンやミネラルも必須なので、できるだけ栄養価の高い食事を選ぶことをおすすめします。 ●暑さを我慢せずにエアコンを使う時間を問わず、暑いと感じたら躊躇せずにエアコンを使いましょう。夏バテになって体を疲労させるより、快適な室温で過ごした方が仕事もプライベートも楽しめます。我慢をした結果体調を崩してしまっては意味がありません。比較的新しいエアコンなら電気代もそれほど高くならないので、夏場は意識して空調を活用するのが健康の秘訣です。 ●外にいるときは定期的に涼しい場所で休憩するお買い物や仕事の外回りなど、外で過ごす場合は意識的に休憩を取りましょう。「暑いな」「喉が乾いた」と感じる前に休憩を取っておけば、脱水や夏バテを回避できます。我慢をしても得られるものはありません。自分の体調に気づけるのは自分だけなので、喫茶店に入ったり空調の効いた店舗に立ち寄ったりして、体温と体調をうまく調整しましょう。 ●こまめに水分と塩分を摂取する
夏バテの要因である脱水やミネラルバランスの崩れは、水分・塩分の摂取で回避できます。 まとめ夏になるとやってくる憂鬱な夏バテは、こまめな水分・ミネラルの補給や適度な休憩、規則正しい生活と就寝時のエアコン利用である程度避けられます。夏の暑さを我慢して夏バテになっても、仕事やプライベートを楽しめなくなるだけです。夏バテになるメリットはないので、夏バテ対策を充実させて、暑い時期を快適に乗り切りましょう。
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