|
<< 2025年11月 >>
月間アーカイブ
|
column 37.
不動産売却においては「資産価値」が重要!2017-02-02
不動産売却においては資産価値について知っておくことが大切です。 資産価値は一物四価とも五価とも呼ばれ、複数の指標がありますがそれらはどのようなもので、また資産価値はどのような理由で目減りして、どのような時に上がるのでしょうか。 資産価値とはマンションや一戸建てなどの不動産は住むためだけではなく、所有することで資産価値を手にすることができます。 不動産の資産価値を示す指標は国土交通省が算定する公示価格や、国税局が算定する相続税路線価などさまざまあり、一物四価や五価と呼ばれます。
一方、不動産の資産価値は一言で言うと「その不動産を売却した場合いくらで売れるか」ということだと言えます。 上記表の中では時価がもっとも資産価値を示していると言えるでしょう。 ●居住用不動産と投資用不動産居住用不動産は主に立地や、その建物を建てる際にどのような素材を使って建てているかといった点から価格が決まりますが、投資用不動産の場合その物件が生み出す収益性で資産価値が決まります。 居住用不動産と投資用不動産とでは資産価値の算定方法が異なると考えておきましょう。 資産価値が目減りする理由資産価値はどのような時に目減りするのでしょうか? ●新築から中古になると資産価値が落ちる新築住宅には物件そのもの価値より高い価格がつけられることが多く、新築住宅は買って住んだその瞬間に1割〜2割ほど資産価値が落ちてしまいます。 ●築年数が経つと資産価値が落ちるまた、不動産は築年数が経つと資産価値が落ちます。 2012年に東日本不動産流通機構が発表した「築年数から見た首都圏の不動産流通市場」によると、築0〜5年の中古マンション成約価格が3,917万円なのに対して、築21〜25年の中古マンション成約価格は1,551万円と実に6割も価格が落ちていることが分かります。
(中古マンションの成約状況)
(中古戸建住宅成約状況) 築年数が経つと住宅設備やデザインが古くなったり、劣化したりすること、また、購入後修復が必要だったりとさまざまな理由で資産価値は目減りしますが、立地の良いところに建つ物件など築年数が経っても資産価値の落ちない物件も存在します。 資産価値が上がる場合とは不動産の資産価値はどのような時に上がるのでしょうか? ●近くに学校や公共交通機関ができる不動産の資産価値は立地で決まりますが、立地の良い不動産とは、近くに便利な駅があったり、学校や買い物施設があったりする不動産の事を指します。 不動産の購入後に、近くで駅や学校を新設する計画が持ち上がったり、買い物施設が完成したりすると資産価値が上がる可能性があります。 ●近くで区画整理が行われる
同様に、近くで区画整理が行われて街並が整備されると資産価値が上がる可能性があります。 興味があれば聞いてみると良いでしょう。 ●マンションの場合管理体制も大切売却を検討している不動産がマンションの場合、そのマンションの管理がしっかりされているかで資産価値が変わります。 新築マンションは最新の設備を備え、外観も綺麗ですが実際に住むまでマンションの管理体制がしっかりしているかどうか知ることはできません。 しかし、中古マンションであればどのような管理がされているのかを事前に確認して購入することができるため、新築マンションより人気があることもあります。 まとめ
不動産売却においては資産価値が重要ですが、不動産の資産価値は築年数と立地が大切です。 こうした情報はその地域に詳しい不動産会社が知っているはずなので、不動産売却を検討する際には事前に確認しておくと良いでしょう。
|