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column 269.
不動産売却の引渡日に必要なものは?当日の流れを解説2019-03-27
「手違いやミスがあってはいけないから、物件の引渡日当日の流れを知っておきたい」 当日の流れや必要なものは仲介を頼んだ不動産業者から指示してもれますが、大きな金額を動かす取引だけに、自分でも手順を把握しておいた方が安心です。 そこで今回は、不動産売却当日に行う手続きと流れ、そして当日必要になるものをまとめてご紹介していきます。 不動産売却当日に行う手続き●登記関係の手続き(抵当権の抹消・所有権移転登記)不動産売却は、売り主が物件の売却代金をもらい、物件の登記を買い主のものへ書き換えた時点で完了です。 法務局に登録されている「登記」は、不動産の法的な所有権を示すものなので、登記関係の手続きをするまで不動産売却は終わりません。また、売り主が手放す物件にまだローンが残っている場合、買い主から受け取った売却代金等でローンを一括完済し、抵当権を外す必要もあります。 コストを安く抑えたい場合は、登記手続きを自分でしてしまうのも手ですが、ミスなく取引を進めたいなら司法書士へ依頼しましょう。多くの場合、事前に伝えておけば、不動産業者側で司法書士を手配してくれます。 ●売却代金の決済
売却代金の決済と登記の手続きは、物件の引渡日にまとめて行うのが一般的です。 売却代金の決済方法は、銀行振り込みか現金払いのどちらかが多いです。小切手払いを利用する場合もありますが、小切手は不渡りになるリスクがあるため、基本的には現金での決済をおすすめします。 ●固定資産税等の清算
固定資産税は、「1月1日時点で不動産を持っている人」が納める税金です。 そのため、不動産の引渡日には固定資産税や都市計画税といった税金などを日割りで計算し、引渡日以降の分を買い主から売り主へ支払ってもらう作業も必要です。 ただ、どちらがこれらの費用を負担するかは、交渉次第で変わります。買い主側の負担を抑えて物件を売りやすくするため、あえて売り主側が税金等を負担するケースも少なくありません。 ●売却する不動産の鍵と重要書類を買い主へ渡す
売却代金の決済等が終わったら、売り主から買い主へ鍵を渡します。 ●不動産会社や司法書士への支払い仲介手数料は、売買契約を交わしたときに半額を支払い、引渡日に残金を精算することが多いです。不動産売却を不動産会社に仲介してもらっている場合、手続きの最後に仲介手数料を支払います
また、登記手続きを司法書士に依頼した場合は、同日に司法書士の報酬支払いも必要です。 不動産売却の引渡日に必要なもの不動産売却の引渡日に売り主が持っていくものは、以下の通りです。
忘れ物をすると買い主にも迷惑をかけてしまいます。当日は時間に余裕を持ち、荷物を確認してから手続きの現場へ向かいましょう。 不動産売却における引渡日の流れ
引渡日当日に、関係者が集まって最初に行うのが本人確認です。 その後の手続きは、不動産会社の事務所で行うこともあれば、銀行の応接室等を利用することもあるため、取引によりけりです。
売却する不動産の決済やローンの完済、登記の書き換えは同時に進めていきます。
最後に、固定資産税等の精算と仲介手数料その他の支払いを行います。 まとめ不動産売却の引渡日は、代金や税金の精算、登記関連の手続きなどやるべきことが多いです。お金を払ってもらって鍵を渡すだけというわけにはいかないので、当日スムーズに取引を終えられるよう、事前に流れを抑えておきましょう。 不動産売却の注意点や当日の流れをより詳しく知りたい人は、ぜひ当店へお問い合わせください。 |