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column 706.
仲介手数料半額・無料は意外と損?仲介手数料を満額支払うメリット2023-12-15
不動産売却において、業者に支払う仲介手数料の負担は大きいです。 仲介手数料が高いと、その分、手元に残るお金が減ってしまうので、「仲介手数料半額・無料」といったキャンペーンに飛びつきたくなる方も多いでしょう。 ただ、不動産売却において、仲介手数料は安ければ安いほど良いというものでもないため、注意が必要です。 今回は、仲介手数料半額・無料キャンペーンの仕組みや、仲介手数料を満額支払うメリット、仲介手数料以外の節約ポイントについて解説します。 仲介手数料とは?
仲介手数料とは、不動産業者に買い主を探してもらったり、各種契約書を作ってもらったりする報酬として、業者に支払う手数料のことです。
パーセンテージだけを見ると少額に感じるかもしれませんが、不動産は売却価格が数百万円・数千万円単位。 仲介手数料半額・無料キャンペーンのからくり●両手仲介で利益を確保している
不動産売買の仲介業では、原則として、業者は売り主・買い主から「仲介手数料」しか受け取れません。
当然ながら、完全に利益がゼロだと不動産業者も立ち行かなくなってしまいます。 ●住み替えなど売却以外の部分で利益を出している
「不動産の売却だけでなく、住み替えまで任せること」が条件になっているケースもあります。 不動産を売るときに仲介手数料を満額支払うメリット●囲い込みのリスクを下げられる
囲い込みとは、「両手仲介をするために、ほかの業者経由で入ってきた問い合わせをシャットアウトする行為」のことです。
しかし、仲介手数料の安い業者を選ぶと、「自社で買い主を見つけないと赤字だから」という業者側の事情で、条件の良い買い主の問い合わせまで拒否される可能性があります。 ●不動産業者が売り主側の立場で仲介してくれる
仲介業者にとって、仲介手数料は唯一の売上です。 仲介手数料以外の節約ポイント●確定申告を行う
不動産を売った翌年に確定申告を行うと、各種控除を利用したり、売却によって出た損失を本業の所得から差し引いたりして、節税できる場合があります。 ●お金のかかるリフォーム・修繕を避ける
仲介手数料以外の出費を抑えるのも、効果的です。 まとめ
売り主からすれば、仲介手数料半額・無料のキャンペーンは非常に魅力的です。 不動産を少しでも良い条件で売りたいなら、仲介手数料にこだわらず、信頼できる業者に不動産を預けましょう。 |