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column 885.
マンションを買うなら対策必須!騒音トラブルの良くある原因と対処法2024-05-15
マンションを買う際に、切っても切り離せないのが騒音トラブルです。
ただし、音が伝わる仕組みや騒音の基準、良くある騒音トラブルの事例、予防策などを知っていれば、騒音トラブルのリスクを抑えられます。 本記事では、騒音トラブルを起こさず、起こされないようにするためのポイントをお伝えします。 マンションで騒音が伝わる仕組み
そもそも、なぜマンションは戸建てに比べて騒音トラブルが起きやすいのかというと、上下左右別の部屋と隣接しており、音が響きやすいからです。 何デジベル数以上で騒音になるの?
音の大きさは、デジベル(dB)という単位で表します。
一般的に、60デジベルを超えると、多くの方が日中でもうるさいと感じるレベルになります。 代表的な騒音トラブルの例●足音やドアの開閉音
マンションで起きる騒音トラブルの代表的な例が、ドアの開閉音や足音です。
足音などの生活音は、発生する頻度が高い分、音量が大きくなくてもトラブルになりやすいです。 ●テレビや楽器の音漏れ
テレビや楽器の演奏音も、騒音トラブルの良くある事例です。 ●ペットの吠え声
飼い犬が大声で何度も吠えたり、猫が運動会を開いて着地音を響かせたりした結果、騒音トラブルになるケースも多いです。 ●深夜・早朝の生活音
深夜や早朝など、多くの方が寝静まっている時間帯は、日中なら問題にならない生活音も騒音トラブルになりやすいです。 騒音について定めた法律はある?騒音に関する法律は、工場など、事業者に向けて一定以上の騒音を出さないよう配慮を求めるものなので、住宅内の騒音に関する法律はありません。
ただし、行き過ぎた騒音で周囲に迷惑をかけたり、騒音が原因で体調を崩す方が出たりすると、迷惑行為として条例違反になったり、訴えられたりする可能性があります。 騒音トラブルを減らせるマンション選びのポイント●角部屋角部屋は、最低でも1部屋隣接する部屋が少ないため、騒音トラブルに巻き込まれる可能性は少ないです。
特におすすめなのは、1階または最上階の角部屋です。 ●壁や床が分厚い鉄筋コンクリート造
防音の基本は、重量と密度を上げることです。
ただし、同じ鉄筋コンクリート造でも、壁の厚さや防音面の配慮は建物によって差があります。 ●気密性の高い二重窓を採用している
外の騒音や、家の中から出ていく騒音は、ほとんどが窓から出入りします。
特に、交通量の多い道路に面している部屋は、二重窓の有無で快適さが変わります。 騒音トラブルを避けるためにできること●入居時に上下左右の住民へ挨拶して顔見知りになる
マンションの騒音トラブルを回避する手段として、挨拶回りは非常に効果的です。 入居時に挨拶をして子どもやペットがいることを伝えたり、マンションの廊下ですれ違う時に挨拶をしたり、防災訓練や管理組合に参加したりして、交流を深めましょう。 ●クレームが入る前に防音工事や騒音対策をする
騒音トラブルは、我慢の限界を迎えてから苦情に至るケースが多いです。
そこで重要なのが、事前に対策することです。 騒音トラブルになってしまった場合はどうすれば良いの?
騒音トラブルの当事者になってしまった場合、管理組合や管理会社経由で話し合いましょう。
また、騒音に関する相談は、役所・保健所・消費生活センターでも受け付けています。
ただ、騒音トラブルを法的に解決しても、お互いが同じマンション内に住んでいる限り、同様のトラブルが起きる可能性があります。 まとめマンションは、構造上壁や床を通じて音が響きやすいので、どんな物件を選んでも騒音トラブルに巻き込まれる可能性があります。 ただし、防音性の高いマンションを選んだり、挨拶回りをしてご近所の方々と顔見知りになったりしておけば、ある程度は騒音トラブルを予防可能です。 苦情が入ってから対応するより、苦情が入らないように立ち回る方が楽なので、適度なご近所付き合いをして、何かあっても話し合いで解決できる関係性を築きましょう。 |