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column 405.
不動産売却における仲介手数料の適正額を解説2020-08-21
不動産売却手続きには、さまざまなお金がかかります。 ただ、数十万円からときには100万円を越える費用を請求されるため、「何のための費用なのか分からない」「いくらくらいが適正額なのか知りたい」といった疑問を感じる人も少なくありません。 この記事では、不動産売却における仲介手数料の適正額を解説し、仲介手数料に関する良くある疑問についてもお答えしていきます。 そもそも仲介手数料って何?●不動産業者に支払う物件の売買手数料のこと仲介手数料とは、不動産業者に売却の仲介をしてもらう対価として支払う手数料のことです。 具体的には、
・売却物件の宣伝・広告費
といった、不動産売却に必要な作業の代金をまとめたものだと考えれば、わかりやすいでしょう。 法律上、不動産売却の仲介業務では仲介手数料以外のお金を請求してはならないと決まっているため、そのほかの費用はかかりません。 ●売買契約の締結時と引渡し日の2回払い
不動産売却の仲介手数料は、成功報酬です。 なかには、適当な名目で本来請求してはいけない費用を請求してくる悪徳業者も存在するため、仲介手数料が後払いであることは必ず覚えておきましょう。 仲介手数料の上限額は法律で制限されている
仲介手数料は、法律で上限額が決まっています。
・売却価格が200万円以下:売却価格の5%以内
ただ、本来の仲介手数料計算は、非常に複雑な計算をする必要があります。
・200万円×5%=10万円
といったかたちで800万円を基準ごとに分け、段階的に金額を計算する必要があります。 「不動産売却価格×3%+6万円+消費税」 という簡易版の計算式を利用するのが一般的です。 仲介手数料は不動産会社によって違う?適正額の見分け方
先ほどご紹介した仲介手数料の計算式と上限額は、あくまでも法律で決まった「上限」に過ぎません。
ただ、各社の仲介手数料は、基本的に公式ホームページなどでも公開されていないので、物件の見積もりを取って質問してみましょう。 仲介手数料に関する良くある疑問を解消●自分で不動産を売れば仲介手数料を節約できるのでは?
自分の手で買い主を見つけた場合、仲介手数料はかかりません。 ●仲介手数料が安いところが一番良いの?
必ずしも、仲介手数料の最も安い業者が良いというわけではありません。 ●途中で支払いを求められたらどうすれば良い?
売買契約の締結前に、不動産業者から何らかの費用を請求されることはありません。 まとめ
不動産業者に支払う仲介手数料は、「不動産売却価格×3%+6万円+消費税」が上限であり、業者によってはより安いところも存在します。
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