
皆様、新年いかがおすごしでしょうか。
「羽子板」、「カルタ」と家族で盛り上がる遊びが盛りだくさんのお正月。
そんな中でも家族全員が一緒に盛り上がることができる遊びがあります。その名も「福笑い」。
何故だか大笑いしてしまう不思議な力が「福笑い」にはありますよね。これもネーミングの力でしょうか。
福笑いの楽しみ方
「福笑い」は目隠しをして顔の輪郭の台紙上に顔のパーツを置いて楽しみます。
一般には「ひょっとこ」や「おかめ」の「顔のりんかく」だけが描かれた紙をしきまして、そこに目隠しをした人が別途用意された「目・鼻・口」などが描かれた紙片をのせて遊ぶというものです。
顔の部品がとんでもない所に置かれるのが、このゲームのおもしろさ。変な顔になればなるほど面白い。
また、実際に目隠しをしている人だけでなくそれを見ている人達、つまりその場にいる全員が一緒に楽しめるのも「福笑い」のいいところです。
そして何故だか何度やっても誰がやっても全員一緒に大笑いしてしまう。
毎回違う顔になるからまったく飽きがこない。本当に素晴らしい遊びです。
起源は謎
「福笑い」は、江戸時代後期ごろに登場したと言われています。
そして明治時代中期には正月の遊びとして定着していたそうですが、起源ははっきりしていません。
ただ主に正月に行う事と、変な顔を見て皆で笑う事から「笑う門には福来る」という意味合いが込められていると考えられています。
つまり、「めでたいお正月は家族みんなで大いに笑って今年の福を呼び込んじゃいましょう」という祈願みたいなものだと思います。
「福笑い」は紙とペンがあればどこでも出来る
なんと言っても「福笑い」の素晴らしいところは誰でも簡単に遊べる所です。
しかも用意するのは紙とペンだけ。
紙とペンがあればいつでもどこでも遊べちゃう。なんてリーズナブルな遊びなのでしょうか。
目を隠す布もあればいいですが、別に目隠しがなくても目をしっかり瞑れば大丈夫です。
基本にそって「ひょっとこ」や「おかめ」の顔で遊んでも楽しいですが、ちょっとアレンジしてご家族の似顔絵やご友人の似顔絵などのオリジナルの顔で遊ぶのもきっと楽しいと思いますよ。
またプリンターやコピーを利用して顔写真で「福笑い」を作るもの面白いかもしれません。
大いに笑いたい皆様、是非「福笑い」をお楽しみください。
「笑う門には福来る」ということで、年の始めの今こそ、大きな笑い声で大きな福を呼び込んじゃいましょう♪
わっはっは!